ワーホリ中でも日本人が雇ってもらいやすいジャパレス。※ジャパレス=ジャパニーズレストラン(日本食レストラン)の通称
ジャパレスでの接客というと、「日本食の提供をするんだから、最低限の接客英語ができればイケる!!」と思う方も多いでしょう。
しかし、日本人が雇ってもらいやすいとはいえ、その業務中には「しまった、こんな知識も必要なのか・・」と感じることも多いはず。
いざジャパレスで働くときにパニックにならないよう、ジャパレスの仕事で意外と大変なことをまとめてみました。
<目次>
【1】日本食の料理の説明を英語で
【2】日本酒や焼酎の知識が求められる
【3】電話予約を受ける難しさ
【おまけ】ワインの産地や銘柄の知識も
【1】日本食の料理の説明を英語で
カウンター式の寿司ショップ・ラーメン屋などメニューの指差しで注文が簡単に受けられる接客時間の短いジャパレスであれば、お客さんとの会話は最低限。
『Sushi』『Ramen』『Gyoza』『Okonomiyaki』といった有名な日本料理のお店であれば、特に説明は不要な場合も多く、中級くらいの英語力でも仕事に就ける可能性はあります。
しかし難しいのは、「”和食”と聞いて日本人がイメージするような日本食」を提供するジャパレスの場合です。
例えば、揚げ出し豆腐。「What is Agedashi-tofu?」と聞かれたら、みなさんならなんと説明しますか?ほかにも、茶わん蒸しは?西京焼きは?豚の角煮は・・?
どうでしょうか。ジャパレスで働くって、こういうことだったりします。
【2】日本酒や焼酎の知識が求められる
テーブルサービスのジャパレスでは、日本のお酒(日本酒や焼酎、カクテルなど)を提供している場合もあります。現地のジャパレスを利用するお客さんの中には日本人もいますが、ほとんどが日本食や日本のお酒に対する知識など無い外国人です。
そうとなれば、様々なお酒の種類がある中で何がどう違うのか、ジャパレスで働くスタッフへ聞いてくることでしょう。
例えば、「What’s the difference between Sake and Shochu?(日本酒と焼酎の違いってなに?)」。
日本酒と焼酎の大きな違いはその造り方で、日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒です。ということは、醸造・蒸留を意味する英単語は覚えておかなければなりませんね。
ほかにもお酒の味を表現するときには、甘め、辛め、すっきりとした、爽快な、さらりとした、フルーティーな、奥行きのある、など味を形容するさまざまな単語を用いますが、日本のお酒を提供するジャパレスで働くなら、こういった英語表現も覚えておくと良いでしょう。
【3】電話予約を受ける難しさ
電話予約の対応はマネージャーやスーパーバイザーのみが行うというジャパレスもありますが、全てのスタッフ(特にホール)が等しく対応できるようにとしているジャパレスもあります。
実際に筆者自身も働いていたジャパレスでは、電話応対ができることが採用時の条件にあり、業務中にも毎日電話を取っていました。
電話予約も、もちろん英語での対応になります。電話越しだと相手の口元が見えず、回線が不安定で聞きづらいことも多々。また相手も綺麗な英語を話してくれるわけではありませんし、英語がカタコトの外国人かもしれません。
そんな中で名前や電話番号が聞き取れないだとか、予約の日時を間違えてしまった日には、大変な問題になってしまいます。
もちろん基本のリスニング・スピーキング力は当然ですが、相手に聞き返すフレーズなども、お客様に失礼のない範囲で対応できるように複数パターン覚えておけると良いですね。
【おまけ】ワインの産地や銘柄の知識も
ジャパレスでは日本酒や焼酎だけでなく、ワインの提供をしている場合もありますね。そんなときには、いくらジャパレスとはいっても、お客さんに提供している以上はワインの知識も入れておかなければいけません。
例えば、提供しているワインはどこの産地のものなのか。どんな特徴のワインなのか。どんなテイスト(甘め、辛め、重め、すっきり、など)のワインなのか・・
ワーホリで人気のオーストラリアも世界有数のワイン生産国ですが、甘口のデザートワインからテーブルワイン、農薬を少量またはまったく使わないナチュラルワイン(自然派ワイン)などその特徴は様々です。
「ワーホリ行ったらとりあえずジャパレスで働けばいいや~」と考えていても、実態は意外と大変なこともあるかもしれません。(特に接客スタッフ)
基本の語彙力や文法力、リスニング力、会話力までしっかりと身に付けて、ジャパレスでも満足のいく接客ができるように頑張っていきましょう。
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