
2026年7月1日から、オーストラリアのワーホリビザ(417/462)の1回目の申請料は AUD 840 になりました(それまでは AUD 670)。2回目・3回目は AUD 1,000 です。同じ日に全国最低賃金も時給 AUD 26.44 に上がり、カジュアル雇用なら25%割増込みで AUD 33.05 です。1回目の申請料は、カジュアルの最低時給でおよそ26時間分にあたります。
この記事では、ビザの仕組みの説明ではなく、「いくら払って、いくら稼げて、いくら戻ってくるのか」を、改定日と出典つきでまとめました。金額はオーストラリアドル(AUD)で書いています。
オーストラリアのワーホリビザ代はいくら?(2026年7月1日改定)
| 申請 | 申請料 | 改定日 |
|---|---|---|
| 1回目(417/462) | AUD 840(それまでは AUD 670) | 2026年7月1日 |
| 2回目 | AUD 1,000 | 2026年7月1日 |
| 3回目 | AUD 1,000 | 2026年7月1日 |
改定は連邦法令 F2026L00874 によるもので、額は複数の移民法務事務所の公表で一致しています。申請の前に、内務省(Department of Home Affairs)の公式ページで最新の額を確かめてください。クレジットカードや PayPal で払うと、決済の手数料が上乗せされることがあります。
2回目は1回目より高く、AUD 1,000 − AUD 840 = AUD 160 の差があります。2回目・3回目のビザは、「指定労働(specified work)」を済ませた人が申請でき、2回目には3か月、3回目には6か月の指定労働が要ります。2回目のための指定労働は、1回目のビザで滞在している間に終えておく必要があります(Department of Home Affairs)。
申請料は何時間働けば取り戻せる?
2026年7月1日からの最低賃金です(Fair Work Ombudsman)。多くの人はアワード(職種ごとの取り決め)や労使協定で、これより高い時給で働きます。
| 区分 | 最低時給 | 補足 |
|---|---|---|
| 全国最低賃金 | AUD 26.44 | 週 AUD 1,004.90(フルタイム週38時間) |
| カジュアル(25%割増込み) | AUD 33.05 | 全国最低賃金に25%のカジュアル割増を足した額 |
| 入門レート(雇用開始から6か月以内) | AUD 25.74 | 週 AUD 978.10 |
2026年6月30日までは、全国最低賃金は時給 AUD 24.95、カジュアルは AUD 31.19 でした。
申請料 AUD 840 を最低時給で割ると、カジュアルでおよそ26時間、全国最低賃金でおよそ32時間です。カジュアルで週25時間働いた場合の総支給は、AUD 33.05 × 25時間 = AUD 826.25 で、1週間分でほぼ申請料に届きます。
ただし、これは税金を引く前の額です。
- ワーホリの人の税率は、登録済みの雇用主のもとで年 AUD 45,000 までが15%、AUD 45,001〜135,000 が30%です。非課税の枠は無く、最初の1ドルから15%がかかります(ATO)。
- 雇用主が登録していないと、非居住者の税率で源泉されます。
- スーパー(年金の積立)は、2025年7月1日から賃金の12%を、雇用主が賃金とは別に積み立てます(ATO)。
到着までと最初の1か月に要るお金
| 項目 | 金額 | 時点・出典 |
|---|---|---|
| 健康保険(海外訪問者向け OVHC の一例) | nib『Standard』単身で年 AUD 775(月にすると約 AUD 64.58) | 2026年4月時点・nib |
| シドニーの交通(Opal・大人) | 週の上限 AUD 50(平日の1日上限 AUD 19.30、金〜日・祝日 AUD 9.65) | 2025年7月14日改定・IPART NSW |
| シドニーの家賃(ユニット1戸の週の中央値) | AUD 780 | 2026年6月四半期・Domain |
保険料は保険会社・補償の範囲・年齢で変わり、月 AUD 53 前後からのプランもあります。公的に決まった額はありません。
交通費は週の上限が決まっているので、シドニーで毎日乗っても、AUD 50 × 4週 = 最大 AUD 200 です。メルボルンの Myki など、ほかの都市の運賃は確かめられていないため載せていません。
家賃の AUD 780 は、ユニット(集合住宅の1戸)を丸ごと借りた場合の中央値です。カジュアルの最低時給でおよそ24時間分にあたります。ワーホリで多いシェアハウスの個室は、これより大幅に安いのが一般的です。同じ時点の一戸建ての中央値は、シドニーが週 AUD 850、ブリスベンが AUD 700 です。メルボルンは一戸建て・ユニットとも週 AUD 600 です(Domain)。
食費は、確かな一次情報で裏付けが取れなかったため載せていません。

帰国するときに戻ってくるお金はある?
雇用主が積み立てたスーパーは、ビザが切れて出国したあと、DASP(Departing Australia Superannuation Payment)でオンラインから払い戻しを申請できます。
ワーホリのビザ(417/462)を一度でも持っていた人は、払い戻しの課税部分に一律65%の源泉税がかかります。受け取れるのは、残高のおよそ35%です(ATO)。「スーパーは全額戻ってくる」と考えて資金計画を立てないようにしてください。
2026年に変わった金額
| 日付 | 変わったもの | 旧額 → 新額 |
|---|---|---|
| 2026年7月1日 | ワーホリビザの申請料(1回目) | AUD 670 → AUD 840 |
| 2026年7月1日 | 全国最低賃金(時給) | AUD 24.95 → AUD 26.44 |
| 2026年7月1日 | カジュアルの最低時給 | AUD 31.19 → AUD 33.05 |
よくある質問
Q. オーストラリアのワーホリビザはいくら?
A. 2026年7月1日から、1回目の申請料は AUD 840 です(それまでは AUD 670)。申請前に内務省の公式ページで最新の額を確かめてください。
Q. 2回目・3回目のビザ代は?
A. どちらも AUD 1,000 です。2回目には3か月、3回目には6か月の指定労働が必要です。
Q. 申請料は何時間働けば取り戻せる?
A. カジュアルの最低時給 AUD 33.05(2026年7月1日から)なら、およそ26時間です。これは税金を引く前の額で、ワーホリの税率は最初の1ドルから15%です。
Q. 保険は入らないといけない?
A. ワーホリのビザでは、健康保険は全員に一律の必須条件ではありません(個別に条件が付くことはあります)。内務省は、適切な健康保険に入ることを強く勧めています。
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申請料・最低賃金・運賃・家賃は改定・変動します。申請や渡航の前に、必ず各機関の公式ウェブサイトで最新の情報を確認してください。為替が大きく動くため、参考の円換算は載せていません。

