「海外渡航経験者の強みってなんだろう?」「ワーホリで自分は、どう成長できたんだろう?」
帰国後の就活を目前に自己分析をするも、どう自分の海外経験をアピールすればいいかわからない、というご相談をいただくことが少なくありません。
今回は海外渡航経験者の強み、企業は留学経験者をどのような視点で見ているのか、意外と知られていない企業のワーホリ・留学経験者に対する評価についてみていきましょう!
<目次>
・1.マーケティング・商品開発に強い
・2.営業・販売(接客)に強い
・3.貿易実務に強い
1.マーケティング・商品開発に強い
まず「マーケティング・商品開発に強い」というのは、異文化生活をすれば、当然、多国籍の人達との交流があり、また日本にない商品やサービスなどを発見したり、様々な考え方や価値観に触れることになります。
海外生活経験で発想が豊かになります。
その結果、多面的な視点からものごとを見たり、考えられるようになるため、帰国後に就いた仕事で、それがそのままマーケティングや商品開発の場面で力を発揮できていると考えられます。
特に商品開発では、新しいモノをゼロの状態から、つまり最初から考え出さなくても、すでに日本に有るものに、海外で知り得た日本には無い価値観や知識、経験を加えることで、全く新しい価値観を生み出すことができるのです。
2.営業・販売(接客)に強い
次に、「営業・販売(接客)に力を発揮している」については、留学中常に文化や価値観の異なる人達と接することにより様々な相手に合せた対応ができるようになります。
それに加えて留学中には、当然言語が違う相手と接しなければなりません。海外で人間関係を作るにしても、日本にいる以上にハードルが高いのです。
海外渡航経験者の皆様はその困難を乗り越えて生活しています。
帰国後に、これまで日本にいるときに苦手だったタイプの相手を柔軟に受け入れられるようになったと話してくれる方は多くいらっしゃいます。
営業や販売はまさに人相手の仕事の為、海外で培った関係構築力を生かせていると想像するのは難しくはないですよね。どのような取引先であっても、お客さんであっても、相手に合せて関係を構築できるスキルが営業や販売では求められます。
3.貿易実務に強い
「貿易実務に力を発揮している」に関しては、まさに海外で習得した語学力を生かし、力を発揮していることが分わかります。
ここで注目すべきことは、特に、1、2に関しては、海外経験があるから語学力の面で力を発揮しているのではなく、グローバル職種以外の分野でも企業から評価されているという点です。その点は是非押さえておいて欲しい内容です。
いずれにしても、企業が留学生に対してどのような評価をしているかを知っておくことで、海外でどのような行動や経験をしてくるといいのかが見えてくるのではないでしょうか。
これらのことを知って就活をするのと、知らないで就活をするのでは、自分が準備のできる対策は明らかに違ってきます。
海外渡航が活きる帰国後の就活に向け、渡航前から意識をしていきましょう!
<前回のキャリアコラム>
大学生にこそ伝えたい!『卒業後にワーホリ』の落とし穴【キャリアコラム#32】
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