救急車を呼んだら○○円!?海外での治療費事例紹介!

海外の医療費

 

TOKYO MERがとうとう最終回を迎えますね…!

緊迫した事故現場で、危険を顧みずに医療を行うMERメンバーたち。その熱く切実な人間ドラマに胸を打たれ、夢中になっているかたも多い事でしょう。ドラマの中ならさておき、現実世界においては、緊急治療を受ける患者の立場には極力なりたくないものですね。しかし事故や病気は人を選んでくれません。

 

特に海外でのトラブルは、小さなものでも勝手がわからず不安も大きいものです。海外に居ると言う非日常感や高揚感により、普段は起こさないような事故を起こしてしまったり。環境の変化が心身のストレスに繋がり、病気の症状として表れてしまったり。また、どれほど自分自身で気を付けていても、交通事故や自然災害など、トラブルが向こうからやって来て避けられない場合もあります。

今回は、海外で病気や怪我をしてしまった場合に、どれくらいの治療費が掛かってしまうのか、その平均金額を紹介していきますね。

 


<目次>

・海外の治療費:救急車を呼んだら数万円!?

・海外の治療費:骨折したら数百万円…!?

・海外の治療費:手術を受けたら数千万円…!?

・「自分は大丈夫」は大丈夫じゃない!?


 

・海外の治療費:救急車を呼んだら数万円!?

交通事故にあったり、急激な病気の症状が現れてすぐに対処が必要な場合、日本では通常救急車を呼んで病院に搬送してもらいますよね。その際、支払いが発生することはありません。

しかし、国によっては、救急車を呼んで運んでもらうだけで、料金が発生してしまう場合があります。

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救急車の利用料金は、同じ国の中でも州によって金額が変わります。

例えばカナダのバンクーバーなら80ドル(7000円程)、トロントなら45~240ドル(4000~2万円程)。※トロント市民かどうか、トロント指定の保険に入っているかなど、様々な条件により金額が変動します。

オーストラリアは、クイーンズランドやタスマニアであれば無料ですが、それ以外の州の平均は980ドル(8万円程)になります。

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また、海外では治療費の支払いに関しても非常にシビアで、当協会をご利用されたお客様の中でも、こんなエピソードをシェアしてくださった方もいらっしゃいました。

 

◆自転車運転中に車と接触し救急車を呼んだが、ぶつかった足が痛くて声も出ない状態なのに、支払いの可否について聞かれ、問題無く払えると確認が取れるまで救急車に乗せてもらえなかった

◆スケートボードの練習中に頭から転んで意識を失っている間に救急車に乗せられたはいいけど、クレジットカードを持っておらず、支払いが出来ないと分かり、途中で救急車を下ろされた

 

救急車に乗せてもらえない、あるいは途中で降ろされるなんて、日本ではちょっと信じられないですよね…。でも、実際にそういう事例があるのが海外の怖さ。

しっかりと対策を練る必要がありますね。

 

・海外の治療費:骨折したら数百万円…!?

日本で骨折をして病院に入った場合は、保険でかなりの金額をカバーできますので、治療費に掛かる平均は2万円程です。

しかし海外で無保険の場合、手術等を必要としなかったとしても、イギリスでは平均1,100ポンド(17万円程)、アメリカでは平均2500ドル(27万円程)も治療費が掛かってきてしまいます。

シンプルな足の骨折だけでも、かなり高額な治療費が必要なことが分かりますね。

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更に、より複雑な怪我や緊急帰国を伴うケースも考えられます。ここではAIG保険がカバーしたの実際の事故例を紹介しましょう。

 

◆カンボジアで観光している途中、遺跡から転落し、右後頭部を骨折。カンボジア国内では十分な対応が難しかった為、タイへ緊急搬送され、ICUで治療。その後ドクター付き添いのもと、車いすで帰国し、合わせて約634万円の治療費が掛かった。

◆フランス滞在中の人が道でつまづき転倒し、大腿骨を骨折。看護師と共にビジネスクラスを使用して帰国せねばならず、合わせて約993万円の治療費が掛かった。

 

治療費が数十万から数百万という金額になると、自身の貯金からでは支払い切れず、保護者の方に大きな負担が掛かる場合も増えてきます。

留学先の楽しいパーティで気持ちよく酔っ払った挙句に階段を踏み外して複雑骨折し、100万円近い治療費が借金になって残るなんて、絶対避けたいですよね。

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・海外の治療費:手術を受けたら数千万円…!?

日本でも、難しい手術を受ければかなり大きい治療費が発生しますが、海外なら尚更です。

AIG保険の事例を見てみると、アメリカでバイクツーリングツアー中に事故を起こし、前腕・骨盤骨折に加え、脾臓出血、肺気胸と診断されて現地で手術を受けた人の例や、急性心筋梗塞で倒れて現地で2度の手術を受け、40日入院したのち、日本へ搬送された方の例など、約2,000万~5,000万円の治療費が掛かった事例も報告されています。

 

もちろん、そんなに大変な手術を必要とするような事態は、誰でも遭遇するわけではありません。ただ、「絶対にそんなこと自分には起こらない」とも言い切れないですよね。

 

・「自分は大丈夫」は大丈夫じゃない!?

もし、これから海外渡航を計画している人で、根拠も無く「自分は健康だし交通事故にも気を付けるから、保険に入らなくても良いよね」と考えている人がいるなら、是非もう一度考え直しましょう

 

いくら自分が気を付けていても、避けられないけがや病気は発生します。

また、これまで海外渡航をしてきた人で、「これまでも何もなかったから」と気が緩んでいる人も要注意。「今まで何もなかった」ことは結果論であり、それは「次も何もない」ことの補償にはなりません

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小さな怪我や病気でも、金銭的・精神的な負担を最小限に抑えてくれるのが、海外保険です。

保険に入っているかいないかで、海外生活の中で遭遇する「もしも」の時のダメージの大きさに雲泥の差が出てきます。

 

もちろん、保険に入るにはある程度のお支払いが必要になりますので懐は痛むかもしれませんが、それによって得られる安心や、万が一の補償には代えられません。

特に新型コロナウィルスがまだ落ち着かない今の時代、いつも以上に、慎重に保険を選び、渡航先でのを安心を確保してくださいね。

 

 

いかがでしたか?

これから渡航の準備を進める皆さんは、是非参考にして下さいね。

 


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この記事の内容は 2021年09月12日 (日) に書かれたものです。

情報が最新ではない可能性がありますのでご注意ください。


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