
10月ももう終盤。暑さでバテて食欲不振の夏が過ぎさったと思えば、あっという間に食欲の秋の到来ですね!ついつい食べ過ぎて、ただでさえ体重計が気になるこの季節ですが、留学を考えている皆さんには更に大きな不安があるのではないでしょうか?
そう、それは「留学に行くと太るのでは」という不安・・・
今回は多くの人が抱えるその心配に関する原因と対策について、そして心構えまで、まとめてご紹介しようと思います!
<目次>
・留学で太る原因①:主食が変わる
・留学で太る原因②:サイズが変わる
・留学で太る原因③:比較対象が変わる
・留学で太る未来回避対策①:よく噛む
・留学で太る未来回避対策②:写真をシェアする
・留学で太る未来回避対策③:フィットネスを楽しむ
・留学で太る?心構え①:食の楽しみを蔑ろにしない
・留学で太る?心構え②:厳しくなり過ぎない
・留学で太る?心構え③:美の基準はそれぞれと知る
・留学で太る原因①:主食が変わる
留学で太る原因は沢山ありますが、やはり食べ物の変化が最もインパクトが大きく、直接的な原因であることは間違いないでしょう。
具体的に、留学先で食べ物が変わることの何が太る原因になるのでしょうか?
まず真っ先に頭に思い浮かぶのは、ピザやハンバーガー、パスタ、ラザニア、マッシュドポテトなど、留学先の国々でよく食べられる主食が、そもそも高カロリーであることです。勿論アイスクリームやケーキ、チョコレートなど、スイーツもとても豊富ですので、留学先でスイーツ沼にはまってしまい太る人も多いですが、それは日本でも同じですので今回は省略。

あくまで嗜好品であるスイーツと異なり、食生活の基盤となる主食が高カロリーである場合、その摂取を避けることは難しくなります。しかも高カロリーの食べ物には中毒性があり、一度その食生活にどっぷりはまってしまうと、なかなか抜け出せません。更に悪いことに、高カロリーのものほど安く手に入りやすく、ヘルシー志向のものほど値が張る傾向もあります。
またそれが何であれ、人間は「小さい頃から食べなれているもの」が一番代謝しやすいようになっています。それ以外のものはどうしても代謝がしにくくなり、太る原因になってしまうんですね。ですから、アメリカからの留学生が日本に来て日本食を食べているのに太った!と言うことも起こるのです。
・留学で太る原因②:サイズが変わる

ただ主食が変わるだけでも太る原因になるのに、そこに拍車をかけるのが、サイズの基準の違いです。日本と比べると、留学先で提供される一般的な一食分の量は非常に多く、パスタやピザも一人前が1.5倍くらい、物によっては2倍以上あるのではないかと感じることもあります。
日本人は、提供された食事を残すことに抵抗を感じる人も多く、出された量を頑張って食べ切っているうちに太る…しかも最初は苦労していた量も胃拡張でぺろりと食べきれるようになってしまい更に太る…という悪循環に。
また、ポテトチップスやアイスクリームなどのお菓子を買う際も、一袋や1パックが非常に大きいので、ついつい際限なく食べ続けてしまうということも。日本のように、食べきりサイズの小さな袋なら、それをカラにすることで満足して食べるのを止められるのに、その区切りが見つからなくなってしまうんですね。
・留学で太る原因③:比較対象が変わる
主食が変わり、サイズ感が変わったことで少しずつ太る前兆が感じられてくるころ、日本にいれば「はっ」と気付いて自分に歯止めをかける掛かるストッパーが、留学先では機能しないことがあります。そのストッパーとは、比較対象です。つまり、留学すると、比較対象が変わるのです。
日本人は全体的に骨格が華奢でほっそりしており、やせ型の人が多いです。そんな中で、自分が理想の体型からずれてくると、このまま太ることに対する危機感や焦りを覚えて、暴飲暴食をセーブするきっかけになることもあるでしょう。

しかし、留学した先の多くの英語圏では、日本と比べて体格がしっかりしており、全体的に肉感的で、ふくよかな人も多いです。肥満が大きな社会問題になっている国もあり、その中で日本人は多少太ったところでずっと「細いわね」「なんて華奢なの」と言われ続けます。そうなると、太ることに対する警戒心が薄くなり、体形維持に取り組むきっかけを逃してしまうのです。
・留学で太る未来回避対策①:よく噛む
それでは、どうすれば「留学=太る」という未来を回避することができるのでしょうか。まず、第一の対策としてご紹介したいのは、よく噛むということです。
これは日本に居ても同じですし、よく言われることなので、何をいまさら…と感じるかもしれません。しかし、非常にシンプルで一切お金もかからないのに、確実に効果があるからこそ、言われ続けているのです。
よく噛むことは、先に挙げた太る原因①:「主食が変わる」ことと、太る原因②:「サイズが変わる」ことへの対策になります。
まず、よく噛んで食べると食べ物が細かくすりつぶされ、消化を行う胃腸への負担を大幅に減らすことができます。ただでさえ主食が変わって負荷が掛かっている胃腸を助けることで、代謝の低下を出来る限り防ぎ、「脂肪を燃やしやすい身体」をつくることに繋がります。

