ワーホリに行ったら、住む場所ってどんな選択肢があるんだろう?
みんなはいつ、どうやって住む場所を決めてるのかな?
ワーホリ中の住む場所は、規定で決められているわけではなく、すべて自分自身で決めることが出来るんです。
『ワーホリ中の住む場所』に疑問を感じているみなさんへ、多くのワーホリ経験者が実際に選んでいる滞在先をご紹介します!
<目次>
・外国の生活を知るなら:ホームステイ
・立地を優先したいなら:学生寮
・自分で自由に選ぶなら:シェアハウス
・住む場所によっても英語力の伸びが変わる
外国の生活を知るなら:ホームステイ
ワーホリ中に住む場所の代表例が、ホームステイです。ホームステイとは、現地の方の家に滞在し、その家庭の一員として生活するというスタイルの滞在先。ホームステイの宿泊費用を支払う代わりに、食事の提供を受けたり、居住スペースを借りるという形で住む場所です。
ホストファミリーはその国で生活し、その国の言葉を話す方々ですから、渡航して間もない皆さんが必要とする生活の知識を教えてもらうことができたり、英語の話し相手になってもらえたりなど、メリットはたくさん!
ワーホリの目的として「海外の生活を経験してみたい」というみなさんにとって、住む場所の確保だけでなく、現地の家庭に入ることが出来るホームステイは、実はとても貴重な機会になります。
ホームステイ先は、みなさんが行かれる学校や、ワーホリ協会の現地オフィスが直接手配します。そのため、ホームステイの申し込みは、学校を申し込むタイミングと一緒でOK!
詐欺被害などもありますので、決して、インターネットなどを通して見ず知らずのご家庭に連絡を取り、直接費用を支払うなんてことは止めましょう。
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立地を優先したいなら:学生寮
ワーホリ中に住む場所として気になる方も多いであろう、学生寮。スチューデントアコモデーション、などとも呼びます。ホームステイと違い、学生寮では食事の提供が無く、住む場所(部屋)を借りて自分で自炊をして生活します。
調理器具や食器などは設備に含まれることが多いですが、渡航した初日からスーパーへ行ったり、調味料や食材などを買い集めたりする必要がでてくるので要注意。もちろん最初のうちは外食でしのぐこともできますが、海外の外食産業は日本と比べて非常に価格帯が高く、毎日毎食を外食で賄うのは、お財布的にとても厳しいです。
(参考までに)
日本では700円程度で買えるマクドナルドのセットが、
・カナダ:約1190円
・オーストラリア:約1170円
・ニュージーランド:約1120円
など、日本の1.5~1.7倍もの価格と言われています。日本の外食産業は世界的に見ても、そのクオリティーに対して安すぎるのかも…
学生寮というと、「学校の敷地内(もしくは近く)にある、その学校の学生専用の宿泊施設」というイメージがあるかもしれませんが、実はそのイメージに近いのは、海外の大学の学生寮。
一方、語学学校が提供する学生寮は「その街にある学生専用マンションと学校が提携し、その施設のお部屋を貸し出している」というスタイルのものが多いのが現状です。
語学学校の学生寮は、学校や都心から近いなど好立地、且つ設備が充実しているところも多いですが、価格帯はホームステイと比較すると高くなります。
例えば、カナダ・バンクーバーのとある学校では、
【ホームステイ(一人部屋/1日2食付)】週260ドル
【学生寮(一人部屋/食事無し)】週445ドル
と、学生寮が食事無しにも関わらず、ホームステイの1.7倍ほどの価格設定となっています。
学校まで絶対に徒歩圏内!など、それだけの費用を支払ってでも学生寮に滞在したいというこだわりがある方は良いですが、ホームステイの方がお財布には優しいですね。
自分で自由に選ぶなら:シェアハウス
ワーホリ中に住む場所として利用者がとても多いのが、シェアハウスです。シェアハウスとは、複数人でひとつの物件(一軒家・マンションなど)に住むという形の居住形態。空き部屋が出たら、そこに新しい入居者が来る、というように入れ替わりで同居者が変わるようなイメージです。
海外では1Kや1Rなどの単身者向け物件は少なく、あったとしてもワーホリ・留学生が半年~1年などの短期契約を結ぶのは難しい(そしてとても高額)というのが現状です。
ですがシェアハウスであれば比較的手軽に物件選びができますので、ワーホリや社会人の留学で住む場所として非常に選ばれやすいのです。
複数人で生活するシェアハウスの中にも、一人部屋・2人部屋・3人部屋など種類はありますので、プライベートな空間を保ちたいという方は一人部屋を選ぶと良いでしょう。
立地や価格帯・設備など、自分が優先したい事項を考えて住む場所を選ぶことが出来ます。
※ただし※
シェアハウスの契約における詐欺が多発しています。これを防ぐ方法はただ一つ、「必ず自分の足で内見にいくこと」。
ですから、滞在初期(1か月ほど)はホームステイや学生寮を利用し、その期間中にシェアハウスの内見をして現地で契約を結ぶのが安心です。
日本にいるうちにインターネットの情報だけで申し込み、お金を振り込むのは絶対にやめましょう。
住む場所によっても英語力の伸びが変わる
実は、住む場所をどう選ぶかによって、ワーホリ中の英語力の伸びは大きく変わります。
例えば、ホームステイであればその国の言葉を話すホストファミリーとの同居になりますから、学校以外でも英語環境に身を置くことが出来ます。
学生寮の場合、様々な国から来た学生との同居ということで、いろいろな文化に触れながら生活は出来ますが、英語の母語話者はいません。
シェアハウスの場合は自分で選ぶことが出来ますが、「英語での契約は不安だし、日本人がいたほうがカルチャーショックが無くて楽だな」と日本人のいるシェアハウスを選んでしまうのは、英語力という観点では非常に危険・・・
たとえ「学校では英語だけだし」「職場では英語を使うし」と思っても、1日の多くを過ごす家で日本語を話せるとなると、英語力の成長には大きな妨げになってしまうのです。
ワーホリ中に住む場所として、自分がどんなことを優先して選びたいのか、是非じっくりと考えてみてくださいね。
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