『ワーホリで渡航して、現地で就労ビザに繋げたいです。』このような夢をお持ちの方、実は少なくないのではないでしょうか?中には就労ビザから永住ビザに繋げたいと思っている方もいらっしゃると思いますが、果たして実現可能なのでしょうか。
今回は『ワーホリから就労ビザに繋げる事が出来るのか』お話したいと思います。
※就労ビザの取得条件や申請方法は国によって異なります。必ず、有資格の移民コンサルタントに相談してください。
(こちらもオススメ)ワーホリ中に理想の仕事をつかみ取る「5つの鍵」
<目次>
・そもそも就労ビザとは?
・ワーホリから就労ビザに繋げる事は出来るのか
・あなたのライバルは「現地人(ネイティブ)」
・就労ビザを取得するために身に付けておくべきモノ
そもそも就労ビザとは?
就労ビザとは、そのビザの発行国で働くことを許可する査証のことを指します。
世界中どこの国籍を持つ人でも、自国以外の国で働くためには、就労ビザの取得が必要です。就労許可が無い状態で、現地でお金を稼ぐ行為を行うことは不法就労、れっきとした違法行為。就労ビザを取得する事ではじめて、現地での収入を得る事が出来るようになるので、長期期間海外で生活をする事が出来るようになります。
また、就労できる期間は国や種類によって異なり、1年~3年など様々です。
就労ビザを獲得するためには、まずあなたの就労ビザのスポンサーとなってくれる企業(つまりは雇用先)が必要です。このスポンサーである企業は、あなたの就労ビザ取得にあたって、国(関連機関)へ高額なスポンサー料を支払う義務があります。ですので、「それだけの投資をしてでもこの候補者を獲得したい」と企業へ思わせる必要があるわけですね。
※こちらも要チェック:
ワーホリから就労ビザに繋げる事は出来るのか
早速本題の「ワーホリから就労ビザに繋げる事が出来るのか」という点ですが、ずばり本人のスキルとタイミング次第では可能だが、道のりは困難なので覚悟が必要というのが個人的な見解です。
協会のお客様や、私がワーホリ時代に働いていた職場の同僚や友達の中にも、就労ビザを申請して現在も現地に滞在している方がいるのは事実です。しかし、現地で必死に働いたのにも関わらず、取得出来なかった方も沢山いらっしゃいます。
その取得の難しさには理由が多々ありますが、一言でまとめると、次項の通りとなります。
あなたのライバルは「現地人(ネイティブ)」
就労ビザは、現地の人の雇用枠を潰してまで外国人を採用し、雇用主も時間とお金を使って取得出来るビザ。国にとっては、その国の国民が最優先ですので、国が就労ビザを発行するには、それ相応の根拠が必要となるわけです。誰彼構わず発行してもらえるものではありません。
つまり、現地の企業で働くために就労ビザを獲得しようとした場合、あなたのライバルになるのは現地人となるわけです。
英語が第2言語である私たち日本人は、語学力の面ではネイティブに勝ることはありません。ということは、就労ビザを獲得したいと思った場合、まずはネイティブと戦えるぐらいの英語力を持ち合わせたうえで、あなただけにしかないスキルを持っておくというのが必須となります。
またネイティブ以外のライバルとして、既に現地の永住権を持っている日本人がいたりもします。いくら日本人に有利な仕事先だったとしても、その永住権保持者に負けてしまったら元も子もありません。
「いくらでも代わりがいる」と雇用先に思われたら負けです。「あなたでなければならない」という状況下ではじめて、就労ビザへの道が開けてくるのですね。
就労ビザを取得するために身に付けておくべきモノ
本気で現地の就労ビザを目指すのであれば、事前準備が大切です。どの職種で目指すのか、スキルや英語力はどのレベルが必要なのかリサーチしましょう。
ワーホリは一生に一回しか使えません。行けば何とかなるのではなく、今出来る事から取り掛かりましょう。
①英語力
ワーホリから就労ビザに繋げるためには、とにかく職場で結果を残すことが最重要。コミュニケーションが円滑に出来ないと、アルバイトとして採用されることすら難しいかもしれません。働ける英語力というのは、きちんと学んで獲得する必要があります。(そもそも就労ビザ申請には、IELTSなど英語資格が必要な場合が多いです。)
②経験
海外は何よりも即戦力である事が重要視されます。もし、今時間があるのなら現地で働きたい職業を日本でも働いておくことをオススメします。
社会人の方は現職で身に付けたスキルが活かせるお仕事を現地で探すか、お金を貯めてカナダのCO-OPでインターンを経験するか、思い切って大学や大学院に進学して卒業ビザを使って目指すのも良いですね。
③人脈
現地でお仕事を探すのであれば、求人サイトなどの正攻法も良いですが、コネクションがモノを言うことが非常に多いです。
ホストファミリーや語学学校の友達や先生など、とにかくいろんな人に仕事の情報を聞いてみましょう。友達からの紹介の方が面接までたどり着きやすいため、積極的に交流しておくと良いですね。
④タイミング
これは運に左右されるかもしれませんが、『たまたま働いていた時期の人が少なかった』『新しい支店をオープンするタイミングで人が欲しかった』など何かしらのご縁で決まる時があります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。ワーホリから就労ビザ取得を目指している方に少しでも参考になれば幸いです。年齢制限の問題でワーホリの夢を諦めていた方も、CO-OPという選択肢もあります。夢を夢のままで終わらせずに絶対に叶えましょう!
<前回のキャリアコラム>
留学経験を帰国後の就活で活かす3つのカギ【キャリアコラム#13】
<おすすめ記事>
海外関連や外資系ではたらくために、ワーホリですべきこと【キャリアコラム#44】
海外企業で働こう!知識とスキルを身に着ける専門留学:CO-OP(コープ)
▼ワーホリ協会のキャリアサポート
協会では、ワーホリ・留学の経験を存分に生かせる就職サポートや、ご渡航検討中のみなさま向けのキャリアサポートをご案内中!