
ワーキングホリデー制度を利用した来日を検討しているあなたへ。この記事では、在留資格の種類、申請条件、滞在期間など、ワーキングホリデーに関する正確な情報を、外務省や関連機関の情報を基に解説します。年齢制限や資金要件など、あなたの状況に合わせた情報を見つけ、安心してワーキングホリデーの準備を進められるようにサポートします。
ワーキングホリデーとは?制度の概要
ワーキングホリデー制度は、二国・地域間の取決めに基づき、相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。文化・生活様式の理解と相互理解の促進を趣旨としています。日本は1980年のオーストラリアとの協定を皮切りに、現在31か国・地域とワーキングホリデー協定を結んでいます(令和8年2月1日現在)。この制度は、単なる旅行や労働の機会を提供するだけでなく、異文化交流を促進し、参加者の国際的な視野を広げることを目的としています。制度の根幹にあるのは、若者が自身の力で海外生活を経験し、自立心を養うことを支援するという理念です。
在留資格は「特定活動」とは?
ワーキングホリデーで来日する場合、在留資格は「特定活動」となります。在留カードには「特定活動」とだけ表示され、具体的な就労内容についてはパスポートに付される指定書で確認する必要があります。留学ビザと異なり、労働時間の制限はありませんが、風営法関連の業務(キャバクラ、性風俗など)は認められません。ワーキングホリデーの在留資格は、フルタイムの長期雇用を目的とした就労系在留資格とは異なり、あくまで休暇に付随する就労を認めるものです。この「特定活動」という在留資格は、ワーキングホリデーの目的に合致した活動を許可するものであり、日本の法律に基づき、適正な範囲内での就労が認められます。在留カードに「特定活動」としか記載されないため、入国審査や各種手続きの際には、パスポートに貼付された指定書を必ず提示する必要があります。
ワーキングホリデーの協定国・地域一覧
日本がワーキングホリデー協定を結んでいる国・地域は以下の通りです(令和8年2月1日現在)。協定国数は、国際的な関係性や経済状況、文化交流の促進など、様々な要因によって変動します。
| 国・地域 | 制度開始年 |
|---|---|
| オーストラリア | 1980 |
| ニュージーランド | 1985 |
| カナダ | 1986 |
| 韓国 | 1999 |
| フランス | 2000 |
| ドイツ | 2000 |
| 英国 | 2001 |
| アイルランド | 2007 |
| デンマーク | 2007 |
| 台湾 | 2009 |
| 香港 | 2010 |
| ノルウェー | 2013 |
| ポルトガル | 2015 |
| ポーランド | 2015 |
| スロバキア | 2016 |
| オーストリア | 2016 |
| ハンガリー | 2017 |
| スペイン | 2017 |
| アルゼンチン | 2017 |
| チリ | 2018 |
| アイスランド | 2018 |
| チェコ | 2018 |
| スウェーデン | 2020 |
| エストニア | 2020 |
| オランダ | 2020 |
| ウルグアイ | 2023 |
| フィンランド | 2023 |
| ラトビア | 2023 |
| ルクセンブルク | 2024 |
| マルタ | 2026 |
近年、協定国は拡大傾向にあり、2024年にはルクセンブルク、2026年にはマルタが新たに加わりました。一方で、米国、中国、インド、東南アジア主要国は、現時点ではワーキングホリデーの対象国ではありません。協定国の選定は、相手国との外交関係や経済交流、若者の国際交流への意欲などを総合的に考慮して行われます。
年齢要件は?
ワーキングホリデーの査証(ビザ)を申請する際の年齢要件は、原則として18歳以上30歳以下です。ただし、オーストラリア、カナダ、韓国、アイルランドの4か国については、各々の政府当局が認める場合に限り、30歳以下まで申請が可能です。年齢要件は、ワーキングホリデー制度の対象となる若者の範囲を定めるものであり、制度の趣旨に合致した活動を促進するためのものです。申請時に年齢要件を満たしていない場合、ワーキングホリデービザの取得はできません。
資金要件は?
ワーキングホリデーで来日する場合、滞在当初の生計維持に必要な資金を証明する必要があります。具体的な金額は、国や在外日本公館によって異なります。資金証明は、ワーキングホリデー参加者が日本で生活する上で、経済的に自立していることを示すためのものです。資金が不足している場合、入国が拒否される可能性があります。
滞在期間は?更新は可能?
