日本にはないカナダの文化のひとつ、”チップ文化”。
どんな時にチップを払うのか、いくら払えば良いのか、ちゃんと知っておかないと現地でトラブルに遭うかもしれません。
今回はカナダにワーホリで渡航していた筆者がカナダのチップ文化について解説します。
<目次>
●そもそもチップってなに?
●チップを支払うタイミング
●チップの相場
●カナダはチップが貰える仕事がおすすめ
●そもそもチップてなに?
チップは英語で『Tip(ティップ)』や『Gratuity(グラトゥイティ)』『Service Charge(サービス チャージ)』と呼ばれています。日本語では『心づけ』『祝儀』と訳す事が出来ますが、提供してもらったサービスに対して支払うお金と考えるとわかりやすいですね。
基本的にカナダの『レストラン』『ホテル』『タクシー』『美容室』など、サービスが発生する場合は支払う必要があり、『コンビニ』『フードコート』『カフェ』など、セルフサービスやカウンターでのやりとりの場合は支払う必要はありません。
また、既に明細にチップが含まれているケースもあります。
チップは提供してもらったサービスに対して感謝の意味を込めて支払うお金ですが、従業員の給料はチップを貰えること前提で設定されているので支払わなかった場合はマナー違反となり、理由を聞かれたりトラブルになる可能性もあるので必ず支払いましょう。(現金でも、カード払いでも!)
●チップの相場
一番多く利用するレストランでは食事代の15%がチップの相場です。例えば、$15(約1500円)+消費税のラーメンを一杯食べた場合は$2.3(約230円)+消費税がチップ代として支払います。
サーバースタッフが親切だったり、接客がとても丁寧だと感じた場合は20%以上チップを払うケースがあります。逆に態度が悪かったり、酷い接客を受けた場合は15%以下のチップを支払うケースもあります。
ホテルでは荷物を運ぶポーターやベッドメイキングをしてくれる清掃スタッフへ$1~$3渡すのが相場で、タクシーは10%~15%が相場になります。
接客してくれた方への感謝の気持ちを、チップという形できちんと表しましょう。ワーホリで働く立場になれば、より一層その重要性を感じることになりますね。
●チップを支払うタイミング
レストランであれば、お会計後そのままチップのお支払いをします。
『チップの支払う場所や相場はわかったけど、毎回15%計算するのは面倒くさいし間違えそう』
そんな事を思った方に朗報です。レストランや美容室などクレジットカード決済に対応しているお店は、そのまま同じ機械でチップの割合(%)または金額($)を入力するとチップの金額が自動的に計算され、クレジットカード決済が可能です。
●カナダはチップが貰える仕事がおすすめ
ここまでチップを支払うお客様視点でお話をしてきましたが、カナダでアルバイトをするならチップが貰える接客業のお仕事がおすすめです。
特に英語力がある方は価格帯の高いレストランなどで働くと、サービスの質に比例して給与やお客様の支払い金額も高くなるので、その分チップを沢山貰う事が出来ます。
中にはチップだけで生活費を支払って給料のほとんどを貯金に回したり、お休みの日にアメリカ旅行へ行く方もいらっしゃいます。
また、相場より多くチップを貰うことが出来た時は外国人相手に良いサービスが出来たという証になるので自信に繋がり、仕事に対してのモチベーション維持をする事が出来ます。
いかがでしたでしょうか。今回は『カナダのチップ文化』について解説しました。
日本でチップを支払う事は少ないので馴染みはありませんが、チップ文化がある事で品質の高いサービスを受ける事が出来るので素晴らしい文化ですよね。
是非、直接カナダで体験しましょう。
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