【新型コロナウイルスによる影響&現状~Ireland~】

 

WH協定国の新型コロナウイルス(Covid-19)の影響と現状についてお伝えしております。

 

今回はアイルランドです。

 

 

【コロナウイルスの現状~Ireland~】

 

《Ireland》
人口:約493万人
感染者数:16,040人(4月22日時点)
死者数:730人

 

《現在行われている措置》
■3月12日 ヴァラッカー首相による新型コロナウィルス対策の発表
■3月13日 教育機関(学校/大学/保育施設)を閉鎖(状況に応じてオンライン授業へ移行)
■3月20日 3/20~5/20にビザ期限が切れる方対象に、ビザ延長許可
■3月28日 アイルランド政府による外出禁止等の措置
■4月06日 アイルランド語学学校生向けガイドライン
■4月10日 外出禁止等の措置を5月5日まで延長

 

 

 

《アイルランド政府の措置》
●文化施設の閉鎖
●集会の禁止
●必要不可欠でない店舗及びサービスの閉鎖
●在宅勤務の推奨
●人と人の距離を置くことに関する公衆衛生上の勧告
●国内の沿岸の島嶼への行き来の制限
●交通機関利用の制限
●高齢者等の遮蔽
●必要な買い物や通勤・通学等を除き、外出禁止等の措置
(外出する際は自宅から2㎞以内)
etc…

 

感染者が比較的多かったヨーロッパに近いということもあり、

感染率は高く外出制限の延長措置が行われています。

 

アイルランド警察は、

4月8日~5月5日まで外出禁止等の措置に従わないものを逮捕する権限が付与されています。

普段はマスクをしないといわれる欧州人のマスク姿が増え、

歩道ですれ違う際も意識的に社会的距離を保つよう国民も感染対策に取り組んでいます。

 

《教育機関への措置》
アイルランド政府は、Covid-19のアウトブレイクが急速に展開している中で、

最優先事項は学生たちの福祉と考え、主要関係者に積極的に働きかけています。
●健康上のアドバイス
●在留資格
(司法省は3月20日から5月20日の間に在留資格が失効するすべての学生は2か月間在留資格を自動的に更新できると発表)

●ビザを所持している外国人学生は、政府の指示に従い教育機関が閉鎖している間、週40時間まで労働可能

 

特にアイルランドはオンライン授業への移行が早かったことも印象的です。

 

★在アイルランド日本国大使館(新型コロナウィルス関連最新情報)
https://www.ie.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00004.html

【新型コロナウイルスの影響&現状~UK~】

 

こんにちは!

日本ワーキングホリデー協会 福岡オフィスでは、コロナウイルスの現状についてお伝えしていますが、

今回はイギリスです。

 

【United Kingdom】

人口:約6,700万人

感染者数:124,743人(4月20日時点)

死者数:16,509人

 

【現在行われている措置】

■3月13日~新規に発症した継続的な咳や高熱が見られる場合は、原則として7日間は自宅やホテルの部屋に隔離。

■3月23日~ロックダウン

 

 

イギリスのロックダウン措置としては…

 

・不要不急の外出を避ける

・食料、衣料品などの必需品の買い出しはOK

・1日1回の運動のための外出はOK

・レストラン、カフェ、パブなどの飲食店は休業

・お持ち帰りはOK

・銀行や郵便局は営業時間短縮

・学校は原則休校

・同居人を除き、公共の場で3人以上での集まり禁止

・他人の家に遊びに行く、人を家に呼ぶのはNG

・他者とは2メートル離れる etc…

 

 

上記措置が行われていますが、ヨーロッパの他のいくつかの国とは異なり、

外出に際して許可書や身分証明書の所持などは必要ないようです。

 

 

今回のコロナの影響により、3月末から新しい習慣も誕生しました。

日々、コロナウイルスとの戦いに身をささげている医療・介護従事者の方々への感謝を伝えるべく、

毎週木曜の夜8時、家の前や窓、バルコニーから一斉に拍手をささげるというキャンペーンです。

 

