留学・ワーホリで渡航される方の多くは、『せっかくなら、身につけた英語力を帰国後のキャリアに活かしたい』と思っているのではないでしょうか。
筆者もワーホリ行く前から漠然と『英語を活かした仕事をしたい』と考えていました。
しかし現実は、帰国後、仕事に活きるまで英語がきちんと話せるようになった方はわずか3割程度とも言われています。
では、実際に英語を活かした仕事に就くためには具体的にどれくらいあれば採用に繋がるのでしょうか?今回は、職業別に求められる英語力をみていきましょう!
<目次>
・英語力のレベル分けについて
・【職業別】求められる英語力とは
・最低限、身につけておきたい英語力
・英語力のレベル分けについて
語学学校で使用されているレベル指数を使って、職業別にどの程度の英語力が求められるのか、を見ていきましょう。なお、TOEIC Listening&Reading Testはスピーキングとリスニングが含まないテストのため、実際の英会話力と異なる場合があります。
■Elementary(初級):
相手が話す内容をおおまかに理解、自分が言いたいことの表現がわからない。
TOEIC L&R:100~300点
IELTS:1.5~2.0
CEFR基準:A1
■Pre-Intermediate(中級下):
コミュニケーションは取れるがフレーズがワンパターン。
TOEIC L&R:300~650点
IELTS:2.5~3.5
ケンブリッジ英語検定:KET
CEFR基準:A2
■Intermediate(中級):
基礎レベルの英会話がなんとなくできる。ネイティブ環境で働く自信はない。
TOEIC L&R:650~750点
IELTS:4.0~5.0
ケンブリッジ英語検定:PET
CEFR基準:B1
■Upper-Intermediate(中級上):
日常会話がきちんとでき、接客業で困らない。
TOEIC L&R:750~800点
IELTS:5.5~6.5
ケンブリッジ英語検定:FCE
CEFR基準:B2
■Advanced(上級):
難しい語彙や言い回しを使って、ネイティブとほぼ対等に会話が出来る。
TOEIC L&R:800~900点
IELTS:7.0~8.0、8.5~9.0
ケンブリッジ英語検定:CAE、CPE
CEFR基準:C1、C2
・職業別に求められる英語力
※掲載されている指標は目安となりますので各会社によって異なります。予めご了承ください。
【Intermediateレベルで就ける職業】
●ツアーガイド ●通関士 ●空港グランドスタッフ
●英語講師(児童向け) ●システムエンジニア ●貿易事務
●マーケター ●ホテルマン など
Point!
・主に読み、書きが対応できる英語力が求められる
・常に英会話が必要という訳では無いが、職業によって求められる
【Upper-Intermediateレベルで就ける職業】
●外資系企業 ●海外営業 ●英文事務
●日本語教師 ●英会話講師 ●航空管制官 など
Point!
・英語を使ったプレゼンや、ビジネス英語力が求められる
・外国人相手の職業が増え、日常的に英語を使用する機会がある
【Advancedレベルで就ける職業】
●通訳者 ●翻訳者
●英語教員(大学レベル) ●英文速記者
Point!
・話すだけではなく、専門的な知識も理解できる英語力が求められる
・最低限、身につけておきたい英語力
沢山の方が留学をして現地で英語を学んでいますが、帰国後、仕事に活きるまで英語がきちんと話せるようになった方は3割程度とも言われています。これは十分な勉強の時間を確保出来なかったり、外国人と関わることを避けてしまった事など様々な原因が考えられます。
留学はどうしてもお金は掛かりますし、貴重な時間を使う事になるので中々決断が出せない方もいらっしゃると思います。
しかし、1年~2年程海外で真剣に勉強すれば、その後の人生を更に豊かにするきっかけにもなります。
折角海外へ渡航するのであれば、ビジネスレベルで通用する【Upper-Intermediateレベル】以上を目指して、後悔が残らないような留学プランを立ててくださいね。
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