魅力的な英文履歴書を書くために気を付けるポイント!【キャリアコラム#28】

【PR】BLOG TOP (2)

 

海外でお仕事を探したい、そして帰国後に海外経験を活かせる就職先を見つけたい皆さんが、最初に取り組まなければならない大きな課題。それは、英文履歴書の作成です。

日本語での履歴書作成でも大変なのに、英文履歴書なんて自信が無い…という方も多いでしょう

 

確かに、英文履歴書の作成は簡単ではありませんし、簡単に作るべきものではありません。面接でどんなに魅力的なアピールが出来る人でも、まずは採用担当者と話をするチャンスを掴み取らなければ意味がありません。しっかりと時間をかけて、採用担当者の目にとまる、魅力的な英文履歴書を完成させましょう!

今回は、採用担当者の心を惹きつけ、「話を聞いてみよう」と思わせる英文履歴書の書き方のポイントについてご紹介します。

 


<目次>

・英文履歴書の基本!

・英文履歴書のスタイル

・英文履歴書に沿えるカバーレターの書き方


 

・英文履歴書の基本!

英文履歴書は、「レジュメ」あるいは「CV」と呼ばれており、日本でいう履歴書と職務経歴書を合わせたような書類です。記載すべき内容も日本の履歴書とは異なりますので、日本語で書いた履歴書をそのまま英訳すればいいというものではありません。

 

この記事は、英文履歴書がどういったものかはなんとなく知っているけれど、それをどう魅力的に見せるべきか分からない、という方向けにポイントをご案内致します。

英文履歴書ってどんなもの?日本の履歴書と何が違うの?と言う方は、まずこちらの記事を読んでざっくりと英文履歴書についてのイメージを持ってくださいね。

カナダ 簿記検定3級

 

英文履歴書は、日本の履歴書に比べ、より求人のお仕事にフォーカスした情報の記載が求められます。逆に、採用判断に直結しない不要な情報や、差別につながる可能性のある「採用基準にすべきでない」情報の記載は嫌われます。

例えば、年齢や性別、容姿(顔写真)、家族構成などは記載を避けるべきです。健康状態や、通勤時間、退職理由なども特に記載は必要ありません。興味や趣味に関しては任意ですので、特にアピールしたい内容でない場合は省いても良いでしょう。

 

英文履歴書を作成する際に気を付けるポイントとして重要なのは、読み手(採用担当者)の存在を意識して、いかに簡潔で読みやすく、分かりやすい文章を書くかという点です。

そのためには、ダラダラと長文を書くより、シンプルに箇条書きにすることが有効です。

また、英文履歴書は自分についてアピールをする書類ですので、基本的に文章の主語は常に”I”になります。何度も重ねて”I ~”と繰り返すのは読みづらいですし、すっきりしない文章になりますので、”I”は省略し、動詞や名詞から文を書き始めましょう。

分かりやすく短くまとめる為に、英文履歴書の中ではアラビア数字を使うようにしましょう。”five years”ではなく、”5 years”と記載するということですね。

 

・英文履歴書のスタイル

英文履歴書は、日本の履歴書と異なり、決まったフォーマットなどはありませんので、基本的に自分で1から構成を作っていく必要があります。しかし、全くのフリースタイルと言うわけではなく、読みやすい英文履歴書の形式として、既にある程度確立されたものがあります。主に次の3種類のスタイルがよく使われていますので、ご自身の経歴の情報量やアピールしたいポイントなどによって使い分けましょう。

 

photo-1519389950473-47ba0277781c

 

①Chronological Resume(クロノロジカルレジュメ)

これは学歴や職歴を時系列に沿ってまとめた英文履歴書形式で、日本の履歴書と似ている為、日本人には馴染みやすいスタイルです。既に日本語で作り込んだ履歴書・職務経歴書を持っている人は、そのままクロノロジカルレジュメに書き換えがしやすいでしょう。特に、これまでの職歴が同一の業種や職種でまとまっており、これから応募する求人も同様のキャリアとなる場合は、経歴に一貫性があり、確実に経験を積んできていることを強調できるスタイルです。

 

②Functional Resume(ファンクショナルレジュメ)

これまでの業績や実績、武器となる資格やスキルなどを中心にまとめた形式の英文履歴書です。特に専門的な職種の求人に応募する場合は、知識やスキル、所持している資格などが強いアピールポイントになるので、そこを一番に目立たせることが可能です。また、転職の回数が多く時系列順に並べると見栄えが悪い場合や、職歴にブランクがある場合なども、気になる部分が目立たず、強みの部分だけを強調できるのでお勧めです。

 

③Combination Resume(コンビネーションレジュメ)

これは、クロノロジカルレジュメとファンクショナルレジュメの両方の要素のコンビネーションからなる英文履歴書のスタイルです。まず自分が一番アピールした業績やスキルなどをまとめた後、職歴や職歴について記載します。伝えたいことを中心に伝え、そのスキルや業績の裏付けとして、学歴や職歴を提示する形式ですね。特に今までの職歴とは異なる業種に応募する際などに、アピールポイントになる知識や実績をピンポイントに伝えることができます。

