なかなか梅雨明けが来ない日本列島ですが、
7月21日の日曜日に第25回参議院議員選挙が行われます。
令和最初のこの国の未来を占う大事な国政選挙です。
選挙が行われるたびに良く言われるのが日本人の投票率の低さ。。。
2017年10月22日に投開票された第48回衆議院議員選挙は18歳に年齢が引き下げられ最初に行われた選挙でしたが投票率はなんと『53.68%』でした。
2014年に行われた衆議院議員選挙は戦後最低の『52.66%』でした。
悲しい現実ですがここ10年くらいの国政選挙はすべて50%台と約日本の有権者の半分くらいに人でこの国の政治が決められていることになります。
せっかくなのでこれから皆さんが留学やワーキングホリデーで渡航される国の投票率を見てみましょう!
まずダントツ投票率が高い国は、
『オーストラリア!!!』
なんと毎回90%以上の人が投票に行っています。
オージーにとって投票は国民の義務です。
正当な理由なく選挙権を放棄した場合、$20の罰金が科せられます。
また投票所の周りにボランティアによる屋台が出て、ソーセージ・サンガーとは、食パンにグリルしたソーセージをのせた、オーストラリア版ホットドッグが売られたりします。
次は、
『ニュージーランド!!!』
こちらの国も2017年の選挙での投票率は約80%でした。
ニュージーランドは期日前投票率が約50%もあるそうです。
2020年の総選挙ではより多くの人の声を政治に反映したいとのことでスーパーマーケットやショッピングモールにも投票所を設けるそうです。
他にもここ数年のワーホリ協定国の投票率は
カナダ連邦議会選挙 68.5% (2015年)
ドイツ連邦議会選挙 76.2% (2017年)
フランス大統領選 74.6% (2017年)
イギリス総選挙 68.7% (2017年)
韓国大統領選挙 77.2% (2017年)
選挙制度の違いなどもありますが軒並みどこの国も日本よりも投票率が高く約70%近い人が政治に参加しています。
こちらもワーホリ協定国のスウェーデンやデンマークでは常に90%近い投票率となっています。
特に20代の投票率も80%近くあります。日本の20代の投票率は30%台前半となっています。。
少し投票率が高い理由を調べたら、
『政策が変わったら、そのあと長く影響を受けるのは自分たち若い世代なのだから投票に行くのは当たり前』とコメントがありました。
デンマークやスウェーデンなど小中学生の授業から政治に触れる機会も多く、20代の若い政治家も多いため政治の話が食事の時の話題になるぐらい日常的で身近にあるそうです。
私は20代前半で海外に渡航した時にヨーロッパやアジアの同世代の人達が政治や経済について真剣に話をしている時に、難しい話をしてすごく大人だな~と感じていましたが彼らにしたら自分たちの将来の事をただ当たり前のように語っていただけだったんですね。
留学やワーキングホリデーに行くと本当によく日本の文化や歴史、そして政治などについて質問を受けます。私自身もそうでしたが何でもっと日本について勉強しなかったのかなと後悔していました。
今週日曜日7月21日は選挙の日です。せっかくの機会なので少しだけ私たちの未来のために政治に興味を持ってみて投票に行かれてみてはいかがでしょうか。
福岡オフィス Itsuro