コロナウイルスの現状
～France～

コロナウイルスの現状についてお伝えしていますが、
今回はフランスです。

【France】
人口：約6699万人
感染者数：108,847人(4月17日時点)
死者数：約17,920人

■「最も厳格な」外出制限を5月11日まで延長することを決定
マクロン大統領は、社会、経済、政治の各界関係者から幅広い意見を聴取し
それを踏まえて「最も厳格な」外出制限を5月11日まで延長することを決定しました。
外出制限の解除はウイルスの感染拡大ペースを常により一層抑えることを目的に徐々に進められます。

■継続されるルールの適用
〇「感染予防行動」（手洗い、せきエチケットなど）の励行が継続されます
〇慢性疾患がある、またはその他の疾病にかかっているフランス人は、かかりつけ医の診察を受け続けることができます
〇医療機関と高齢者施設は、終末期の患者や入居者に近親者が適切な感染防護をした上で面会できるようにします
〇労働者と事業者の安全は十分に保証されます

■労働者、企業、最も脆弱な立場の人を支援するための経済対策
〇労働者と企業のための保護対策（部分的失業、資金調達）が維持されます
〇危機による長期的な影響を受けた業種（観光、飲食、ホテル、文化、イベントなど）のために特別計画が実施されます。負担金の免除や特別補助が実施されます。
〇子どもがいる低所得世帯と不安定な立場にある学生のために特別補助が実施されます

現在、フランスではロックダウン(都市封鎖)の措置になっており
外出は内務省のサイトからダウンロードできる外出許可証と身分証明書を持ってのみ可能です。
外出許可証には名前、住所、外出の理由、外出時間、自筆のサインなど詳細に書き込む必要があります。
外出が許可されるのは必要最小限の理由で、一日一回のみ。1時間以内、自宅から1km以内までです。

とても不便でストレスも多いロックダウン措置ですが、これ以上医療システムを疲弊させないためには必要なことだと思います。
毎晩20時になると窓を開けて医療従事者に感謝の拍手を贈る、という心温まる運動も続いています。
数日前からはエッフェル塔にも20時になるとライトアップと共に感謝の言葉「MERCI（ありがとう）」の言葉が表示されるようになったそうです。

フランスの詳しい現状はこちらからご確認いただけます。
La France au Japon
(https://jp.ambafrance.org/-rubrique2122-）

日本ワーキングホリデー協会　福岡オフィス