語学留学の費用
語学学校に通い、ホームステイで暮らす場合の総額を、語学学校の2026年の公式料金表から国別に計算しました。
語学留学1か月の総額国別・円の目安
フィリピン約39万円3か月 約100万円・半年 約188万円 ニュージーランド約58万円3か月 約122万円・半年 約224万円・1年 約411万円 オーストラリア約61万円3か月 約143万円・半年 約284万円・1年 約497万円 アイルランド約61万円3か月 約146万円・25週 約254万円 カナダ約62万円3か月 約134万円・半年 約232万円・1年 約419万円 マルタ約67万円3か月 約144万円・半年 約256万円・1年 約483万円 イギリス約78万円3か月 約187万円・半年 約339万円・1年 約653万円 アメリカ約83万円3か月 約191万円・半年 約334万円・1年 約600万円学費・滞在費(ホームステイの1人部屋・朝夕食つき。フィリピンは学校の寮の4人部屋)・往復の航空券・保険・ビザの合計です。国ごとの内訳は国別の具体的な費用にあります。
語学留学に必要な費用
語学留学の費用は、大きく分けて「学費」「滞在費」「航空券」「保険」「ビザ」の5つです。このうち学費と滞在費で、総額の8割ほどを占めます。
ここからは、それぞれの費用の目安を、1か月(4週)語学学校に通う場合で紹介します。金額は、このページで比べた8か国の幅です。
学費1か月 約16万〜30万円
授業料に、登録料と教材費を足した金額です。授業料は週15〜20時間前後の一般英語コースで、1週あたり約2.8万〜6.7万円(フィリピンはマンツーマン中心のコース)。登録料・教材費のほかに、滞在の手配料もどの学校にもかかります。多くの学校は、申し込む週数が長いほど1週あたりの授業料が下がります。
滞在費1か月 約11万〜28万円
学校が手配するホームステイ(1人部屋・朝夕食つき)と、その手配料です。1週あたり約3.4万〜6.7万円。フィリピンは学校の寮の4人部屋(1か月 約11.3万円)で計算しています。期間が長くなるほど総額に占める割合が大きくなり、1年では学費と同じか、それより大きくなります。
往復の航空券約5.6万〜23万円
行き先と時期で大きく変わります。夏(6〜8月)や年末年始は高くなります。期間が短い留学ほど、総額に占める航空券の割合が大きくなります。
保険1か月 約2.1万円
海外では日本の健康保険が使えないため、海外留学保険に入っておきましょう。このページでは、1年25万円を月割りにして計算しています。
ビザ1か月なら ほぼ不要(アメリカは約8.4万円)
1か月の語学留学なら、アメリカ以外は電子渡航認証かビザなしで学べます(0円〜数千円)。アメリカは週18時間以上の授業を受けるなら、1か月でも学生ビザが要ります。フィリピンは、学校で学ぶための許可(SSP)など現地で払う費用があります。それより長いと、国によって学生ビザが要ります。国ごとの条件は国別の具体的な費用にまとめています。
計算の前提:学校は、協会が案内している語学学校グループの2026年の公式料金(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・アイルランドは同じグループ、ニュージーランド・マルタは別の学校)。授業は週20時間(アイルランド・マルタは週15時間)の一般英語コース。滞在はホームステイの1人部屋・朝夕食つき。航空券は往復(オーストラリア12.5万円・カナダ20万円・イギリス20万円・ほかは2026年11月1日の比較サイトの最安表示)。フィリピンは I.BREEZE の2026年2月からの料金(米ドル)と現地費用(ペソ、1ペソ=2.47円)。保険は1年25万円を月割り。為替は欧州中央銀行の2026年10月30日の参照レート(1ドル=157.25円、1ポンド=210.70円、1ユーロ=175.68円、1豪ドル=110.46円、1カナダドル=112.57円、1NZドル=88.62円)。昼食・交通費・おこづかいは入っていません。ビザ代は、各国の政府の2026年11月1日時点の公式ページの額(アメリカは国務省の申請料と SEVIS 費用、マルタは Identità の長期ビザの通常料金)。
語学留学の費用を抑える5つの方法
同じ国・同じ期間でも、選び方しだいで総額は数十万円変わります。
長く申し込む
多くの語学学校は、申し込む週数が長いほど1週あたりの授業料が下がります。ここで比べた学校では、13週以上で1週あたり最大1割ほど下がり、25週以上でさらに下がりました。
滞在の形を選ぶ
ホームステイは朝夕の食事がつくぶん高めです。長く行くなら、自炊の寮やシェアハウスに移ると滞在費を抑えられます。1年行く場合、滞在費は総額の半分近くを占めます。
国や都市を選ぶ
同じ国でも、大都市を外すと滞在費が下がります。イギリスではロンドンとリバプールで、ホームステイが週100ポンド以上違いました。
渡航の時期
夏(6〜8月)は滞在費の上乗せがある学校が多く、航空券も高くなります。
働ける形で行く
オーストラリアの学生ビザなら、勉強しながら2週間で48時間まで働けます。アイルランドも、25週以上の英語コースに通う学生は、決められた時間の範囲で働けます。勉強より働く時間を長くとりたいなら、ワーキングホリデーという選び方もあります(ワーキングホリデーに必要な費用)。