拍手どころか、鍋やフライパンをたたき、口笛を吹きならしと

かなり賑やかな光景も見られるようです。

 

 

また、イギリスの多くの家々の窓には、子どもたちが描いた虹の絵も飾られています。

これはNHS(国民保険サービス)の職員への敬意を表した活動です。

 

先日無事に退院されましたが、ジョンソン首相もコロナに感染してしまったり、

外出制限をさらに3週間延長することが発表されたりと、苦しい状況下にあるイギリスですが、

みんなで励まし合いながら想いを一つにして乗り越えていこうという取り組みは素敵ですね。

 

イギリスの詳しい現状はこちらからご確認いただけます。

GOV.UK

 

【新型コロナウイルスの影響&現状~New Zealand~】

こんにちは!

日本ワーキングホリデー協会 福岡オフィスでは、コロナウイルスの現状についてお伝えしていますが、

今回はニュージーランドです。

 

ニュージーランドは国内のコロナ感染者数が増加を始めた早い段階から入国禁止・ロックダウンを実施したこともあり、順調に感染者数が減ってきています。

世界中からも高く評価されているニュージーランドのコロナ対策は、感染者数の減少ではなく「根絶」を目標に行われているようです。

 

 

【New Zealand】

人口:約490万人

感染者数:1105人(4月20日時点)

死者数:12人

 

【現在行われている措置】

■6月末までニュージーランド航空運休

■3月19日~全世界からの入国禁止

■3月25日~4週間 ロックダウン

 

 

現在、ロックダウンが始まり3週間ほどが経過しましたが、

ここ数日の新規感染者数は20人未満、日によっては10人未満となり、着実に効果が表れているようです!

23日に警戒レベルを引き下げることも検討されていましたが、27日までは現状を続けることが発表されました。

「根絶」を目指すニュージーならではの判断ではないでしょうか。

 

ニュージーランドも日本より厳しいロックダウンを行っていますが、

一体どういうものなのかというと…

 

・学校は休校

・すべての飲食店はクローズ

・生活になくてはならない職種以外の業務は自宅勤務必須

・食料や薬などを買いに行くときは車の使用OKだが、その他の理由による遠出はNG

・パトカーが見回りをしている

・スーパーで買い物ができるのは一家族で1人のみ

・スーパー内も人数制限があるため外で順番待ち

・他者との感覚を2メートル以上あけることが義務づけられる etc…

 

 

法律の違いもありますが、日本よりもかなり徹底されているようです。

 

しかし、今現在ニュージーランドにいらっしゃるお客様によると、

「厳しいロックダウンでもちろん生活していく上で不便なところはあるけれど

食料品に偏りはありつつも豊富にあるので、平穏に暮らせている」とのことです!

 

 

ニュージーランドはアーダーン首相の対応も英米メディアから評価されています。

ロックダウン開始数時間前には、SNSで国民からの質問に答えたり、

国境封鎖後も分かりやすいシンプルな言葉で国民にメッセージを届けたりと、

常に落ち着いて信頼感を保ちつつもフレンドリーな伝え方をしています。

 

フレンドリーといえば、ニュージーランド警察がtwitterでこんなポストも掲載していました。

”歴史上初めて
私達はテレビの前で寝そべって
何もしないことで
人類を救うことができるのです。

台無しにしないようにしましょう!”

NZらしい表現に少しほっこりします。

 

また、アーダーン首相は「Be kind (思いやり)」を呼び掛け、

危険と隣り合わせで働く人々に感謝し、人と人とが思いやりを持って行動しようとも伝えています。

日本でも感染者数が増え、行動が制限されることも多くなっていますが、「思いやり」を忘れずに

日々過ごしていきたいですね。

 

ニュージーランドの詳しい現状はこちらからご確認いただけます。

Ministry of Health