「大きい」「多い」という言葉を英語で表現するとき、「big」と「large」のどちらを使ったらよいか迷ってしまったという場面に遭遇したことはありませんか?2つとも大きいという意味なので、どちらでもいいのでは?と思いがちですが、微妙に意味・ニュアンスの違いが存在します。ぜひこのブログを読んで、みなさんも使い方をマスターしてくださいね!
《目次》
・【big】主観的な大きさ・多さ
・【large】客観的な大きさ・多さ
・big / largeを使った慣用句
【big】主観的な大きさ・多さ
「big」の意味とニュアンスは、①主観的な大きさ・多さ ②(目に見えない)物事・問題・程度の大きさ という特徴があります。
①主観的な大きさ・多さ
(例)
・This house is very big!(このお家大きいね!)
→この例文の「big」は言い手の人から見た「大きい」です。言い手の主観を含めて「大きい」と表現する場合は「big」を使いましょう。
②(目に見えない)物事・問題・程度の大きさ
(例)
・That is a big chance for him. (あれは彼にとって大きなチャンスです)
→例文の「大きなチャンス」の「chance」は目に見えないものですよね。このように実体のない事柄・物事にも「big」で表現します。「大きい・多い」なにかを英語で表現するときは、まずこの「実体」のあるのもなのか・ないものなのかを考えましょう。ないものの場合は「large」でなく「big」と判断して下さい。
【large】客観的な大きさ・多さ
「large」の意味とニュアンスは、①客観的な大きさ・多さ ②(目に見える)物事・問題・程度の大きさ という特徴があります。誰が見ても大きいと判断がつくもの、標準と比較して明らかに大きいサイズを表現する場合に「large」が使われます。
①客観的な大きさ・多さ
(例)
・Sydney is large city in Australia. (シドニーはオーストラリアの巨大都市です)
→シドニーはオーストラリア国内では一番の巨大都市ですよね。誰が見ても判断ができるので個人的な主観は含まれていません。
・I want a large size of coke. (Lサイズのコーラが欲しいです)
→例えば飲食店などで注文する際によく使う表現です。このような客観的なサイズ表す場合に「large」が使われます。
②(目に見える)物事・問題・程度の大きさ
(例)
・Tokyo has large population.(東京はとても人口が多い)
→「人口」はその都市に存在する人の数で、数字として表すことができます。すなわち実体のあるもののため「large」が適用されます。
big / largeを使った慣用句
・Big deal = 大したこと
Don’t worry about it! It’s not a big deal. (心配しないで!全然大したことじゃないよ)
・Big cheese = 偉い人、重要人物
She is the big cheese in this company. (彼女はこの会社で最も偉い人です)
・Big picture=全体像
It’s important to look at the big picture. (全体像を見る事が大事です)
・To make it big = 大成功する
Her dream is to make it big in the music industry. (彼女は音楽業界で大成功することが夢です)
・Larger than life = 堂々としている / 伝説的 /偉大な存在
He was larger than life. (彼は偉大だった)
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