海外渡航をする皆さんが最初にお世話になる現地の人、それがホストファミリーです。いったいどんな家族だろう、どんな家に住んでいて、どんな生活をしているんだろう?出発間際まで分からないと、ドキドキしますよね。
このシリーズでは、協会スタッフや協会を通して渡航した方の、ホストファミリーとの生活の体験談をお届けしたいと思います!
今回はオーストラリアに渡航したMakoさんの体験談です。どうぞ~!
<目次>
・私のホストファミリー紹介
・ファミリーとの生活
・困ったこと
・これから渡航する皆さんへ
・私のホストファミリー紹介
私がオーストラリアでお世話になったホストファミリーは、とても楽しくて優しい家族でした!お父さんのヘンリーと、お母さんのアビー、ホストブラザーのアーロンの3人と一緒に、素敵な思い出を沢山作ることが出来ました。
お父さんのヘンリーは、スコットランドから移住してきた人で、スコットランドの文化について色々教えてくれました。街の小さなミュージアムで働いているジョークが大好きなとても陽気な人で、ファミリーはいつもヘンリーを中心に笑いがあふれていました。
息子のアーロンは中学2年生で、お父さんのミニチュアバージョン、とよく言われるくらい、ヘンリーによく似ていました。性格もお父さんに似ていて、楽しいことが大好き!いたずらをして皆を笑わせたい!という楽しい男の子でした。
お母さんのアビーは児童支援のお仕事をしている優しい人で、良くしゃべるヘンリーとアーロンの2人が、盛り上がって収拾がつかなくなると止めに来る、ファミリーのツッコミ役でした。お料理も上手で美味しいご飯をいつも作ってくれました。
ヘンリ―とアビーの間にはもう一人大学生の息子さんがいましたが、家を出ていて私はお会いしませんでした。
・ファミリーとの生活
このファミリーはとにかくフレンドリーで人懐っこくて、最初の一日目から物凄く賑やかでした!
私は到着一日目は疲れていたし、ものすごく沢山話しかけられて色々質問してくれたのは良いけど、理解できるのは3分の1くらいだったし、ちょっとオドオドしてしまったけど、3人からは終始暖かいウェルカムな雰囲気は伝わって来て、「ああ、楽しくやっていけそうだな」と凄くほっとしたのは覚えています。
オーストラリアに来て1週間くらい経ったときに急にホームシックになって、学校での友達作りも宿題もシェアハウス探しも、もう全部面倒くさい!色んなことを全部やめてもう帰りたい!となった時は、にぎやかなヘンリーとアーロンを部屋から追い出してお母さんのアビーがゆっくり話を聞いてくれました。ソファに座って抱きしめてくれたら、良く分からないけど安心して、次の日もちゃんと学校に行くことが出来ました。
凄く印象的だったのは、親戚の結婚式で披露する為に、 ヘンリーが庭でバグパイプの練習をしていたことです。ファミリーの家は少し郊外に建っていて、通りに面したところに入口があり、裏口から庭に出ると小さな小川に面していて、とても静かです。
ある日学校から帰って来くると、庭から演奏が聞こえてきて、それをヘンリーがバグパイプで吹いているのに気付いてびっくりしました!バグパイプという楽器の生の音を聞いたのが初めてだったし、スコティッシュ音楽に触れるのもほとんど初めてだったので、ものすごく感激しました。
息子のアーロンは、両親の前だと凄くいたずら好きの子なのに、実はすごく優しくて、私が話をちゃんと理解していないときとかもちゃんと気付いて意味を教えてくれたり、初めて銀行に行くときに不安がっていたら一緒に付いてきてくれたり、中学生にして既にジェントルマンでした。私は21歳で大人だったのに、いっぱい面倒を見てもらいました。
週末に一度、ヘンリーが働くミュージアムに見学しに行かせてもらったことも忘れられない思い出です。ニュージアムの中のミニシアターで、映画の上映をしていたのですが、ヘンリーがシアターの裏側のフィルムを回す部屋に入らせてくれて、実際にブザーを鳴らしたり、フィルムをセットする様子を見せてくれました!普段は入れない舞台裏を覗かせてもらって、ワクワクしました。
・困ったこと
シャワーを使える時間が短かったことです。オーストラリアは水不足で、夏のシーズンの昼間は、庭に水を撒くのも禁止されているくらい、水の使い方に厳しいです。
私は髪の毛が長かったしお風呂にゆっくり入りたかったけど、最初に「シャワーは長くても10分くらいまででお願いね」と言われて、10分以内でシャワーを終われるようにするのがとても大変でした。
慣れないうちは短く終わったつもりでも10分過ぎてしまったりしましたが、メイクは先に落としておくことや、髪や体を洗っておいて、後で一気に流すことなど、コツを掴んだら早く入れるようになりました。
・これから渡航する皆さんへ
色々不安なこともあるかと思いますが、飛び込んでみないと分からないことも多いです。是非しり込みしないでチャレンジしてほしいです。
そして飛び込んでしまったら、あとはその環境の中でどれだけ頑張れるかなので、英語も分からないし大変だと思いますが、後悔しないように頑張ってください!
ホームシックになる瞬間もあるかもしれませんが、大抵の人は私と同じように、数日もすれば気分も落ち着いてくると思います。
ホストファミリーの人と過ごす1か月とかは行ってすぐだし、あっという間に過ぎてしまうから、その間に沢山交流できるように、楽しんでください!
いかがでしたか?
これからの渡航でホームステイを考えている人は是非参考にしてくださいね!