『外国人の恋人をもつと語学力が向上する』と耳にすることがありますね。果たしてそれは事実なのでしょうか?
<目次>
外国人の恋人をもつと語学力は向上するのか?
恋人が外国人であっても”上達しない”3つのケースと注意点
外国人の恋人をもつと語学力は向上するのか?
外国語を学ぶにあたってみなさまそれぞれの目的がありますね。海外旅行で困らないくらいの語学力をつけたい、語学をキャリアに活かしたい、将来は海外に永住をしたい、などさまざまな思いがあるのではないでしょうか。
また、海外でコミュニケーションをとる際に語学力習得は必要不可欠となりますね。恋人または好きな人に何かを伝えたいというのも十分な動機です。また、相手がいることによって外国語を使う機会が増えることも上達への大きな一歩になります。『外国人と話すことに慣れる』ということは国際恋愛の大きな副産物になりますね。
そういった点をふまえると『外国人の恋人をもつのは語学力向上につながる』という話はあながち間違いではないでしょう。
【恋人が外国人であっても上達しない3つのケースと注意点】
①相手の語学力が堪能ではない or ネイティブスピーカーではない
外国人といっても、すべての方がネイティブスピーカーではありません。
例えばあなたが英語力を向上させたくても、もし恋人がドイツ人だった場合、あなたはドイツ語が分からなく、相手も日本語が分からないとなると英語で会話することが多いでしょう。
しかしお互いがネイティブスピーカーではない為、英語を話すこと自体に慣れるかもしれませんが、英語力は向上するのかについては疑問が残ります。
なぜならばお互いにネイティブスピーカーではない場合には難しい単語や言い回しは使わずに二人にしか通じないような言葉で満足しがちです。
②相手の日本語が堪能
相手の日本語力が自分の外国語よりも優れている場合には、会話が日本語になりがちです。恋人の日本語が流暢な場合、もし、相手がずっと日本に永住してくれるのなら、日常会話が日本語でもまったく問題はないでしょう。
ただし、将来相手の国に住むとなると話は別ですよね。後々苦労するのは自分なので、どこかのタイミングで相手国の言語を学ばないといけません。相手との会話が日本語中心になってしまうと、タイミングの切り替えが難しいですね。
③言語問わず聞き役になることが多い方
会話力を高めていくには『話すこと』が重要です。どれだけ単語や文法を知っていても、「話さない」=「話せない」と、周りからみたら同じです。
話好きな方は、日本語でも外国語でも物怖じせずに話せる方が多い傾向にあります。
普段からあまり話さない、人見知りが激しい方は話好きな方と比べると話す機会が少なく必然的に不利になります。聞き上手な方は外国語でもリスニング力が向上しやすい傾向にはありますが、会話力を上げていくためには意識をして積極的に話をしていきましょう。
失敗は成功の母といいますが、間違いに気付く機会だと思い失敗を恐れずにたくさん話をすることが会話力向上に繋がります。
<まとめ>
恋人はたとえつたない外国語でも聞いてくれたり、あなたの発音やイントネーションにも慣れてくれたり、理解もしてくれるでしょう。ただし、通じてしまえば間違いを都度訂正してはくれないと思っておくことが賢明です。
間違い探しばかりでは話の内容に集中できず、つまらない会話になってしまいます。本当に伝えたいことが伝わらず喧嘩の原因にもなりがちです。
語学が学びたいという理由で「外国人の恋人がほしい」というのはかなり失礼になりますよね。恋人は語学の教師ではないことは十分に理解をしておく必要があります。
その点、語学学校の先生はプロとして語学を教えてくれるので分からないことや間違いはしっかりと指摘をしてくれますね。
以上のことから『外国人の恋人をもつと語学力が向上する』という噂はYesでもありNoでもあり、「習う」より「慣れる」ということでしょう。
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