10月31日のハロウィンが終わり、今年も残すところ大きなイベントはクリスマスのみ、、、?実はとある国では11月5日にハロウィンよりも盛り上がる、不気味なパレードイベントを控えています。その名も、イングランド発祥の『ガイ・フォークス・ナイト』。
今回はイギリスのイベント、『ガイ・フォークス・ナイト』と冬の風物詩「ウィンターワンダーランド」、そして11月のロンドンを温かく過ごす服装についてご紹介いたします。
《目次》
・ガイ・フォークス・ナイトって!?
・ウィンターワンダーランド
・ロンドン11月の天候と服装
ガイ・フォークス・ナイトって?
「ガイ・フォークス・ナイト」は17世紀以来続くイギリス特有の祭りで、1605年に起こった「火薬陰謀事件」の失敗を祝うための記念日のことです。現在では、毎年11月5日にイギリス中で花火大会や、かがり火パーティーを行う一大イベントになりました。※「ボンファイヤー・ナイト(Bonfire Night)」とも呼ばれています。
そもそも「火薬陰謀事件」とは?
1605年イギリスの王様はジェームズ1世はプロテスタントで、イギリスの国教もプロテスタントでした。しかし、その当時イギリスの国教をカトリックの国に戻そうという動きがあり、実行責任者として有名なガイ・フォークスと彼を含む14人のカトリックは団体を作って11月5日に上院議場の地下に大量の爆薬を仕掛け、ジェームズ王を爆殺させる計画を立てました。しかし実行直前で匿名の密告により明るみになった容疑者らは、大逆罪で処刑されてしまいます。
そして事件を防いだ政府が、11月5日を「命を救い給うたことを神に感謝する日」として祝日に設定したことをきっかけに、かがり火を焚いて各地で祝うように。これがのちに「ガイ・フォークス・ナイト」と呼ばれるようになりました。
宗教戦争のような事件から始まった「ガイ・フォークス・ナイト」ですが、現在は寒い冬の訪れを楽しむ花火大会へと人々の意識は移り変わっているようです。花火大会の開催場所としては、ロンドンの「Wimbledon Park」や「Crystal Palace Park」が有名です。
意外なところで有名なガイ・フォークス
英語で「男性/奴」を意味する「Guy(ガイ)」という言葉があります。『ナイスガイ』などと使われているこのGuy(ガイ)ですが、これはガイ・フォークスのガイというニックネームに由来しているんです。火薬陰謀事件のこともあり、「Guy(ガイ)」という言葉は軽蔑的な意味を持って使われていましたが、言葉が世界に広がり始め今では単に“男性”と意味する言葉となりました。
ウィンターワンダーランド
「ガイ・フォークス・ナイト」以外にも、イギリスの11月は楽しいイベントがあります。ロンドンのハイドパークに11月中旬から1月の冬限定でやってくる、「ウィンターワンダーランド」と呼ばれる巨大な移動遊園地は冬の風物詩として有名です。
普段は、ウォーキングやランニングを楽しむ人々で賑やかなグリーン溢れる公園が、この季節だけ光で彩られたワンダーランドに大変身。アトラクションやミニゲームをはじめ、クリスマスマーケット、サーカス、アイススケート、ライブミュージック、バーやフードコーナーなど、その数なんと200アクティビティ以上。オクトーバーフェス風の飲食スペースもあり、1日たっぷり楽しめます。
夜になるとイルミネーションで装飾された会場内はキラキラと輝き、楽しい音楽で溢れ、子どもだけでなく大人もワクワクする空間になります。
「ウィンターワンダーランド」のシンボルは、巨大観覧車。観覧車に乗るベストタイミングは日没後で、光り輝くロンドンのクリスマスを上空から堪能できるので、ロンドン観光に一目見たい!という方におすすめです。
Photo by:https://www.visitlondon.com/things-to-do/event/8696953-winter-wonderland-in-hyde-park
ロンドン11月の天候と服装
⛅気温
最高気温:11℃
平気気温:7.7℃
最低気温:4.5℃
ロンドンでは11月の上旬、中旬、下旬では3℃~4℃程度の気温差があり、上旬と下旬では気温差が大きいのが特徴。週によっては10℃以上の寒暖差がある場合もあるので天候の急変に注意が必要です。
調べてみると、11月の降水量は少ないですが、降水日数は比較的多いことが分かります。大雨の心配は必要なさそうですが、小雨が降ることがあるため常に折り畳み傘を用意しておくことをおすすめします☔
👖11月の天候に合わせた服装
・コート
・ダウンジャケット
・厚手のフランネルシャツ
・セーター
・ヒートテック下着
・スニーカー、ブーツ
・ロングパンツ
・スカート(ショート以外)
ロンドンの11月~3月は天候が変わりやすく降水日数が多いため、雨が降っても大丈夫なようにフード付きの衣類を選ぶのがおすすめです☝
秋冬の衣類を日本から持参すると、結構なボリュームでかさばるのも問題ですよね。留学・ワーホリ中に普段使いする服に関しては、イギリスのファストファッションのブランドで流行の服を安く手に入れるのがおすすめです。有名なブランドは、PRIMARKやRiver Island、TOP SHOPやH&M、UNIQLO等です。
いかがでしたでしょうか?ワーホリ協定国ではまだまだ日本人の私達には馴染のないイベントがたくさんあります。これからも各国のワクワクするようなイベントを見つけてご紹介していきますね★
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