帰国子女の芸能人を見て、もしくは英語が堪能な人を見て、「私もあんな風に英語ペラペラ話せたらな~」と憧れたり、「あんな風に英語話せたらかっこいいだろうな~」と誰でも一度は夢見たことがあると思います。
私もそのうちの一人でした.
今回は、日本語なまりの英語はダサい?!ジャパングリッシュであいらぶゆー!をテーマにお届けします。
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《目次》
- 日本語なまりの英語とは?
- ジャパングリッシュであいらぶゆー!
- まとめ
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①日本語なまりの英語とは?
そもそも日本語なまりの英語とはどんなものなのかをお話しします。
いわゆる、カタカナ英語です。
例えば、日本人は「R」と「L」の英語の発音がしっかりしておらず、「ライト!」といえば、それがRight(右)を指してるのか、Light(照明)を指しているのか理解されない。
「TH」の英語の音は日本語にはないので、なかなかうまく発音できない。「B」と「V」の英語の発音がなかなかうまく区別できない。
また、「ハッピーバースデー」という誰もが知っているフレーズまでもが、日本語なまりだと語学学校の先生に言わせると、Bの英語発音、Rの英語発音、THの英語発音がしっかりとしていないので、全然なってない!!!と直される始末です。
分解してみるとよくわかるのですが、なんと英語で「Happy Birthday」の「Birthday」には日本人が苦手は英語の発音要素が3つも入っています。
「B」 「R」 「TH」です。
Bは唇を上下閉まってから発音し、今度はRで巻き舌にし、THで巻いてた舌を出すんです!
・・・考えただけで気が遠くなるような工程ですね。
しかし、ハッピーバースデーって世界共通で、日本人からしたら数少ない英語で思いを込めれるワードですよね。
それを「えっと、最初は英語の発音Bだから唇しまって、次は英語の発音でRだから舌を巻いて、その次は英語の発音THだから舌をはさんで発音しないと!」なーんてやっていたら、思いを伝えることなんて到底できないんです。
何が言いたいかというと、キレイな英語の発音よりも思いのこもった日本語なまりの英語でも「伝える」ことが重要なんです!
日本人は英語が話せないうちから、英語の発音がパーフェクトでないと人前で話してはいけない!恥ずかしい!こんな英語通じない!と思いこみすぎているところがあります。
しかし、実は英語がネイティブの人もしくは英語が話せる世界の人は、日本人に対して日本語なまりの英語ではなくキレイななまりのない英語を話してくれないと困る!
・・・なんて全く思っていないし、キレイななまりのない英語が返ってくるなんて最初から期待してません(笑)
むしろ日本語なまりの英語の方がどこかかわいらしく捉えてくれて、嫌みなく聞いてくれます。
英語を勉強するからといって、私たちが日本人であることの証明「日本語なまり」まで捨てなくていいんです。
日本人は英語で自己紹介をするときに何のためらいもなく、疑問もなく、苗字と名前を入れ替えて、いわゆる”英語風”に紹介します。
しかし、韓国人や中国人はそのまま母国でも使っている自己紹介の方法で苗字、名前の順で英語で自己紹介する人が多いです。
別に絶対苗字と名前入れ替えなくてもいいのに、日本人の空気を読む性質、柔軟性が幸か不幸かそうさせてしまうんです。
日本語のなまりの英語で何が悪いんですか?要は通じればなんでもいいんです。
それよりも自分の思いを英語に乗せて、伝える!という気持ちが大事になってきます。
②ジャパングリッシュであいらぶゆー!
日本語なまりの英語のことを「ジャパングリッシュ」とも言います。
そのジャパングリッシュであいらぶゆーを言うとどうなるでしょう?
なんと大半は、「I love you」とは聞こえずに、
「I wrap you」(あなたをくるみます)
「I rub you」(あなたをこすります)
とわけのわからない英語になってしまうんです(笑)
しかし、思いを込めて愛する人に向けて「I love you」というならどうでしょうか?
真剣な顔で、恋人をいとおしく見つめ、心を込めて「I love you」と言えば、
その相手はあなた私をくるみたいの?あなた私をこすりたいの?はぁ?とはならないと思います。
最近でいうとTOYOTAの社長が英語でスピーチをしたシーンが入ったCMを見られた方も多いと思います。
彼は必ずしも私達日本人が思う、ペラペラの英語ではなかったはずです。
そして、ホリエモンもYoutubeで英語を話したコンテンツがありましたが、彼もいわゆる流ちょうな英語を使いこなしているかというとそうではなく、どちらかというと日本語なまりの英語だったはずです。
では、彼らの英語が通じてなかったか?というと決してそうではなかったと思います。
対等に英語が話せるネイティブと会話ができ、通じる英語を使っていたはずです。
また、日本人以外の国の人は自国のなまりなんて全く気にせずに話します。
代表的なのがシンガポールの「シングリッシュ」です。シンガポールなまりのイングリッシュ、略して「シングリッシュ」といいます。
彼らは自分たちの英語はイングリッシュとは違う!
しかも、揶揄してシングリッシュと呼んでいるのではなく、自分たちの言語に誇りをもっているからこそ「シングリッシュ」と呼んでいるのです。
日本語なまりの英語「ジャパングリッシュ」もシングリッシュと同じように、自分たちの言語に誇りを持った意味になるようになればいいですね。
③まとめ
ここまで日本語なまりの英語についてお話ししましたが、もちろんカッコよさだけを求めるなら英語のいわゆるネイティブといわれる発音を身に着けることは必要かもしれません。
しかし、いくら英語の発音だけが良くても、発言していることが幼稚でおもしろくないなら、それは英語の発音うんぬんではなく、自分の話を興味を持って聞いてくれるでしょうか?
逆で考えるとよくわかると思います。
話のおもしろくない日本語がネイティブな日本人と、独創性あふれる意見を持つ日本語が少しつたない外国人。どちらとより一緒にいたい、語り合いたいと思いますか?きっと大半の方が「独創性あふれる意見を持つ日本語が少しつたない外国人」と答えたと思います。
英語は英語であって、日本語なまりの英語でも何ら引け目を感じることはないんです。英語はただ便利なツールでしかないのです。第二言語として英語を使っている人が多いので、ただ英語が使えると「便利なだけ」なのです。
ですので、ぜひ英語の発音をそこまで気にせずにどんどん話してみてください。
日本にいるから英語を使う機会がない、学ぶ機会がない。
そんな風に自分に言い訳するのはもうやめてください。日本にいるうちから英語の勉強は努力次第で作ることはできるはずです。
そして、日本人として英語で自分の意見を言える人になってください。
今からでもけっして遅くないはずです。
日本ワーキング・ホリデー協会は、みなさんの夢を応援しています。
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