
オーストラリアのワーキングホリデー(サブクラス417)の申請では、資金があることを示す書類(残高証明)を求められる場合があります。申請時の目安は、AUD 5,000 以上の預金残高と、帰国または次の渡航先への航空券代に当たる資金です。法令上の固定額は公表されておらず、AUD 5,000 はガイダンスとして案内されている値です。
日本の銀行で英文の残高証明書を取る場合、2026年10月19日に各行の公式ページで確認した手数料(税込)は、みずほ銀行と三井住友銀行が 880円、三菱UFJ銀行が窓口 770円(かんたん手続アプリの英文は 550円)、ゆうちょ銀行が 1,100円です。郵送で受け取るまでに、みずほ銀行と三井住友銀行は約1〜2週間、三菱UFJ銀行は1週間〜10日ほどかかると案内されています。申請の直前に頼むと間に合わないことがあるため、早めに手続きしてください。
この記事は、資金の目安、申請での扱い、受け付けられる書類、4行の手数料と日数、取るときの注意点を整理します。金額はオーストラリアドル(AUD)と、日本の銀行の手数料(円)です。AUD の円換算は為替で毎日変わるため、申請や送金の当日のレートで計算してください。
資金の目安【早見表】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 預金残高の目安 | AUD 5,000 以上 |
| あわせて必要な資金 | 帰国または次の渡航先への航空券代に当たる額(固定の金額は公表されていません) |
| 法令上の定め | 固定の最低額は公表されておらず、ガイダンスとして示される値です |
| 資金の証明を出す場面 | 審査官から求められたとき(申請の主な書類の一覧にも「資金の証明」が挙がっています) |
| ビザ申請料(1回目) | AUD 840(2026年7月1日から。それまでは AUD 670) |
| 円換算 | 為替で毎日変わるため、申請や送金の当日のレートで計算 |
申請では、資金の証明をどう扱う?
申請はすべてオンラインで、Department of Home Affairs の ImmiAccount(https://immi.homeaffairs.gov.au)から行います。就職の内定やスポンサーの雇用主は要りません。
申請に必要な主な書類は、次のとおりです。
- 有効なパスポート
- 資金の証明(AUD 5,000 以上の残高を示す書類)
- 帰国便の資金の証明
- 必要に応じて、健康診断の結果と無犯罪証明書
資金の証明は、担当の審査官(ケースオフィサー)から提示を求められる場合があります。求められたときにすぐ出せるよう、先に英文の残高証明書を用意しておくと慌てずにすみます。郵送で届くまでに1〜2週間かかる銀行があるので、次の表で日数を確認してください。
資金の証明として受け付けられる書類
海外の解説サイト(pvtistes.net)は、受け付けられる資金証明書類を次の3種類としています。
- 残高が分かる銀行明細書
- 銀行のレターヘッド付きの残高証明書(銀行の署名入り)
- 口座名義・日付・残高が確認できるオンラインバンキングのスクリーンショット
英語以外の書類は翻訳が必要とされています。日本の銀行が出す英文の残高証明書は、この2番目にあたります。銀行明細書やスクリーンショットを使う場合は、口座名義・日付・残高が読み取れることが条件で、日本語のままの書類には翻訳をつける必要があります。移民局の原文は、申請の前に Department of Home Affairs の公式ページで確認してください。

邦銀の英文残高証明書:手数料・日数・申し込み方
2026年10月19日に、各行の公式ページ(個人向け)で確認した内容です。ページの掲載日が古いものもあるため、申し込む前に各行で確認してください。ここに載せた4行以外(ネット銀行・信託銀行など)は確認していません。
| 銀行 | 手数料(税込) | 英文 | 受け取りと日数 | 申し込みの注意 |
|---|---|---|---|---|
| みずほ銀行 | 1通 880円(業務分野ごと。円預金・外貨預金など分野が違えば分野ごとに数える) | 日本語または英語を選べる | 手続き後、約1〜2週間で届出住所へ郵送(2023年12月6日現在の表記)。即日がよいときは店舗に相談 | 店舗の窓口で手続き(来店予約サービスあり)。海外への郵送・インターネットでの発行受付はない |
| 三菱UFJ銀行 | 窓口 770円。かんたん手続アプリの英文は 550円 | 英文での発行も可能 | 窓口で郵便受取を選ぶと、受付日から1週間〜10日ほどで普通郵便(親展)で届く(2025年7月3日現在の表記)。「和文円預金・外貨預金の場合は、ご利用状況により即日発行できる場合があります」とあり、英文の即日発行の記載はない | 窓口は本人が来店。通帳またはキャッシュカード・お届印・本人確認書類(提示を求められる場合あり)。受付日当日を証明日にする即日発行はできない |