 

photo-1450101499163-c8848c66ca85

 

どの形式を使用する場合も、英文履歴書はA4の白地の用紙に印刷し、1枚~2枚でまとめられるようにしましょう。

フォントはArialやCentury、Times New Romanなど、読みやすくシンプルな設定で、全て統一しましょう。フォントが複数入り混じっている書類は読みづらく、見栄えも良くありません。

フォントのサイズは、見出しと本文と、2つのサイズのみでまとめましょう。フォント同様、サイズもいくつも混在していると美しくありません。本文は10~12ポイントが一般的で、見出しはそれよりも2ポイントほど大きくすると良いでしょう。

強調したい部分があったとしても、文字色を赤に変えるなどはするべきではありません。基本的に文字色は黒一色で統一します。

 

・英文履歴書に添えるカバーレターの書き方

魅力的な英文履歴書の作成には、魅力的なカバーレターの存在が欠かせません。「送付状」や「添え状」と言われるもので、「私の履歴書を送るので見てくださいね」という言わばご挨拶のレターになりますが、ビジネスマナーとして同封するのが当然の、必須の書類となります。ここで、英文履歴書に書ききれない自己PRや志望動機、応募の機会に対する感謝の気持ちなどを伝えていきましょう。

 

カバーレターは英文履歴書よりも前に、真っ先に採用担当者の目に触れる書類ですので、しっかりとビジネスマナーに則った適切なレターを作成し、良い印象を持ってもらえるようにしましょう。宛先の会社名の記載には、略称を使ったりすると失礼になります。また分かるのであれば、「ご担当者様」等ではなく、直接その方のお名前を記載した方が良いですね。

英文履歴書同様、いかに読みやすく、分かりやすい文章を書くかがポイントになります。ただ、カバーレターはあくまでお手紙ですので、英文履歴書のように箇条書きではなく、短く簡潔な文章でまとめましょう。

 

photo-1511467687858-23d96c32e4ae

 

本文は、①応募職種とその理由(応募の経緯)、②自己PR(どんな経験やスキルがあり、どう企業に貢献できるか)、③感謝と面接のお願い、という3つの構成にすると読みやすいです。

特に重要なのは②の自己PRですね。自分のスキルやこれまでの経験が、いかに企業が求めているポジションにフィットするか、自分が企業に入ればどんなことに貢献できるかなどを積極的にアピールします。日本的な謙虚さは、ここでは不要です。

フォントは基本的に英文履歴書と同一のものを使用し、文字サイズも統一しましょう。レターは通常1枚で完結する必要がありますので、長くなりそうなら本文を削って1枚で収まるように調整します。

 

photo-1601581987809-a874a81309c9

 

以上のポイントに気を付けて英文履歴書を作成すれば、しっかりと皆さんの魅力を面接官に伝えることができるでしょう!カバーレターと英文履歴書が完成したら、最後に必ずスペルや文法に間違いがないが、確認を忘れずに!出来ればネイティブの友人や学校の先生に見てもらうと良いですね。

 

いかがでしたか?

英文履歴書作成の際には、是非参考にして下さいね。

 

 


<前回のキャリアコラム>

【就活準備の実体験】わたしが留学前・留学中にした6つのこと【キャリアコラム#26】

「キャリア迷子」こそ、海外へ行け!【キャリアコラム#25】

採用担当が教える!企業から見る”ワーホリ”の印象って?【キャリアコラム#24】


▼ワーホリ協会のキャリアサポート

協会では、ワーホリ・留学の経験を存分に生かせる就職サポートや、ご渡航検討中のみなさま向けのキャリアサポートをご案内中!

5

6

1

2

3

この記事の内容は 2021年11月13日 (土) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


カテゴリ : ワーホリ留学キャリア コメント : 0件
タグ : CV, カバーレター, キャリアコラム, レジュメ, 履歴書, 英文履歴書

BLOG Writer


学校名:ワーホリ情報局

■定期ブログ更新:毎週月・水・金(+速報)

Line YouTube Twitter Instagram


メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

ワーキングホリデーや留学に興味があるけど、海外で何かできるのか? 何をしなければいけないのか?どんな準備や手続きが必要なのか? どのくらい費用がかかるのか?渡航先で困ったときはどうすればよいのか? 解らない事が多すぎて、もっと解らなくなってしまいます。

そんな皆様を支援するために日本ワーキングホリデー協会では、ワーホリ成功のためのメンバーサポート制度をご用意しています。

ワーホリ協会のメンバーになれば、個別相談をはじめ、ビザ取得のお手伝い、出発前の準備、到着後のサポートまで、フルにサポートさせていただきます。

 

日本ワーキングホリデー協会では、ワーキングホリデーの最新動向や必要なもの、ワーキングホリデービザの取得方法などのお役立ち情報の発信や、 ワーキングホリデーに興味はあるけど、何から初めていいか分からないなどの、よくあるお悩みについての無料セミナーを開催しています。

お友達もお誘いの上、どうぞご参加ください。