海外に行かれたみなさんが、帰国前に一度は思うことがある「帰国したら何しよう」。
留学であれば留学期間、ワーホリビザは1年間という制限付きのビザです。
毎回の交流会でも、帰国者の方が帰国後の就活の相談やご報告に来てくださいます♪
学生さんでも、お仕事を辞めて渡航された皆さんも帰国後に就職活動や転職活動が待っていると思います。
もちろん医療系の方や保育士・美容師さんなど資格を持たれている方はそのまま元の仕事に戻られる方も多いのですが、やはりもともと会社員の方が帰国後に転職をされるのは一般的な流れかと思います。
今回はそんな帰国後のお仕事について!三編に分けて「帰国後に海外経験をプラスにして就職・転職活動をするには?」というお題で
・渡航前
・渡航中
・帰国後
に分けて目標設定や滞在中に意識することなどをお伝えしていこうと思います。
今回は第2回!
~渡航前編②~帰国後の進路イメージと情報・資格についてです!
【現状+αのキャリアアップか、それとも180度転換のキャリアアップか】
帰国後の仕事については、まずはイメージをしっかりと持つことが大切です。
キャリアアップと一言で言ってもいろいろな方法があり、まずは2つの方法を理解しましょう。
①現状のご職業を活かしてキャリアアップする
⇒例えばわかりやすい例で行くと、「保育士・幼稚園教諭」⇒「インターナショナル幼稚園・スクール」やJ-shineなどを取得して「英会話教室」の教諭など
②180度違う方向でキャリアアップする
⇒例えば、「保育士・看護師・管理栄養士」⇒「一般企業」への転職、「CA(キャビンアテンダント)」⇒「一般企業」への転職など
まずはこの方向性をある程度イメージする必要があります。
どちらがやりやすいかというと当たり前ですが①の現在の経験を活かしてキャリアアップする方が圧倒的に可能性が高いです。
しかし、実際には②の180度違うキャリアアップも全然可能で、過去に福岡オフィスのお客様で
国内線CA⇒外資系証券会社
保育士⇒ホテルベンチャー
理学療法士⇒外資系の投資会社
に華麗なる(?)転身を遂げた方もいらっしゃいます。
【では、そのための目標設定はどのように行うのか】
前回のブログでも紹介しましたが、いわゆる「英語を使って」する仕事にも様々なレベルがあり
「日常的に使わないといけないもの」
「メールなどのやり取りでのみ使うもの」
「一部接客等だけで使うもの」など多岐に渡ります。
まずはご自身の中でどのくらいのレベルで英語を使いたいのかのイメージをすることが大事です。
ちなみに私たちがお仕事をさせていただいている留学・ワーホリのお仕事もメールなどで英語でやり取りをすることもありますので、「英語を使う仕事」になります。
しかし通常の仕事はもちろんですが、日本人同士のスタッフで働いていますのでベースは日本語になります。
同僚が外国人、例えば外資系の航空会社(例えばカタール航空、エミレーツ航空など)であれば日常的に同僚との会話も英語で、お客様への接客も英語になると思います。ほぼ完全な英語環境です。
この「どの程度英語を使いたいか」のイメージを持ちましょう。
【どのような資格が必要か】
上記である程度の目標が決まれば、TOEIC/ケンブリッジ検定/IELTSなどから目標とする資格が決まってきます。
注意点としては1つでTOEICが日本でしか使えない資格である、ということです。
TOEICは基本的にWriting/Speakingなどの「アウトプット」のスキルが問われませんので、海外では評価対象にはなりません。
ただし、日系企業を受ける際はTOEICは重要になりますので、渡航前に1度受けて、帰国後に「何点取りたいな」くらいの目標は作っておいていいと思います。
ですので、もししっかりと外資系などまで狙っていきたいとなると自動的に「ケンブリッジ英語検定」や「IELTS」が目標になります。
ケンブリッジ英検はFCEレベル、IELTSは6.0点程度が履歴書に記入し英語力として評価がされるレベルです。
まずはどの程度の英語力を身に着けたいかご自身でじっくり考えていきましょう。
【終わりに】
渡航前の目標設定に関して2記事にわたって御伝えさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
まずは渡航先もそうですが、帰国後のイメージをしていただいて、どのような人生設計の中で今回渡航をするのか、英語力を今後活かしたくないのか、活かさなくてもいいのか、などそれぞれの価値観、人生観の中で決めていただければと思っています。
セミナーの中でも御伝えさせていただいておりますが留学・ワーホリは旅行と違って楽しくないことも、つらいこともたくさんあります。
そんな挫折しそうな環境の中で大切になってくるのが「目標」です。
選択的夫婦別姓の議論で活躍されているサイボウズの青野社長が著書などで「人間は理想に向かって行動する」と言っているのですが、私自身はまさにそうだと思っていて、理想の自分に近づくために留学やワーホリがあるではないか?と思っています。
一生に1回か、多くても2回ほどしかない留学やワーホリの機会ですので、ぜひ渡航前の準備をじっくり時間をかけてされてくださいね:)
福岡 しょうへい
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