英語を学び始めて、もしくは海外に滞在し始めてすぐに日本人が陥りやすいのが、「言いたいことは頭の中にあるけど、この日本語をどう英語に訳せばいいんだろう?」「ピッタリな英訳が見当たらな~い!」というパターンです。
それは、日本語をそのまま英語に訳そうとしているのでどうしても無理が出てくるのです。
本日は英語にはない日本語のフレーズを3つ紹介します。
《目次》
・①英語にはない日本語のフレーズ1つ目:「よろしくお願いします」
・②英語にはない日本語のフレーズ2つ目:「おつかれさまです」
①英語にはない日本語のフレーズ1つ目:「よろしくお願いします」
自己紹介の時に、日本だと必ず使う言葉「よろしくお願いします」は、実はピッタリとくる英語がないのです。では、自己紹介の最後になんて言えばいいんだろう…これは誰もが絶対に陥りがち。
Google翻訳に聞いてみると「Thank you in advance.」と出てきますが、実際にはあまり使われていません。
では、日本語の「よろしくお願いします」に近いフレーズはなんでしょうか?もちろんその時にシチュエーションにもよるのですが、おそらく「Nice to meet you.」が一番近いです。なんだそれだけ!?と思われた方もいるかと思いますが、そうです。すごく簡単なのです。
しかし、もし初対面ではなく2回目などの際は「Nice to see you.」となりますので要注意。ビジネスの場においては「It’s pleasure to meet you.」なども使えます。しかし、「お会いできて光栄です。」みたいな意味で、すごくかしこまった言い方になるので友達同士では使いません。
別れ際に再度「(It was )nice meeting you.」というと丁寧かなと思います。また「I look forward to seeing you again.」なども使うことができます。意味は「また次お会いするときもよろしくお願いしますね」みたいな意味合いです。
②英語にはない日本語のフレーズ2つ目:「おつかれさまです」
日本ではアルバイト先でも、会社でも、取引先でも絶対に使う「おつかれさまです」ですが、実はこちらもピッタリな英訳はないのです。日本って本当に便利な言葉だなと思うのが、この「おつかれさまです」の中にいろ~んな意味を持たせていませんか?
例えば、挨拶のおつかれさまです。だったり、(何かすごいプロジェクトを終えて)ほんとによくがんばったね~!の意味でも使いますし、災難だったね、おつかれおつかれ。みたいな意味でも使いますよね。
なので、ピッタリな英語のフレーズでコレ!というものがないのです。
例えば、別れ際の挨拶としてのおつかれさまです。なら「See you tomorrow.」などが近いかもしれないですし、(何かすごいプロジェクトを終えて)ほんとによくがんばったね!の意味なら「Well done.」や「Good job.」などが近いし、災難だったね、本っ当におつかれさま!の意味なら、「You must be tired.」などが近いです。
しかし、「Well done.」や「Good job.」は目上の人には使わないので要注意です。
③英語にはない日本語のフレーズ3つ目:「しょうがない」
日本ではこの「しょうがない」のフレーズをけっこう使う方も多いのではないのでしょうか?私は割と常用してます。しかし、こちらも残念ながらピッタリな英訳はないのです。
しいて言うとしたら「It is what it is.」「That’s the way it is.」が近いと思います。それはそれ、これはこれ、だからしょうがないよねってかんじです。「It can’t be helped.」なども挙げられますが、友達同士ではあまり使いません。
あとは「There’s nothing you can do about it.」なども使えます。なんにもできることないよね。だから仕方ないよね。みたいな意味合いです。
またひと言で「Oh,well.」などもシチュエーションによっては近いかと思います。意味的にはまぁいっかみたいなかんじです。
④本日紹介した英語にはない日本語のフレーズまとめ
もちろんシチュエーションによって違いますが、本日紹介した英語にはない日本語のフレーズを振り返ってみましょう!
■よろしくお願いします
Nice to meet you.
It’s pleasure to meet you.
(It was )nice meeting you.
I look forward to seeing you again.
■おつかれさまです
See you tomorrow.
Well done.
Good job.
You must be tired.
■しょうがない
It is what it is.
That’s the way it is.
There’s nothing you(I,we) can do about it.
Oh,well.
ただフレーズだけを覚えるのではなく、必ずすべてシチュエーションごとに使い分けてくださいね!
⑤英語脳の作り方
本日は英語にはない日本語のフレーズ3つを紹介しました。こう見るとズバッと一言で言い表せるフレーズを持っている日本語は、超超超便利なことがお分かりいただけたと思います。
本日紹介した英語にはない日本語のフレーズは本当にごく一部で、それぞれのシチュエーションによっても変わるので一概にこの場合にはこのフレーズを!とも言えないのが悲しい現実です。
いつまでも日本語脳で考えていたら、英語が上達しにくいと言われているのはこのためです。ぜひ、日本語の直訳ではなくそれぞれのシチュエーションに合わせて、どんな英語が合うのかを探していって下さいね。
最初は意味がわからなくても語学学校の先生や、友達のマネから始めてみると英語脳が作られやすいと言われています。英語は学ぶのではなく、練習あるのみです!
一緒に勉強していきましょう~^^
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