今回は、エストニアで参加したいお祭りについてご紹介します。
こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
2019年11月12日に日本はエストニアとワーキング・ホリデー協定を結ぶ口上書の交換を行い、令和2年3月11日からワーキング・ホリデーを開始することが予定されました。
参照:エストニアとの間のワーキング・ホリデー制度に関する口上書の交換
マイクロソフトが使用している「Skype」などがきっかけでIT関連でとても有名な国となったエストニア。
私がエストニアと聞いた時イメージしたのは、相撲の元大関、把瑠都でした。
あまり相撲には詳しくなかったのですが、現在はエストニアで国会議員として働いているとか。
角界から政界へと華麗なる転身をされていてびっくりしました。
もしかしたらエストニアの力士が今後出てくるかもしれませんね。
そんなエストニアで国民全員が待ち望んでいる、お祭りを今回はご紹介します。
■タリンの日
毎年5月15日がタリンの日というイベントが行われる日です。
世界遺産に登録されている旧市街で行われているイベントで、主に無料の映画を見ることができたり、無料のコンサートを聞く事ができます。
また同じタイミングで、ナイトミュージアムの日も開かれており、博物館などにも無料で見学できたりします。
この機会にいろいろな場所へ行ってみるのもいいかもしれませんね。
■夏至祭
「ヤーニパエヴ」と呼ばれる初夏のエストニアの風物詩です。
他の北欧の国々も同じ事をやっており、大勢のかたが夏至の前夜に野外で大がかりな焚き火に集まります。
また、エストニアの家庭によっては個人のサウナスペースなどがあり、サウナを楽しんだ後に焚き火を起こし、その焚き火を飛び越えると土地や財産を守り悪運を取払うという意味があるそうです。
クリスマスと並ぶ大切なお祭りで、この日は眠らずに家族や友人と夜通しお祝いをするのは楽しそうですね。
ちなみにエストニアの夏至祭はドイツからの独立戦争時の勝利と関連し自由と独立を象徴する日でもあるそうです。
■歌と音楽の祭典【7月4日〜7日】
5年に1度しか開かれない歴史的なお祭りです。
長年外国に支配されてきたバルト3国は1918年に独立を果たしましたが、わずか20年でソ連に強制編入されました。
約50年もの間、様々な自由を奪われてきた中で、暴力に訴えることをせず、独立への想いを込めて歌と踊りの祭典が絶えず行われてきたのが始まりです。
バルト三国の人々にとって、歌と踊りは生活の一部なので、歌い踊ることで自己を表現し、自国民であるという誇りや伝統文化をこれまで受け継いできました。
そして1869年にタルトゥという場所で最初の歌の祭典が行われ、1988年に行われた祭典ではタリンの歌の広場に約30万人もの人々が集結し、ソ連からの独立運動はさらに高まっていきました。
そして独立を勝ち取った現在も、首都タリンで歌の祭典と踊りの祭典が5年に一度開催されており、世界からエストニアの移民やその子孫が集まり、それぞれの民族衣装を纏ってお祝いしており、無形文化遺産として登録されています。
今年2019年に開催されましたので、次回は2024年なので参加できる方は参加してみましょう!!
いかがだったでしょうか。
少しでもエストニアの祝日・お祭りに関して知っていただければ幸いです。
それでは!
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