現在世界の国の数は196か国あると言われています。
世界の国数だけ様々な「建国記念日」(独立記念日)がありますが、本日はいくつかの国の建国記念日(独立記念日)を紹介していきます!
アナタがワーホリ・留学で行きたいあの国もきっとあるはず!
《目次》
①世界の建国記念日紹介
<オーストラリアの建国記念日>オーストラリアン・デー!
オーストラリアの建国記念日は1月26日で、オーストラリアン・デーで親しまれています。
表向きは建国記念日ですが、実は建国記念というわけではなく、オーストラリアに植民地化を目的としたイギリスの一団が到着した日にちにちなんで付けられました。1994年までは浸透していなかったのでですが、今ではオーストラリア全土で祝日となっています。
1994年まで浸透しなかった背景には、イギリスからの植民を肯定することへの反感であったり、先住民族アボリジニの反対があった、などなど…背景はかなり複雑です。実際に被植民地側から見れば、「侵略された日」である、ということ。歴史って難しいです。
しかし、今ではオーストラリアの建国記念日の1月26日は、オーストラリアを思い、家族や友人と集まってバーベキューやピクニック、ビーチでゆっくりしに行くなどして家族や友人と過ごすことが多いようです。
<カナダの建国記念日>カナダ・デー!
カナダの建国記念日(独立記念日)は7月1日です。植民地時代の終わりの日、イギリスから自治権を獲得した日です。
カナダ・デーは、カナダ全土でお祭り騒ぎ!屋外ではパレード、野外コンサート、花火など、様々な催しが開催され、国中が大賑わいです。
カナダの建国記念日のパレードでは観覧する人も、カナダの国旗のフェイスシールや帽子などのグッズを身にまとい、全員で祝うことが多いです。
<ニュージーランドの建国記念日>ワイタンギ・デー!
ニュージーランドの建国記念日は2月6日です。
先住民のマオリ族の首長とイギリス政府の間で武力衝突の終結のため条約が結ばれた日ですが、このワイタンギ条約はマオリ語ではなく英語で結ばれました。
英語をマオリ語に翻訳する際に様々な「誤訳」「認識の違い」から、条約を結んだ後にマオリ族は明らかな不平等条約であるとして1860年から1872年に戦争が起こりました。
その後100年この条約については放置され、今だスッキリと解決していません。
そのため、このニュージーランドの建国記念日は世代間でとらえ方が違うこともありますが、基本的にはお店でセールが行われたり、イベントを都市ごとに行っていたりと楽しい日ととらえる方が多くなってきました。
<イギリスの建国記念日>
イギリスの建国記念日は…実はコレ!といった日はないです!これまたビックリですよね。
<アメリカの建国記念日>
アメリカの建国記念日(独立記念日)は、7月4日です。イギリスからの独立を達成した日としても知られています。
アメリカの建国記念日(独立記念日)は夜に花火なども打ち上げられ、わりと派手に祝って盛り上がります。
アメリカの首都ワシントンでは60以上のマーチングバンドや軍関係者が参加し、毎年30万人以上の観客を動員する「The National Independence Day Parade(ナショナル・インディペンデンス・デー・パレード)」がとても有名です。
このように世界では様々な、建国記念日があり、様々な由来があります。
②日本の建国記念日、改めていつかわかる?
日本の建国記念日はいつですか?と聞かれてすぐに答えられる人と、まったく答えられない人おそらく半々くらいではないでしょうか。
そして日本の建国記念日がいつなのか答えられる人も、建国記念の日がなぜ生まれたか、世界の人に説明できますか?と聞かれたらおそらくほとんどの人が答えにつまってしまうのではないでしょうか。
日本の建国記念日は2月11日です。
日本は植民地化された歴史が事実上ないため、独立記念日というより、「建国記念」のニュアンスの方が強いですね!
2月11日は、まず明治時代の大日本帝国憲法の公布日。そして、紀元前660年に初代天皇の即位日が明治の暦で2月11日にあたることから、その日が「紀元節」であることに由来していると言われています。
戦後GHQの占領で2月11日は一度平日となりましたが、その後の改革で1967年に国民の祝日として適用されました。こう見てみると、日本の建国記念日も意外に複雑な日だったのですね。
③ワーホリ前に建国記念日を知っておこう!
これまで紹介したように、世界には様々な建国記念日があります。せめて自分がワーホリでいく国の建国記念日くらいは知っておきたいですよね!
建国記念日(独立記念日)はもともとの由来は、悲しい日でもあり複雑な日でもあることも多いですが、今ではお祭り騒ぎの1日になる国も多いです。
日本にはないこの建国記念日の祝い方を、郷に入れば郷に従え!で、その日1日は地元民とリスペクトも込めてぜひ一緒に盛り上がってくださいね。
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