期間別の総額:どこで総額が跳ねるか
| 国(都市) | 1か月 | 3か月 | 半年 | 1年 |
|---|---|---|---|---|
| フィリピン セブ | 39.4万 | 99.9万 | 188.4万 | — |
| ニュージーランド オークランド | 57.6万 | 122.1万 | 224.0万 | 410.9万 |
| カナダ トロント | 61.6万 | 134.3万 | 232.4万 | 419.3万 |
| オーストラリア メルボルン | 60.6万 | 143.1万 | 284.2万 | 497.3万 |
| マルタ | 67.1万 | 144.3万 | 255.6万 | 483.2万 |
| アイルランド ダブリン | 61.0万 | 145.8万 | 253.5万 25週 | — |
| アメリカ ボストン | 83.1万 | 191.3万 | 334.2万 | 599.9万 |
| イギリス ロンドン | 78.1万 | 186.7万 | 339.0万 | 653.3万 |
金額は万円。前提は上の「計算の前提」と同じです。
- 1か月:約39万〜83万円
- アメリカ以外はビザがほぼ要りません。航空券(5.6万〜23万円)の重みが大きく、近いフィリピンがいちばん安くなります。
- 3か月:約100万〜191万円
- フィリピンだけが100万円前後で、英語圏はニュージーランドの約122万円からです。ニュージーランドとオーストラリアは、3か月までなら電子渡航認証で勉強できます。
- 半年:約188万〜339万円
- オーストラリアとニュージーランドは学生ビザが要るので、ここでビザ代が数万〜28万円ほど加わります。カナダとイギリスは6か月以下ならビザが要らず、差がつきます。
- 1年:約411万〜653万円
- 滞在費が学費と同じか、それより大きくなります。ロンドンなら滞在費だけで約325万円です。長く行くほど、どこに住むかで総額が変わります。
国別の具体的な費用(1か月)
語学学校に1か月(4週)通い、ホームステイ(フィリピンは学校の寮)で暮らす場合の見積もりです。3か月・半年・1年の総額は、上の期間別の総額の表にあります。
フィリピン(セブ)1か月(4週)の費用目安
- 学費(Light ESL 4週 840ドル・入学金 150ドル)約15.6万円
- 寮(学校の寮の4人部屋 4週 720ドル)約11.3万円
- 現地費用(SSP・管理費・水道電気・IDカード)約4.9万円
- 往復航空運賃約5.6万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
合計約39.4万円
航空券と寮が安く、どの期間でもいちばん安く収まります(3か月 約99.9万円・半年 約188.4万円)。寮は4人部屋で計算しています(1人部屋なら1か月 約20.0万円)。マンツーマン中心の授業です。30日までならビザなしで入国でき、それより長いと現地でビザの延長が要ります(3か月で現地費用は約12万円)。寮生には学校の食堂で食事が出ます(キッチンは使えません)。現地費用には、寮の保証金(返金あり)と教科書代は入れていません。
ニュージーランド(オークランド)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週480NZドル×4週・入学金・教材)約19.6万円
- 滞在費(ホームステイ 週380NZドル・手配料)約16.8万円
- 往復航空運賃約19.0万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(NZeTA 17NZドル〜)約0.2万円
合計約57.6万円
英語圏では、どの期間でもいちばん安く収まりました。3か月までの英語の勉強なら電子渡航認証(NZeTA)で行けます。それより長いと学生ビザ(850NZドル)が要ります。
オーストラリア(メルボルン)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週425豪ドル×4週・入学金・教材)約21.3万円
- 滞在費(ホームステイ 週450豪ドル・手配料)約24.5万円
- 往復航空運賃約12.5万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(ETA アプリ手数料 20豪ドル)約0.2万円
合計約60.6万円
滞在の手配料が420豪ドル(約4.6万円)と高めです。3か月を超えると学生ビザ(2,500豪ドル〜。語学学校だけに通う場合は減額あり)が要りますが、そのぶん2週間で48時間まで働けます。
アイルランド(ダブリン)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週245ユーロ×4週・登録料・教材)約19.8万円
- 滞在費(ホームステイ 週330ユーロ・手配料)約25.4万円
- 往復航空運賃約13.7万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(90日まで)0円
合計約61.0万円
授業は週15時間のコースで計算しています。90日を超えて学ぶには、25週以上の英語コースに申し込み、着いてから移民局に登録します(登録料300ユーロ)。