| 三井住友銀行 | 1通 880円(SMBCダイレクトも窓口も。ダイレクトは支店数×通数分) | 英文も可。SMBCダイレクトはメールアドレスの登録が必要 | 手続き完了後、約1〜2週間で受付時の住所へ郵送。休日をはさむ場合などは、日数がかかることがある | SMBCダイレクトまたは窓口。外貨建ての残高証明書は SMBCダイレクトで受け付けない |
| ゆうちょ銀行 | 貯金残高証明書 1通 1,100円(貯金の種類が違えば、それぞれ手数料) | 英文は窓口で申し出る。残高は日本円で記載し、外貨に換算した金額は記載できない | 日数の記載はない。通帳があっても即日発行できない場合があり、その場合は後日郵送 | 窓口で手続き。お申込日当日を証明日にはできない |
取るときの注意点
日数には余裕を持つ
郵送の日数は上の表のとおりです。三井住友銀行は、休日をはさむ場合などは日数がかかることがあるとしています。みずほ銀行は、海外への郵送とインターネットでの発行受付をしていません。日本を出てから頼むのは難しいため、出発前に済ませておくと安心です。
証明日(残高を証明する日)の決め方は銀行で違う
- みずほ銀行:希望の基準日を指定できます。即日で受け取りたい場合は、証明日は発行日の前日までです。
- 三菱UFJ銀行:かんたん手続アプリは、申込日の前々月末日から前日までのいずれかの日を指定します。窓口は希望の証明基準日を指定でき、「受付日当日を証明日とする残高証明書の即日発行」は取り扱えません。
- ゆうちょ銀行:お申込日当日を証明日にする残高証明書は発行できません。
AUD の換算額を載せられるかも銀行で違う
AUD 5,000 以上あることが一目で分かるよう、豪ドルの換算額を付けたい人は、銀行ごとの扱いを確認してください。
- みずほ銀行:残高の通貨は円で、備考欄に AUD などの換算表示ができます(USD・EUR・AUD・NZD・CAD・GBP などが対象)。
- 三菱UFJ銀行:かんたん手続アプリの案内に「外貨換算額付記」の項目があり、付記の有無で手数料が変わる条件が書かれています。
- ゆうちょ銀行:残高は日本円のみで、外貨に換算した金額は記載できません。
- 三井住友銀行:今回確認したページには、換算表示についての記載がありませんでした。
通数・口座の数で手数料が変わる
みずほ銀行は業務分野ごと、三井住友銀行は指定した支店数×通数分、ゆうちょ銀行は貯金の種類ごとに手数料がかかります。口座がいくつかある人は、どの口座の残高を証明するか決めてから申し込むと、無駄が出ません。
資金のほかに必要なお金
残高証明の AUD 5,000 は、申請のための資金の目安です。渡航後の家賃・食費・保険・交通などは別にかかります。生活費の目安は、オーストラリア ワーホリ 費用の記事で整理しています。ビザの条件と申請の流れはオーストラリア ワーホリビザの記事に、ビザ・最低賃金・税金・スーパーの数字を1ページで見たいときはオーストラリア ワーホリ【2026年版】最新の数字まとめにあります。
よくある質問(FAQ)
Q. ワーホリの申請で、残高証明は必ず出しますか?
A. 申請に必要な主な書類に「資金の証明」が挙がっていて、担当の審査官から提示を求められる場合があります。求められたときにすぐ出せるよう、先に用意しておくと安心です。
Q. AUD 5,000 は公式に決まった金額ですか?
A. 法令上の固定額は公表されておらず、ガイダンスとして案内されている目安の値です。帰国便の費用に当たる額も、固定の金額は公表されていません。申請の前に、Department of Home Affairs の公式ページで確認してください。
Q. 残高証明書は英文でないといけませんか?
A. 英語以外の書類は翻訳が必要とされています。みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行は英文での発行ができ、ゆうちょ銀行は英文を希望するときに窓口で申し出ます。
Q. 英文の残高証明書は、いくらで、何日かかりますか?
A. 手数料は、みずほ銀行・三井住友銀行が 880円、三菱UFJ銀行が窓口 770円(アプリの英文は 550円)、ゆうちょ銀行が 1,100円です。郵送の場合、みずほ銀行・三井住友銀行は約1〜2週間、三菱UFJ銀行は1週間〜10日ほどとされています(2026年10月19日に確認)。
Q. 銀行明細書やスクリーンショットでも大丈夫ですか?
A. 海外の解説サイトは、残高が分かる銀行明細書と、口座名義・日付・残高が確認できるオンラインバンキングのスクリーンショットも、受け付けられる書類に挙げています。英語以外の書類は翻訳が必要です。
Q. 海外に出てから、残高証明書を取れますか?
A. みずほ銀行は、海外への郵送とインターネットでの発行受付をしていません。三菱UFJ銀行の窓口は本人の来店が前提で、ゆうちょ銀行も窓口での手続きです。三井住友銀行は SMBCダイレクトで申し込めますが、郵送先は登録の住所で、海外からの申し込みの可否は記載がありません。出発前に取っておくのが安全です。
最新の情報は、内務省(https://immi.homeaffairs.gov.au/)と、各銀行の公式ページで確認できます。
手数料・日数・為替は改定されることがあるため、申請や申し込みの前に必ず公式で確認してください。