ワーキングホリデーの在留期間は原則として1年間です。国によっては運用に差がある場合があります。ワーキングホリデーの目的での在留期間の延長や更新は原則として認められません。日本で継続して働くためには、就労ビザなど、別の在留資格への変更が必要となります。在留期間は、ワーキングホリデービザの有効期間と一致します。ビザの有効期限が切れると、不法滞在となるため、注意が必要です。
ワーキングホリデーの申請から入国までの流れ
- 情報収集: 外務省のワーキングホリデー制度ページや、各国の在外日本公館のウェブサイトで最新情報を確認します。制度の内容や申請方法、必要書類などを事前に把握しておくことが重要です。
- 査証申請: 日本の在外公館でワーキングホリデー査証を申請します。申請に必要な書類は、国や在外公館によって異なるため、事前に確認が必要です。申請書類に不備があると、審査に時間がかかったり、申請が却下されたりする可能性があります。
- 在留資格申請: 日本入国後、14日以内に最寄りの出入国在留管理局で在留資格(特定活動)を申請します。在留資格の申請には、パスポート、査証、申請書、写真などが必要です。
- 在留カードの交付: 在留資格が許可されると、在留カードが交付されます。在留カードは、日本での身分証明書として重要な役割を果たします。
ワーキングホリデーでよくある失敗と対策
- 資金不足: ワーキングホリデー中は、アルバイト収入で生活費を賄うことを想定している人が多いですが、すぐに仕事が見つからない場合や、収入が不安定な場合もあります。事前に十分な資金を準備しておくことが重要です。
- 日本語能力不足: 日本での生活や仕事をする上で、日本語能力は非常に重要です。ワーキングホリデー前に、日本語を学習しておくことをおすすめします。
- 情報収集不足: ワーキングホリデーに関する情報は、インターネットや書籍などで入手できますが、情報が古かったり、誤っていたりする場合があります。信頼できる情報源から情報を収集し、常に最新情報を確認するようにしましょう。
- ビザの更新ミス: ワーキングホリデーのビザは原則1年のみ有効です。期限を過ぎると不法滞在となるため、注意が必要です。
ワーキングホリデー準備チェックリスト
- パスポートの有効期限を確認する
- 航空券を手配する
- 海外旅行保険に加入する
- 滞在先の住居を探す
- 日本語を学習する
- ワーキングホリデー査証を申請する
- 在留資格を申請する
- 日本の生活に必要なものを準備する

よくある質問(FAQ)
Q. ワーキングホリデービザの申請に必要な資金はどのくらいですか?
A. ワーキングホリデー査証申請時の資金要件は、国や在外日本公館によって異なります。具体的な金額は公表されていませんが、滞在期間中の生活費や交通費、緊急時の費用などを考慮して、十分な金額を準備しておく必要があります。
Q. ワーキングホリデーで日本に来た後、就労ビザに切り替えることは可能ですか?
A. ワーキングホリデーの在留資格(特定活動)から、就労ビザ(技術・人文知識・国際業務など)への変更は可能です。ただし、雇用主がスポンサーとなり、必要な書類を揃えて出入国在留管理局に申請する必要があります。就労ビザへの切り替えには、学歴や職務経験などの条件を満たす必要があります。
Q. ワーキングホリデーでアルバイトを探す際、注意すべきことはありますか?
A. ワーキングホリデービザでは、風営法関連の業務(キャバクラ、性風俗など)は認められていません。また、違法なアルバイトは在留資格の取り消しにつながる可能性があります。信頼できる求人サイトやハローワークを利用し、合法的なアルバイトを探すようにしましょう。
Q. ワーキングホリデーで日本に滞在できる期間は最長でどのくらいですか?
A. ワーキングホリデーの在留期間は原則として1年間です。国によっては運用に差がある場合があります。ワーキングホリデーの目的での在留期間の延長や更新は原則として認められません。日本で継続して働くためには、就労ビザなど、別の在留資格への変更が必要となります。
Q. ワーキングホリデーの申請に必要な書類はどこで確認できますか?
A. ワーキングホリデーの申請に必要な書類は、各国の在外日本公館のウェブサイトで確認できます。申請する国によって必要書類が異なるため、必ず事前に確認するようにしましょう。
Q. ワーキングホリデー中に病気や怪我をした場合、どのような対応が必要ですか?
A. ワーキングホリデー中に病気や怪我をした場合は、速やかに医療機関を受診してください。海外旅行保険に加入している場合は、保険会社に連絡し、保険金請求の手続きを行ってください。
Q. ワーキングホリデー中にトラブルが発生した場合、どこに相談できますか?
A. ワーキングホリデー中にトラブルが発生した場合、最寄りの出入国在留管理局や、在日外国人支援センターなどに相談できます。また、母国の在外公館にも相談することができます。
この記事は、令和8年2月1日現在の情報に基づいて作成されています。制度の内容や条件は変更される可能性がありますので、最新情報を必ず確認してください。

























