留学やワーホリで海外に行くとき、必ず耳にする「ビザ」。
「なんとなく聞いたことはあるけど、しっかり理解できているかと聞かれると・・・」
そんな方が非常に多いのではないかと思います。
日本人は世界的に見てもビザに関して恵まれている国民だからこそ、その知識が薄いのも当然。
本記事では、そんなビザの基本を大解剖していきます。
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・そもそも「ビザ」ってなに?
・どんな種類があるの?
・どうやって申請するの?
・海外旅行に行くとき、ビザ申請したことないけど・・・?
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そもそも「ビザ」ってなに?
ビザとは、国が自国民以外に対して、その人物が入国しても差し支えないという旨を示す証書のこと。
日本語では「査証」とも呼ばれています。
ひとつの国が、「この外国人をうちに入国させても大丈夫か」、ということを見極めるための申請ですので、当然それなりの時間や手間がかかるプロセスになります。
申請時にはあなたの名前や生年月日などの個人情報に加え、健康状態や犯罪歴などのバックグラウンド情報も提出します。
もちろん虚偽申告はNG。最悪の場合、二度とその国に入れなくなるなんてことも・・・
世界中どの国の人でも、自分の国以外へ渡航する際には、事前に何らかのビザを申請・取得する必要があります。
相手国に入国し滞在する時間が、たった1日であろうと10分であろうと、国境を超える場合には例外なく必要な書類・手続きなのです。
(簡単に言うとテーマパークのチケットのようなイメージですね)
ここで、「あれ?前に海外旅行にいったとき、ビザの手続きなんてした記憶無いな・・・」と思ったあなた。本記事を最後まで読めば、その秘密がわかります。
どんな種類があるの?
ビザには、世界各国さまざまな種類のものが存在しています。
それはその国に入国する目的によって用意されているためです。
ひとえに「海外にいく」と言っても、その目的や理由は人それぞれですよね。
家族や友達との海外旅行であれば、1日~数週間という短期間の滞在でしょうし、
国際結婚をして相手の国に住んでいくのであれば、数年~一生涯という長いスパンでの滞在になるかもしれません。
それぞれの目的に対して適切なビザを申請・取得しなければ、あなた自身が損をする可能性があります。
例えば、「2か月間だけ海外で働きたい!」と思っても、短期滞在者/旅行者用のビザを取得してしまった場合、現地で収入を得ることは違法となりますので、不法就労者として国外追放になるほか、犯罪歴がついてしまうわけです。
ですから、ビザ選びはご自分の目的に沿って、しっかりと行う必要がありますね。
また、同じような名前がついているビザでも、国が違えばその条件・規定も当然異なります。
(これもテーマパークのチケットと同じイメージです。おなじ1Dayチケットという名前でも、テーマパークごとに金額や滞在可能な時間は違いますよね。)
どうやって申請するの?
ビザの申請方法は国により全く異なりますが、主な方法は下記の通りです。
・オンラインで申請(相手国の移民局や大使館などのウェブサイトを利用)
・大使館/領事館に行って申請
・郵送で申請
申請方法は日々アップデートされ、ある日突然気づいたら変わってた!なんてことも多々。
申請要項が変わっていたり、必要な書類が増えていたり、、「ネットに申請方法が載ってたから~」などと安易に申請をしてしまうと、とても危険です。
ひとつの国を相手に「ちょっと申請間違えてしまいましたのでやり直させてくださいナ(‘ω’)」は通用しない場合もありますので、しっかりと準備をし、時間に余裕をもって申請しましょうね。
日本ワーキングホリデー協会では、メンバーのみなさまへの【ビザ申請サポート】を行っています。
毎日ビザの情報に触れているプロフェッショナルと一緒に、正しく申請を行っていきましょう。
海外旅行に行くとき、ビザ申請したことないけど・・・?
「え、私いままで一度もビザ取ったことない!海外旅行行ってるのに!!!」
そんな方、多いんじゃないですか?これにはしっかりとした理由があるのです。
実は、日本のパスポートは「世界最強」と言われています。
その理由は、日本のパスポートを持っている人は、短期滞在*を目的として海外に行くときに限り「対象国のビザを免除する」という特別な待遇を受けられるから!
*短期滞在:観光、商用、知人・親族訪問等の滞在で報酬(現地の収入)を得る活動をしない場合のことを指します
このように相手国のビザが免除されている国は世界でも多いのですが、日本人は免除対象国が191か国と、世界最多なんです。(2020年1月時点)
だからこそ日本人は、海外旅行に行くときにもビザを取る経験が少ないため、ビザの知識が大変乏しい国民でもあるのです。
しかしこのビザ免除は短期滞在のみという条件がありますので、留学やワーホリなど中長期的に滞在する場合には、しっかりと該当ビザの申請・取得が必要。
世界には、「たった1日だけ隣の国に旅行に行きたい!」という場合でも、わざわざ大使館等に行って申請をし、その許可をもらってようやく渡航ができるという国の人々もいます。
日本人はビザについて恵まれているからこそ、きちんとした知識を持って、海外渡航の準備をする必要があるのです。
まとめ
これまで「ビザ」というものについてふわっとしか理解できていなかったあなたも、きちんと理解できましたか?
せっかく時間とお金をかけて準備する海外渡航ですから、後悔の無い「ビザ選び」をしたいものですね。
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