2023年2月1日(木)にNHKにて放送された情報番組「クローズアップ現代」にて、ワーキングホリデーが取り上げられました!
“安いニッポンから海外出稼ぎへ” ~稼げる国を目指す若者たち~
番組は円安に伴い給料の安い日本を飛び出して海外で働く選択肢をとった若者にメインフォーカスを当てた内容で、海外で働くことのできるワーキングホリデーが取り上げられました。
この記事では、番組の内容で話された内容を解説しつつ、どうすれば同じような経験ができるのかを紹介します!
■ 若者の海外出稼ぎ、アルバイトでも高収入
番組で紹介されたのはオーストラリアのブルーベリーピッキングの仕事。ベリーをバケツに収穫して、1バケツあたりの支払いとなる。お給料は1バケツで6.5ドル(600円)前後だそうで、調子がいいと1日で40バケツも収穫することができ、そうなると日給は2万4000円にもなります!歩合制ではあるものの、経験や語学力がなくても1日6時間働いて月50万円近く稼ぐこともできるのは破格ですね。
もちろん、お給料が高い分食費などもかさむのですが、同じ現場で働く仲間たちと協力して自炊をすることで、ファームで働く多くの人が毎月20万円以上貯金をしているとか。給料が高いので残業やオーバーワークをする必要なくしっかりと稼ぐことができるため、空いた時間を趣味や資格の勉強に充てることができるのもポイント。
そのため、多くの方がセカンドワーホリなどを利用して滞在を延長し、可能な限り貯金を貯めるという動きを選択しています。
■ 海外での出稼ぎを選択した理由
どうして海外での出稼ぎを選択したのか。その理由も様々でした。奨学金の返済のため、給料に見合わない残業続きの日本での仕事に限界を感じたため、女性の昇進が難しい職場だったため、など。
理由は様々あるものの、やはり根底にあったのは日本の労働環境や上がらない給料の問題。専門家は、若者たちが日本に見切りをつけて海外へ出ていくことを、「労働市場に対する若者たちの静かなストライキ」と評していました。
■ 世界で進む人材獲得競争
日本の若者が海外へ出稼ぎに出るのは、海外の人材獲得戦略がうまくいっているから、という見方もあります。たとえばオーストラリアには特定の条件を満たすことで2年目の滞在が可能になるセカンドワーホリの制度がありますし、ニュージーランドは今後ワーホリ受け入れ人数を倍増すると発表し、カナダもワーホリ受け入れ人数を20%増やしたと報告しています。各国が人材獲得の動きを進める理由は、新型コロナウイルス蔓延したことで移民が母国に戻ってしまったことで働き手が不足しているからと考えられています。海外からの働き手を定住させるため、高い給料や待遇改善に努めているわけですね。
■ 海外で出稼ぎしてみたいと思ったら、何から始める?
今の円安の状況を見て、海外で出稼ぎしてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。円安が続くうちに渡航すべきだから、すぐ準備して行かないと!と考えるかもしれませんが、その考えはちょっと待ってください。1日で2万4000円も稼ぐことができる仕事があるのは事実ですが、どこでも誰でも同じように稼ぐことができるわけではありません。まずはどこにどんな仕事があり、自分の今の語学力やスキルならどれくらい稼ぐことができるのかを調べましょう!そして、海外で働き、しっかりと稼ぐことで広がる、自分の将来の可能性についても考えてみてください。日本で働くことを窮屈に感じて渡航することをある種の「逃げ」と評価する人もいます。しかし、今いる場所から一歩外へ踏み出すことで初めて見えてくるものがたくさんあります。そうなったときに、改めて、自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、を渡航する前に少しでも考えておくことで、海外での出稼ぎが「ただ稼ぐだけ」の経験ではなく、将来の糧となるでしょう。
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