カナダ(トロント)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週420カナダドル×4週・登録料・教材)約21.3万円
- 滞在費(ホームステイ 週335カナダドル・手配料)約18.1万円
- 往復航空運賃約20万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(eTA 7カナダドル)約800円
合計約61.6万円
6か月以下のコースなら学生許可証が要らず、半年まではビザ代がほとんどかかりません。ただ、学生許可証が無いと働けません。6か月を超えると学生許可証(150カナダドル+生体認証85カナダドル)が要ります。
マルタ1か月(4週)の費用目安
- 学費(週200ユーロ×4週・登録料・教材)約16.1万円
- 滞在費(ホームステイ 週350ユーロ・手配料)約25.9万円
- 往復航空運賃約23.0万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(90日まで不要)0円
合計約67.1万円
授業料は英語圏でいちばん安い国です。それでもホームステイと航空券が高いため、総額ではカナダやオーストラリアより高くなります。6月中旬〜9月上旬は滞在費が週50ユーロ上がります(12週以上なら上がらない)。90日を超えるコースは、日本国籍でも長期ビザ(D ビザ・100ユーロ)が要ります。
イギリス(ロンドン)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週295ポンド×4週・登録料・教材)約27.2万円
- 滞在費(ホームステイ 週320ポンド・手配料)約28.4万円
- 往復航空運賃約20万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(ETA 20ポンド)約0.4万円
合計約78.1万円
半年と1年では、いちばん高くなりました。押し上げているのはロンドンの滞在費で、リバプールならホームステイは週210ポンド(約4.4万円)まで下がります。6か月以下なら電子渡航認証(ETA)で学べ、6か月を超えて11か月までは短期留学ビザ(228ポンド)と医療付加料(776ポンド)が要ります。
アメリカ(ボストン)1か月(4週)の費用目安
- 学費(週425ドル×4週・登録料・教材)約30.0万円
- 滞在費(ホームステイ 週395ドル・手配料)約27.2万円
- 往復航空運賃約15.5万円
- 海外留学保険(1か月)約2.1万円
- ビザ(学生ビザ 185ドル・SEVIS 350ドル)約8.4万円
合計約83.1万円
1か月と3か月では、いちばん高くなりました。アメリカは週18時間以上の授業を受けるなら、期間が短くても学生ビザ(F-1)が要ります。ビザの申請料(185ドル)とは別に、SEVIS 費用(350ドル)もかかります。
よくある質問
語学留学1か月の費用はいくら?
学費・ホームステイ・航空券・保険・ビザを合わせて、約39万〜83万円です。いちばん安かったのはフィリピン(約39.4万円・学校の寮の4人部屋)、英語圏ではニュージーランド(約57.6万円)、高かったのはアメリカ(約83.1万円・学生ビザ込み)でした。
いちばん安く語学留学できる国は?
このページで比べた国では、どの期間でもフィリピンがいちばん安くなりました(1か月 約39.4万円・学校の寮の4人部屋)。英語圏ではニュージーランドです(1か月 約57.6万円)。授業料だけならマルタが安いものの、滞在費が高く、総額では差が縮まります。
半年の語学留学にビザは要る?
カナダとイギリスは、6か月以下のコースならビザが要りません(電子渡航認証だけ)。オーストラリアとニュージーランドは3か月を超えると学生ビザ、マルタは90日を超えると長期ビザが要ります。アメリカは週18時間以上の授業なら、期間に関係なく学生ビザが要ります。
総額に生活費は入っている?
ホームステイの朝食と夕食は入っています。昼食・交通費・携帯電話・おこづかいは入っていないので、別に用意してください。
円安だとどれくらい変わる?
このページの金額は、2026年10月30日の為替で計算しています。たとえば1カナダドルが10円上がると、カナダ3か月の学費と滞在費(約9,600カナダドル)は約10万円高くなります。
通っている語学学校が閉校したら、払った費用はどうなる?
語学留学の費用は、出発前に学校へまとめて払うのが普通です。2026年9月には、世界7つの行き先に25校を持つ EC English が全校を閉じ、その日のうちに授業を止めました。同じ月、カナダ最大級の私立の語学学校 ILAC(トロント・バンクーバー)も破産を申し立てて閉校しています。申し込む前に、閉校したときに払ったお金がどう扱われるかを、学校や留学会社の規約で確かめておきましょう。日本ワーキング・ホリデー協会は、預かった留学費用の全額を留学安心信託株式会社に預けています。くわしくは留学エージェントの選び方で説明しています。
あなたの場合の総額は、国・都市・期間・滞在の形で変わります。
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