日本の国民的人気アニメ「ドラえもん」。その個性的なキャラクターや、時にうるっときてしまうストーリーは多くの日本人から愛されています。そんなドラえもんは過去アメリカやヨーロッパ、アジアを中心に放送され世界的にも有名になりました。
しかし、そんな海外のドラえもんを調べてみると、アメリカ版ドラえもんの設定が日本と異なりつっこみどころ満載!ジャイアンの名前は「Big G」と表現したり、ドラえもんはアザラシの設定?
今回はドラえもんのキャラクターの名前から設定まで、くすっと笑える日本とアメリカの違いをご紹介します。
《目次》
・「ドラえもん」日本版とアメリカ版の違い
・「ドラえもん」有名なセリフを英語で言うと?
・英語学習におすすめ!日本の漫画TOP3
「ドラえもん」日本版とアメリカ版の違い
1|キャラクターの名前
- ドラえもん:DORAEMON (ドラえもん)
- のび太:Noby (ノビー)
- しずかちゃん:Sue (スー)
- ジャイアン:Big G (ビッグ・ジー)
- スネ夫:Sneech (スニーチ)
- 出木杉君:Ace (エース)
のび太の本名「野比 のび太」は、アメリカ版だと「Noby Nobi」。しずかちゃんの“SHIZUKA”は英語で発音がし辛いため、アメリカらしい女の子のニックネームから「Sue(スー)」に。
ジャイアンは「ジャイアン=ジャイアント(Giant)」のままだと、英語では大柄だけど動きが鈍くてぼんやりとしているという意味合いが強くなってしまうため、アメリカ風のいたずらっ子のボスらしい意味愛を込めて「Big G」。スネ夫のSneechは元々sneerから来ており、「あざ笑う」や「冷笑」という意味。
2|道具の名前
- どこでもドア :Anywhere Door
- タケコプター :Hopter
- タイムふろしき:Time Kerchief
- どら焼き:Yummy Bun
- 暗記パン:Memory Bread
- ほんやくコンニャク:Translation Gummy
アメリカにはどら焼きに馴染がないため、「Yummy Bun(美味しいパン)」と表現。またジャイアンの「剛田商店」は「Goda’s Goods」。本の名前は街中の看板なども英語表記になっています。
3|ドラえもんはアザラシ!?
ネコ型ロボットのドラえもんは、作中ではタヌキに間違えられ憤慨するシーンがお約束です。しかしなんとアメリカ版ではタヌキではなく“アザラシ”に間違えられる設定。設定が変更になった理由は、アメリカではタヌキは生息していな珍しい動物のため。ドラえもんをタヌキに例えるのはいまいちアメリカ人はピンとこないことから、何故かアザラシになったそうです。なるほど…?(笑)
他にも、肥満が社会問題になっているアメリカでは、ドラえもんがどら焼きに囲まれて喜んでいる大食いのシーンは短くカット。またのび太のおやつは高カロリーのスイーツからヘルシーなフルーツに変更されています。
他にも日本円がドル札、石焼き芋の屋台がポップコーン。日本とアメリカの生活環境の違いを探しながら観ると面白そうですね!
有名なあのセリフを英語で
【ドラえもん】
1|「ほしいからって、なんでもかんでもかんたんに手に入ると思うのは考えが甘いぞ」
= Just because you want anything, It doesn’t mean you should think it’s easy to get it.「just because」=「というだけで」
「it doesn’t mean」=「とは限らない・ということではない」
2|「はじめから計画的にやっていれば、こんなことにならなかったんだぞ」
= If you’d planned this from the beginning, none of this would have happened.
「if had 過去分詞,S would have p.p(過去分詞)」=「もし〜だったら、〜だっただろうに」
3|「つまりその・・・、なんというか・・・、ようするに、面倒臭いんだ」
= In other words…, you know…, in short, it’s a pain in the ass.
「in other words 」=「つまり・言い換えると」
「in short」=「要するに」
「pain in the ass」=「悩みの種・うっとおしいこと」
【のび太】
4|「あったかいふとんでぐっすりねる!こんな楽しいことがほかにあるか」
= There is no more enjoyable thing (in the world) than sleeping on a warm futon!
「There is no more」=「それ以上~ない」
【ジャイアン】
5|「おまえのものはおれのもの、おれのものはおれのもの!」
= What’s mine is mine. What’s yours is mine!
英語学習におすすめ!日本の漫画
日本の漫画は海外でも高く評価されており、英語版も数多く出版されています。漫画を英語で読むと、リラックスしながら新しい英単語を覚えられたり、教科書とは違うリアルな会話に使える表現を学べます。英語の勉強を嫌々やるよりも圧倒的に学習効果は高いです。
今回ご紹介したドラえもんは英語版の漫画でも比較的難易度は低めなので、気軽に読みたい方におすすめです!他にもいくつか英語学習におすすめの漫画を3つご紹介します。
1|鬼滅の刃
2020年に公開された映画が大ヒットしたのは記憶に新しいですね。鬼滅の刃は家族を鬼に殺された主人公が鬼滅隊の一員となり、家族の復讐のため、また鬼になった妹を元に戻す方法を探すために鬼と戦う話です。会話主体で難しい表現が少なく、技の名前もシンプルで読みやすいと評判です。
2|君の名は
日本映画の代表作ともなった「君の名は」。こちらはバイリンガル版が発売されているため、日本語と英語を照らし合わせながら読み進めることができます。簡単な日常会話から、主人公の心情まで、さまざまな場面が描写されているので、簡単な英文からより実践的な内容まで幅広く学習できます。
3|NANA
実写版映画も話題となった、矢沢あいの代表作品。同い年の2人のNANAが、ひょんなことから新幹線の中で出会い、東京で同居生活を送りながら、恋や夢を追いかけるストーリー。漫画では海外ドラマのように、男女の会話表現を学ぶことができます。
いかがでしたでしょうか?
英語が出来る方であれば新しい漫画を、英語に自信の無い方は日本語で一度読んだ漫画を読んで見ることをお勧めします。
<他のおススメ記事はこちら>
・【ルパン三世アニメ化50周年記念】日本以外でも人気、世界のルパン三世の謎に迫る!