1か月後に迫る10月31日は、日本人にも馴染みのイベント、ハロウィンですね!
意外と知られていませんが、ハロウィン発祥地はアメリカではなくアイルランドなのはご存知ですか?
ハロウィンって何のためのイベントなの?など日常の疑問も含め、ハロウィンの歴史や世界のハロウィンについて特集します。
《目次》
・ハロウィンの起源
・世界各国ハロウィンの楽しみ方
・覚えておきたいハロウィン用語
ハロウィンの起源
現在はハロウィンと言う言葉で知られていますが、もとはアイルランドの古代ケルト人のお祭りサウィン(Samhain=夏の終わりを意味するお祭り)がその起源と言われています。
ケルト暦では10月31日が冬の始まりの前日に当たり、夏と冬の境目で現世と来世の境界が曖昧になり、死者の魂が戻ってくると考えられていました。
死者の魂は妖精や悪魔などの姿をしているため、現世の人々は自分自身も不気味な仮装をしたとされます。これが現代のハロウィーンの仮装の習慣の元とされています。
また収穫期の終わりを焚き火などで祝い、冬の準備をするための収穫祭としての要素もあったと言われています。
世界各国ハロウィンの楽しみ方
1|アイルランド
アイルランドのハロウィンではフォーチュンクッキーのような役割を持つ「Bambrack Barin Breac」(バーンブラック)という伝統的なパウンドケーキの中にいくつかのアイテムを混ぜて運勢占います。何が入っているかは食べてからのお楽しみ♡
▶アイテムと意味
・Pea(豆):翌年結婚の機会はないでしょう
・Stick(棒):結婚が上手くいかないかも / 喧嘩が多くなるかも
・Piece of cloth (布切れ):不運や貧乏になるかも
・Coin(小銭):幸運や富をもたらす
・Ring(指輪):結婚間近かも
2|アメリカ
日本のハロウィンに最も影響を与えたと言われるのが、アメリカのハロウィン。
国土が広いアメリカでは地域によって温度差がありますが、特に盛り上がりを見せるのがニューヨークやロサンゼルス。
ロサンゼルスのウエストハリウッドで毎年開催される「ウエスト・ハリウッド・ハロウィン・カーニバル」は、世界中から約50万人が集まるアメリカでも最大規模のハロウィンイベントで、参加者はまるで本物の映画撮影さながらの本格的なメイクや衣装に身を包み、パレードに参加します。
3|メキシコ
ディズニー映画で一躍有名になった、メキシコの風習『死者の日(Dia de Muertos)』も、丁度ハロウィンの時期に開催されます。
死者の日には故人の魂がこの世に帰るといわれており、10月31日の前夜祭から、子どもの魂が帰る11月1日、大人の魂が帰る11月2日と、3日間にわたり祭りが開かれます。
死者の日が近づくと、メキシコでは至る所にカラフルなガイコツグッズが溢れかえり、故人の親族はお墓の前で食事を楽しみ、楽器を演奏したり踊ったりと、それぞれ死者との交流を楽しみます。
4|イタリア
イタリアでも、「死者の日」は故人を偲ぶ日として大切にされています。
11月1日を「諸聖人の日」、11月2日を死者の日とし、この時期には多くの人が教会へ出かけお墓参りをします。まるで日本のお盆のような風習ですね。
この時期ならではの郷土料理も数多く存在し、特にスイーツの類はお供え物として捧げられることも多いそうです。
覚えておきたいハロウィン用語
Witches 魔女
Vampires 吸血鬼
Ghosts 幽霊
Skeletons ガイコツ
Cobweb クモの巣
Costume コスチューム
Haunted house お化け屋敷
Magic wand 魔法のつえ
Spider web クモの巣
Pumpkin カボチャ
Trick or treat お菓子をくれないと、いたずらするよ
It’s spooky 怖い
You look really scary. 怖く見えるよ
<他のおススメ記事はこちら>
・入国可能!アイルランドってどんな国?特徴をまとめました!【WH情報局】
・同じ英語でも全然ちがう!アメリカ・イギリス・オーストラリアの日常英単語の違い