皆さんは、「ライフワークバランス」の取れた生活を送っていますか?
ライフワークバランスとは日本語で「仕事と生活の調和」を意味します。世界的に見ても日本人は働きすぎ!と言われています。きっと皆さんも一度は「残業ばかりでしんどい・・・」や「仕事とプライベートのバランスが取れていない・・・」と悩んだことがあるのではないでしょうか。
本日は幸福度ランキング1位に輝くフィンランド人に学ぶ、「ライフワークバランスの取り方」をお伝えします。たった3つの方法を知るだけで、明日から皆さんもライフワークバランスの取れた毎日が送れることでしょう。最後まで楽しみに読んでくださいね。
<目次>
■ライフワークバランスとは?
■フィンランド人に学ぶ、ライフワークバランスの取り方
■ライフワークバランスが取れた人生を送ろう
■ライフワークバランスとは?
日本語で「仕事と生活の調和」を意味する「ライフワークバランス」とは一体どのようなものなのでしょうか。
内閣府では下記のように定義しています。
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
しかし、現実の社会には、
- 安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない、
- 仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない、
- 仕事と子育てや老親の介護との両立に悩む
など仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られます。
そんな日本とは正反対に、世界幸福度ランキング1位に輝くフィンランドでは、すべての国民がライフワークバランスが取れた生活を送っています。一体、どのようにしてワークライフバランスをとっているのでしょうか。
■フィンランド人に学ぶ、「ライフワークバランス」の取り方
これから紹介するのはたった3つです。
①効率のいい働き方
フィンランドでは、「仕事で残業をしないことが、できる人の証拠」という考え方があります。残業が続くと心身共に疲弊し、プライベートの時間が減っていくと仕事へのモチベーションも下がってしまいますよね。
フィンランド人はライフワークバランスをとるために効率よく仕事をします。そのために導入されていることは下記です。
ー集中力が高い朝の時間を活用(8時から出社して16時に退社)
ーオンライン会議の活用(必ずしも”会う”ことに拘らず移動時間を削減)
ーコーヒー休憩の導入(導入は法律で決まっているほどの徹底ぶり)
ーエクササイズ休憩(導入することで生産性アップにつながる)
ーマイペースに集中できる環境づくり(在宅勤務/職場での環境づくり)
ーフレックスタイム制度の導入(仕事と子育ての両立がしやすい環境づくり)
いかがでしょうか。日本でも働き方改革において少しずつ仕事のやり方を見直す機会が増えましたがまだまだ昔からの働き方が根強く残っている企業が多いのが現状です。
②上手な休み方
仕事をするうえで、フィンランド人の考え方はとてもシンプルです。法律で定められている1日8時間、週40時間以内の勤務時間は守られるべきで、休むことも社会人の当然の権利と考えています。
そんな背景からフィンランドでは1か月の休みを取ることができます。日本では「長期休暇を取るのは申し訳ない」や、「有給が取りづらい」など、権利であるはずの休みを取ることに対してどこか遠慮してしまう環境がありますよね。
フィンランドでは1か月の休暇中は、仕事の電話やメールを一切対応しなくても業務が回るような仕組み作りが構築されています。ライフワークバランスをとるためにはしっかりと休むことができる休暇制度が整っていることが大きなポイントとなります。休暇中は旅行をしたり趣味や勉強の時間にあてたり、家族や友人と過ごしたり、それぞれが思い思いの時間を過ごします。そして心身ともにしっかり休むことでリフレッシュし、休暇後にはまた効率よく仕事ができるというわけです。
③貪欲な学び
フィンランドでは何歳からでも学べる生涯学習の制度が整っています。転職が当たり前で、自分に足りない知識や技術は年齢に関係なく貪欲に学ぶ人が多いです。IT、看護、福祉、美容、心理士など様々な分野で即戦力となれるよう、専門学校や大学院に行く人もいます。日本だと、「社会人になってから学びなおす」というのは相当なモチベーションとお金が必要な場合が多いですがフィンランドでは多くの人が生涯学習をしてる環境や政府からの資金援助もあり学びやすい環境となっています。
こうした貪欲な学びがあるからこそ、転職がしやすくライフワークバランスが取れ、学びがいや幸福度もあがっていきます。
以上3点がフィンランド人から学ぶ、『ライフワークバランス』の取り方です。いかがでしょうか。皆さんの日常にも少しずつ取り入れられそうなものはありましたでしょうか。すぐには難しくても職場の上司や仲間と話合ってみて、少しずつ導入できる日がくることを願います。
■ライフワークバランスが取れた人生を送ろう
本来、人が生きていくうえで、その中心となるのはなにも仕事だけではありません。仕事・趣味・娯楽・健康・家族や友人との時間・自己啓発・地域とのかかわりなど、性や年齢に関わらず誰もが自らの意欲と能力を持って様々な生き方に挑戦できる社会を作っていきたい。このように内閣府は考えています。
ライフワークバランスが取れた人生を送ることで皆さんの幸福度はもっと上がっていきます。フィンランドでの取り組みを参考に、皆さんもぜひ「仕事と生活の調和」が取れた人生を送ってくださいね。
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