イギリスの歴史を感じさせる伝統的な建物と、スタイリッシュで現代的なビル群が融合した街並み。British Englishでクールに話すお洒落な人々…。どのカフェに入っても、どんな雑貨屋を覗いても、もう全部ステキ…!!
留学をして英語を勉強したからには、どうしてもイギリスで働いてみたい!ビジターではなく、この街を動かす住人の一人として生活してみたい!
そんなあなたにとっては朗報!? 今なら、イギリスでのお仕事探しがこれまでの何倍もしやすいかも!
今回は、EU離脱とコロナによるパンデミックのダブルパンチで労働者不足に陥っているイギリスの事情についてお伝えしますね。
《目次》
・これまでのイギリス就労の常識
・労働者不足の背景には?
・迷っているなら是非行こう!
・これまでのイギリス就労の常識
イギリスのワーキングホリデーに当たるYMS(Youth Mobility Scheme)ビザは、他国のワーホリに比べて滞在期間が2年と長いため、お仕事に充てられる時間はたっぷりあります!しかも、休暇のビザである他国のワーホリと違い、YMSは就労ビザの一種であるため、入国前にお仕事を決めて渡航することも出来るんです。素晴らしい条件ですよね!
しかし、「海外でお仕事をしたいならイギリスへ行こう」という風潮は、これまであまり有りませんでした。…こんなに好条件なのに何故でしょうか?
それは、イギリスでのお仕事探しの厳しさが大きな原因でした。
元々、イギリスにはヨーロッパ諸国から沢山の人が集まってきて、イギリス国内で様々な仕事をしていました。EUの人々はビザの心配も無く、イギリスで自由に働くことが出来たので、その影響でイギリス人の職が奪われ、国内の失業率が大きな問題になっていました。
英語がネイティブでビザの必要のない自国民でさえ仕事にあぶれる国で、語学力もビザによる就労期間もハンデの有る日本人が、希望の職に就くことは容易ではありません。十分な英語力はもちろんのこと、実力主義のイギリスでもアピールできるスキルや海外就労経験が無ければ、なかなか満足の行く結果は得られなかったんですね。
だからこそ、これまでイギリスは「観光や留学には良いけど、就労には不向き」だとか、「2か国目におススメ」という風に言われていたんです。
・労働者不足の背景には?
そんなイギリスが現在、一転して労働者不足の問題に直面しています。それはいったい何故なのでしょうか?
その最も大きな原因は、何といってもイギリスのEU離脱にあります。
みなさんご存知の通り、長い長いブレグジット論争を経て、2020年1月31日より、イギリスはECを離脱しました。1年の移行期間を終え、2021年1月より、それまで自由にイギリスに来て働くことが出来ていたEU圏の労働者が一気にイギリスに入ってこなくなってしまったのです。
勿論、イギリスは一切のEU労働者を締め出したわけではありません。しっかりと条件を満たし、高度な技術や知識を持った、イギリスにとって有益となるような労働者にはポイントを与え、新しいポイント制のイミグレーションシステムにより、国内の滞在と就労の許可を与えるようになっています。
しかし、その新しいシステムは条件がなかなか厳しく、多くのEUの若者はイギリスでの就労を断念せざるを得なくなってしまったのです。EUの人々がイギリスで働くために取得が出来るビザの種類はいくつかありますが、その中で代表的なSkilled Worker Visaと呼ばれるビザ申請に必要な条件は、以下の通りです。
●公認を受けたスポンサーから、必要なスキルレベルの仕事のオファーを受けていること
●スポンサーから、最低給与基準額(通常26,500ポンド、または特定の仕事の相場のいずれか高い方)が支払われること ※26,500ポンド=約400万円
●中級レベルの英語が話せること
元々高いスキルや知識を持ち、オフィスワークでバリバリと働いて高い給与を得ていた人たちにとっては何も問題は無いでしょう。何より大きな打撃を受けたのは、レストランやカフェ、小売店などサービス業で働くスタッフと、そのオーナーたちです。
そもそも、イギリス人の人たちの中では、カフェなどのサービスのお仕事はあまりしたがりません。これまで、それらの業種に必要な労働力は、主にEUなど海外からの渡航者が担って来ていたんですね。しかし、カフェやレストランなどで働いている場合、年収26,500ポンド以上の年収を得るというのは非常に難しい条件になります。新しいビザの申請が出来ない為、やむを得ずイギリスを去るスタッフが続出し、サービス業を支えていた労働力が一気に無くなってしまったのです。
もちろん、そこに更に新型コロナウィルスの感染拡大が追い打ちを掛けていることも間違いありません。
やっと行動制限が解除されて、いよいよレストランをオープンさせよう!というタイミングで、今度はスタッフが見つからずに多くのオーナー達が悲鳴を上げているのです。
・迷っているなら是非行こう!
そんな中で、今月はYMSの2回目の抽選が実施されました!
元々YMSは絶大な人気のわりに年間1,000人と人数枠が小さく、合格倍率が高いことで有名でした。しかし、今回は人数制限が一気に500人増え、通常200人程度しか受からない2回目の抽選で、なんと700人選ばれるという特別な回。
「行くかどうか分からないけど、とりあえず受けてみようかな~」と軽い気持ちで応募してみたら受かっちゃった…!!なんて人も多いのでは?
幸運にも、今このタイミングでイギリスへの渡航のチャンスを手にしている皆さんは、是非この機会を逃すことなく、一歩飛び出して頂きたいと思います。
これまでだったら指をくわえて見ていることしかできなかった憧れのあのショップで、敷居高めのあのレストランで、働く権利をゲットすることが出来るかもしれませんよ!!
もしも行きたい気持ちがあるのなら、今がチャンス。YMS本申請の受け付けは8月16日までとなりますので、どうぞお見逃しなく…!
もっと詳しい情報が欲しい、プランを相談したい、ビザ申請のサポートをしてほしい、という方はどうぞ日本ワーキングホリデー協会までご連絡下さい♪
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