皆さんが働く職場には、外国人労働者はいますか?現在、日本の外国人労働者数は約182万人と過去最高を更新しました。
「日本人と日本語だけで仕事をすれば良い」なんていう時代はもはや過去の話。
本日は、同僚が外国人であることが当たり前になるであろう20年後の日本の未来を想像すると共に、ワーキングホリデーを通してそうした社会に適用できる人材のなり方を徹底解説します。
<目次>
■なぜ外国人労働者が日本で増えているのか?
■同僚が外国人となった際に、生じる問題点
■同僚が外国人でも適用できる人材になる方法
■なぜ外国人労働者が日本で増えているのか?
外国人労働者が日本で増えている理由は様々ありますが、最も大きな理由が「少子高齢化に伴う人材不足」と言われています。
023年2月28日に発表された「人口動態統計速報(令和4年(2022)12月分)」によれば、2022年の出生数は79万9,728人(前年比5.1%減)と過去最少で80万人を下回りました。
その結果、15〜64歳の生産年齢人口の減少に伴う、労働力の減少が1995年をピークに続いており2050年には5,275万人(2021年から29.2%減)に減少すると見込まれています。
このように、少子高齢化に伴い労働者が減り、現在約6割の企業が「人員が不足している」と回答しています。(参照東京商工会議所 )
そんな深刻な人手不足を解消するために2019年4月に法改正され多くの外国人労働者を日本で受け入れることが可能になりました。
そして多くの企業で外国人雇用を開始し、現在同僚が外国人という環境で働く日本人も増えてきています。
■同僚が外国人となった際に、生じる問題点
日本で働く外国人の数は右肩上がりで増えています。厚生労働省が発表している『「外国人雇用状況」の届出状況』によれば、2022年10月末時点で国内に滞在する外国人労働者数は182万人を突破し、2022年は過去最高記録を更新しました。
(出典)「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)
これまで日本人と日本語だけで仕事をしていたのに、いきなり「来月から外国人がうちの部署に配属になった」となれば生じる問題点として以下のようなものがあげられます。
①文化や習慣の違い
相手の文化や習慣の違いを理解していないと、思わぬところで行き違いやトラブルが発生してしまいます。また、必ずしも日本の文化や習慣を理解して働きに来ている外国人労働者ばかりではありません。よくある違いとして下記のようなものがあります。
・出社時間・・・日本では5分前行動が良識とされますが外国人労働者はオンタイムに出社することも多いです。
・勤務中の私語・・・日本人は私語を慎み勤勉ですが海外ではコミュニケーションを取りながら仕事をすることが多いです。そうすると外国人労働者の私語の多さが目立ってしまいますね。
・プライベートを優先する働き方・・・プライベートの時間を犠牲にしてまで仕事に励む日本人が多いですが、海外ではオンオフをきちんとつけて働きます。残業をお願いしても、プライベートを優先して定時にあがっていく姿に戸惑てしまう場面もあるかもしれません。
②言語の壁
外国人労働者の日本語レベルによってはうまくコミュニケーションが取れなかったり、細かいニュアンスを汲み取ってもらえないなど言葉の壁を感じることもあるかもしれません。また日本独特の比喩表現や流行語など、外国人労働者にとっては習得が難しい場合もあるでしょう。外国人労働者の日本語習得をいかにサポートができるかも、ポイントとなってきます。または世界の共通語と呼ばれる「英語」を日本人労働者がしっかりと習得しておくことでコミュニケーションがスムーズになる場合もあります。
■同僚が外国人でも適用できる人材になる方法
上記2点の問題を解決し、同僚が外国人でも適用できる人材になる方法があります。
それがワーキングホリデーをすることです!
ワーキングホリデー(ワーホリ)は1年間(国によっては2年間、最長3年間の国もあり)の中で、言語の習得・就労・異文化交流などができます。
外国人労働者との文化や習慣の違いは日本にいるだけでは体得できません。実際に日本人労働者が一度海外に行き、海外で直接文化や習慣の違いに肌で触れることで日本に帰国後外国人労働者とうまく一緒に就労ができるでしょう。
また言語の壁に関しても外国人労働者の日本語習得に期待するだけではいけません。これからのグローバル社会を生き抜くためには我々日本人の英語力も向上しなければなりません。
同僚が外国人であることが当たり前になるであろうこれからの日本社会で生き残るためにワーキングホリデーを通して今からいろいろなことを学び、対策しておきませんか?
「同僚が外国人でも大丈夫!!」と胸を張って言える自分になりましょう!
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