こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
今年行われたロシアワールドカップで優勝を果たしたフランス。最高でしたね。
今回フランス代表を率いていたデシャン監督は現役時代に選手として優勝(98年フランス大会、ちょうど20年前ですね。)していた方なので、個人的には胸熱でした。
そんなフランスの首都パリ以外の魅力的な都市シリーズ、今回はストラスブールを紹介します!
追記:先日日本代表GKの川島永嗣選手がストラスブールのサッカーチームに移籍しました!1年間という期限なので、もしかしたら街中で出会えることが出来るかも知れませんね!
■フランスとドイツの文化を感じられる街
実はストラスブールという名前は、ドイツ語のシュトラースブルクという名前が由来となっています。ちなみにシュトラースブルクの意味が「街道の街」という意味です。
ストラスブールはドイツとの国境にあるライン川に沿った土地であったことから、ドイツとの交通や物流、軍事的にも大切な場所とされています。
また、かつてはドイツの領土でしたが、フランスとの領有権を争ったこともあり、現在はフランス領となっています。建物などはドイツ式の建物が多くあり、フランスにいながらドイツの雰囲気を味わえる街です。
■EU連合の象徴的な都市
フランスとドイツをつないでいたストラスブールにはEU連合の欧州評議会や欧州人権裁判所、またEUの欧州議会の本会議場があります。
第二次大戦での教訓からヨーロッパを二度と戦場にしないため、フランスとドイツの両国の国境地帯にある鉄鉱石と石炭を両国の共有にするという考えが生まれました。
また、その考えに近隣国であるイタリア・オランダ・ベルギー・ルクセンブルクが加わり、6国間の石炭と鉄鉱石の共同市場である、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が生まれました。
このECSCが拡大していき、現代のEUが生まれたと言われています。このECSCの総会が開かれたのがストラスブールだったので、今ではEUの中心地となっています。
■おすすめ観光地
ストラスブール大聖堂
世界で6番目に高さを誇る教会です。街のどこからでも見ることができ、ライン川を挟んだドイツからも見ることができます。
この大聖堂で有名なのが、教会内にある天文時計です。高さ約18mあり、世界最大の天文時計の1つと言われています。1800年台に作られたこの時計は今でも正確に動いており、うるう年なども正確に当てられる計算機のような役割も持っているそうです。この天文時計を元に今でも多くの時計が作られています。
ちなみにオーストラリアにあるパワーミュージアムに展示してある天文時計はこの天文時計をモデルにしているそうです。
ロアン宮殿
18世紀にストラスブール司教の住居として建てられた宮殿です。
有名なフランス王妃マリー・アントワネットや皇帝ナポレオンなども訪れたことがあります。ロベール・ド・コットという著名な建築家により設計されており、3つの博物館が現在入っています。
1階は陶器や金細工、時計等、貴重なコレクションが収蔵されている装飾博物館となっており、2階は18-19世紀の絵画が展示されている美術館、地下にはアルザス地方で発掘された旧石器時代の道具や狩りの武器等が展示されている考古学博物館となっています。
いかがだったでしょうか。
少しでもストラスブールについて興味を持っていただけたら幸いです。
それでは!
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