ワーホリで接客するなら知っておきたい!世界の【食の制限・嗜好】(Dietary restrictions)

日本人は意外と無頓着かも・・・「ベジタリアン」と「ビーガン」ってどう違う?「グルテンフリー」ってなに??

 

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筆者はオーストラリアワーホリ中、現地のレストランで接客の仕事をしていました。

そんな中、私が日々感じていた日本と海外との大きな違いが、食の制限・嗜好の多様性(Dietary restrictions)です。

 

オーストラリアやカナダなど、特に移民が多い国では、さまざまな食制限・嗜好に対応したメニューが提供されていることが多いです。また日本と比べ、メニューのカスタマイズの幅がとても広く、それぞれのお客さんの細かな要望に応える場面も!

“Do you have vegetarian or vegan meals?”

“I don’t eat beef.”

“I’ll have this classic burger with extra avocado and no cheese.”

・・・こんな要望は日常茶飯事(;^ω^)

 

ワーホリで接客中に突然言われても困らないよう、多様な食制限・嗜好を知っておきましょう!

 

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<目次>

・日本でもよく聞く:Vegetarian・Vegan

・意外と知らない?:Pescatarian

・現地客の要望も多かった:Gluten Free

・おまけ:クイズ!Veganでないものはどれ?

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日本でもよく聞く:Vegetarian・Vegan

Vegetarianとは、動物性食品の一部または全部を避ける食生活のことを指します。日本語では菜食主義者、とも言いますね。一般的には動物肉・魚介類の摂取は避けながら、卵や乳製品・はちみつは口にする、という場合が多いようです。

しかし、Vegetarianの中でも乳卵菜食 (lacto-ovo-vegetarian)や乳菜食 (Lacto-vegetarian)など、細分化されていることもあり、全てを包括して把握するのは難しいかもしれません。

ですので、接客中にはお客様とコミュニケーションを取りながら確認することが大切ですね。

 

スクリーンショット (4)

※オーストラリアのハンバーガーチェーンGrill’dのメニュー一例。写真右上に”VEGAN”や”VEGGIE”と記載があります

 

Vegetarianと並んでよく聞かれるのがVeganです。

Veganとは、完全菜食の食生活のことを指します。動物肉・魚介類に加え、卵や乳製品、はちみつなどの動物性食品はすべて排除します。チーズやヨーグルト、アイスクリームは当然NG。豚骨スープも、ちくわやかまぼこなどの加工品もNG。

一般的な日本食では、お肉や魚が使用されていないように見えて、実は「出汁」に鰹節や煮干しなどの動物性食材を使っていることが多々あります。

現地の日本食レストランで働く際には、気を付けたいポイントになりそうです。

 

(おまけ:発音の違いに注意!”Beegan”)

Veganに似た主義として”Beegan”なるものが存在するのをご存知ですか?これは、完全菜食ではあるものの、はちみつは例外として取ることを指すんです!”蜂=bee”という単語を取って”Beegan”と呼ぶなんて、面白いですよね。

 

意外と知らない?:Pescatarian

Pescatarianは、Vegetarianの食生活に加えて、魚介類を食べるという主義です。動物肉は食べませんが、魚介類・卵・乳製品は一般的に摂取します。

ビタミンB12やカルシウム、DHAやEPAなどいつくかの必須栄養素は、主に動物性食品から摂取する人が多いです。VegetarianやVeganの場合はこうした栄養素の不足が心配されるため、これを魚介類などで補えるというのがPescatarianの特徴。

自分の意思で食制限を試みる人にとっては、「Vegetarianはハードルが高いけど、お肉を抜くだけならできるかも・・・」と、実践しやすいステップでもあるようですね。

 

現地客の要望も多かった:Gluten Free

Gluten freeとは、グルテンを含む食品を摂取しない食生活のことをいいます。もともとはセリアック病という病気の患者に対しうまれた食事療法だそう。

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦といった穀物に含まれるたんぱく質のこと。つまりGluten freeとは、大きな意味では小麦製品を避けるということも指します。

パスタやパン、クッキーなどの小麦製品は摂取しません。また、日本でよく食べられる「カレー」も、カレールーに小麦粉が入っていますのでGluten freeではありません。

メニューに【GF】などと記載がある場合は、グルテンフリーの証拠です!

 

このほかにも多種多様。お客様の要望を確認して!

今回ご紹介したもの以外にも、アレルギー宗教上の理由から食べられないものなど、人により制限や嗜好が多種多様。自分が働く側になったときに柔軟に対応できるよう、最低限の知識はつけておきたいものです。

また海外の接客シーンでは、日本と比べてお客さんとの距離感が近く、会話が多い傾向があります。より高い英語力をみにつけて、お客さんとのコミュニケーションも楽しみましょう♪!

 

おまけ:クイズ!Veganでない食べものはどれ?

さてここで問題です。この食べ物で、一般的にVeganでないものはどれでしょう?

  1. ジェノベーゼパスタ
  2. 豆腐とわかめだけの味噌汁
  3. 白菜キムチ
  4. みかんゼリー

vegan

・・・

・・・

・・・

答えは、『ジェノベーゼパスタ』『豆腐とわかめだけの味噌汁』『白菜キムチ』『みかんゼリー』・・・なんと全部

 

▼ジェノベーゼパスタ・・・ジェノベーゼソースは、一般的に粉チーズを含有

▼豆腐とわかめだけの味噌汁・・・具材の豆腐とわかめはOK。汁にかつお出汁が使われることが多くNG!昆布だけの出汁ならOK

▼白菜キムチ・・・白菜は当然OKですが、調味に小エビなどを原料とする発酵調味料が使われていることも。

▼みかんゼリー・・・ゼリーを固めているゼラチンがNG!ゼラチンは動物の骨や腱など結合組織の主成分であるコラーゲンを熱して抽出したもの。

 

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この記事の内容は 2021年03月12日 (金) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


カテゴリ : 英語学習 コメント : 0件
タグ : カフェ, グルテンフリー, ビーガン, ベジタリアン, ローカルカフェ, ワーホリ, 宗教, 接客, 接客業, 飲食店

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