また、よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されるので、食欲抑制効果も期待できます。一食分のサイズ感が変わり、ついつい必要以上に食べてしまいがちですが、よく噛んで食べれば、身体が必要とする量だけで、お腹も気持ちも充分に満たされて、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
余った料理は持ち帰りが出来るレストランも多いので、残すのが嫌な人は店員さんに聞いてみましょう。ホストファミリーが大きなサイズで食事を提供してくれる場合は、美味しい料理にしっかり感謝を伝えつつ、「自分はあまり量が食べられないので、素晴らしい料理を無駄にしない為にも少な目にサーブしてほしい」ということを事前に伝えましょう。
・留学で太る未来回避対策②:写真をシェアする
第二の対策は、自分の写真を日本に居る友達にシェアすることです。SNSが好きな人は、素晴らしい留学の思い出と共に、自分の写真を継続的にシェアしていきましょう!不特定多数に情報共有するのが苦手な人は、仲の良い友人のグループや、家族に対してだけでも構いません。それは、素敵な思い出を残す意味合いや、経験を共有するだけでなく、太る原因③:「比較対象が変わる」ことへの対策にもなるのです。

留学すると、自分の周りにいる体格の良い留学生仲間や現地の人々が比較対象になるので、自分の中の「標準体型」の基準が変化します。ずっとその中で生活するのであればむしろそれで良いのですが、数か月後に日本に帰ってショックを受けるのが嫌なのであれば、「日本的標準感覚」を維持する必要があります。
日本の友人に対して自分の写真をシェアすることで、「留学生の自分」ではなく「日本人の自分」の目で客観的に自分の写真を見る機会になります。また、少しずつ体形が変化して自分では気づきにくい場合は、気の置けない友人に「あれ、なんか顔丸くなったんじゃない?笑」と率直にツッコんでもらいましょう!
はっ!っと気づいて改めて自分を見直し、食生活などを見直す機会になること請け合いです。
・留学で太る未来回避対策③:フィットネスを楽しむ

第三の対策は、ずばり、フィットネスを楽しむことです。そもそも留学をしたら、周りに美味しいものが溢れていたり、ホストファミリーと楽しく料理をしたり、友人と集まってパーティをしたり…と、ついつい食べる量が多くなってしまうこは、ある程度避けられません。食べることをセーブするのが難しいのであれば、後は食べた分を如何に消費するかが焦点となるのは必至です。
ジム通いなんて、日本でも続かなかったのに…と不安に思う人も多いでしょう。しかし、留学先だからこそフィットネスが続く、楽しめる、というパターンは非常に多いのです。
そもそも、日本のフィットネス人口(ジムに通うなど、お金を払ってフィットネスを行う人)は、総人口の約3.3%ほどしかいないという調査が出ています。それに比べ、留学人気国のオーストラリア・カナダ・ニュージーランドなどは総じて13~15%と、日本の4~5倍!しかもこれらの国では、多くのマンションにジムやプールが設置されていたり、公園やビーチ沿いでジョギングやヨガに取り組んだりと、お金を掛けずにエクササイズを楽しむ人も非常に多く、そういった人々を含めると、国民全体の30~40%がフィットネスに取り組んでいると言われています。

ホストファミリーのメンバーや、シェアハウスに住む仲間、学生寮の留学生仲間などの中に、毎日決まった時間にフィットネスをする人がいたら、是非一緒にトライさせてもらいましょう!一人で続けるのは難しくても、誰かと一緒であれば、続けやすくなります。また、毎日決まった時間にジムに行く、ビーチで走る、プールで泳ぐ、などのルーティーンが出来ると、自然とそこに集まる人たちと交流が生まれます。現地の人々と交流し、友達が増えれば、フィットネス自体が「ノルマ」から「楽しみ」に変わります。楽しいことは、努力しなくとも続けられるものです。
友達が増えて、太ることも回避出来て、もちろん健康にも良くて、良いことばかりですね!
・留学で太る?心構え①:食の楽しみを蔑ろにしない
ここまで、留学で太る原因と、その対策について紹介してきましたが、最後に忘れないでほしい大切な心構えを3つお伝えしたいと思います。
まずは、折角留学したのですから、太ることばかり心配し過ぎて、その国でしか味わえない、その時だけの特別な食事を楽しむことを蔑(ないがし)ろにしないでほしいということです。
美味しい食事を共有することは、非常に原始的な人間の喜びです。太ることに気を取られ、せっかくの食事を楽しめなくなってしまうと、食べることだけでなく、友人との交流や、文化体験の機会など、多くのチャンスも逃してしまうことになります。

・留学で太る?心構え②:厳しくなり過ぎない
だからこそ、自らの体形維持に対して、あまりにも厳しくジャッジし過ぎないということも重要です。健康的に、ストレスを溜めずに体形維持が出来れば最高ですが、極端に食事を削ったり、体調を崩すような無理なダイエットはむしろ害悪です。
太ると言っても1~2キロぐらいの増加であれば、見た目にはほとんど差異は現れません。ちょっと食べ過ぎてしまったかな、と思ったら、自分を責めるのではなく、「よし、じゃあビーチを気持ちよくジョギングでもしよう!」と前向きに気持ちを整えましょう。
・留学で太る?心構え③:美の基準はそれぞれと知る
そして最後に、美しさの基準とは、その国の文化や時代によって様々であり、見る人によって異なり、正解などないということは忘れないでください。健康の為に、そして自分に自信を持つために太ることを避けるのは良いことですが、ほっそりとスレンダーであることだけが唯一の美ではありません。皆さんにとってベストな体型を維持しましょう。

いかがでしたか?
留学で太ることが心配な方は、是非参考にしてみて下さいね!
