
フランスのワーキングホリデーは、18歳から31歳未満の日本国籍の方が、フランスで最長1年間、観光や就労、語学学習などを体験できる制度です。
1. フランスワーキングホリデーとは?
ビザを取得することで、フランスに最長1年間滞在し、観光、語学学習、そして就労が可能です。
2. 申請資格:あなたにワーホリは当てはまる?
フランスワーキングホリデービザを申請できる条件は以下の通りです。
- 年齢: 申請時点で満18歳以上31歳未満であること(31歳の誕生日の前日まで申請可能)。
- 国籍: 日本国籍を有すること。
- 居住条件: 申請時点で日本国内に居住していること。
- 扶養家族: 子どもを同伴しないこと。
- 渡航目的: フランスを知ることを目的とした渡航であり、就労の意思があること。
- 参加回数: 生涯1回限り。
3. 申請に必要な書類:準備は万全ですか?
フランスワーキングホリデービザの申請には、以下の書類が必要です。
- France-Visasでオンライン登録した長期ビザ申請書(署名済み)
- パスポート原本(発行10年以内・有効期限が申請日から3か月以上)+A4コピー
- パスポート用証明写真
- 申請動機作文(フランス語または英語)
- 滞在計画書・履歴書(CV)
- 残高証明書(本人名義・3,100ユーロ相当以上・申請日から1か月以内に発行)
- ワーキングホリデービザ宣誓書
- 健康診断書(申請日から1か月以内に発行)
- 海外旅行保険加入証明書(入国日から1年間有効・英文または仏文・クレジットカード付帯保険不可)
- 申請書類チェックリスト
- 返信用レターパック(赤)
4. 費用:ワーホリにかかるお金は?
フランスワーキングホリデービザの申請費用は無料です。しかし、渡航には様々な費用がかかります。
- 最低所持金: 3,100ユーロ(円換算は為替で毎日変わるため、申請や送金の当日のレートで計算してください)
5. 申請の流れ:スムーズにビザを取得するために
- France-Visasでオンライン事前登録(「長期ビザ」→「ワーキングホリデー」を選択)。
- 在日フランス大使館 領事部で申請書類を提出(郵送不可・本人申請のみ)。
- ビザの審査(目安: 約1週間。ピークシーズンは4〜5週間かかる場合あり)。
- ビザ発給。
6. フランス到着後の手続き:スムーズなスタートを切るために
- OFII登録: 不要です。ワーキングホリデービザ保有者は、到着後のOFII(フランス移民・統合局)での登録・ビザ認証手続きが免除されます。
- 居住許可: 不要です。カルト・ド・セジュール(在留許可カード)の申請は要らず、ビザのスタンプがそのまま滞在許可として機能します。
- 社会保障: 社会保障番号の申請と、公的社会保障給付の受給はできません。雇用主は給与から社会保険料を天引きしますが、本人は給付を受けられません。
- 医療: 公的健康保険(Assurance Maladie)には加入できません。医療費は自己負担のうえ、入国前に加入した民間の海外旅行保険へ請求します。
就労開始時は雇用主がDPAE(雇用前届出)を行います。
7. フランスでの就労:できること、できないこと
2021年4月以降、フランスワーキングホリデービザ保有者は、就労時間の上限はありません。特定の雇用主や職種の制限もありません。
8. フランスの労働条件:知っておくべきこと
フランスの法定労働時間は週35時間です。36〜43時間目は割増賃金(125%)、43時間超は150%が適用されます。

9. ビザ発給状況:競争率と当選の可能性は?
フランスワーキングホリデービザは、フランス大使館から公式に年間定員が発表されていません。しかし、JAWHMのページやpvtistes.netといった情報源では、おおむね年間1,800人分のクォータが設けられているとされています。2024年の実際の発給数は564枚でした。
希望する年度にビザを取得するためには、早めの申請が重要です。発給数と申請資格を満たす人数を考慮すると、競争率は非常に高いと言えるでしょう。申請を検討している場合は、最新の情報をJAWHMやpvtistes.netで確認し、余裕をもって準備を進めることをおすすめします。
10. 申請はいつ、どこで?
申請は、在日フランス大使館 領事部(東京)でのみ受け付けています。郵送での申請はできず、本人が申請します。受付時間は月曜日から金曜日の9時00分から11時30分で、事前の予約が必要です。受付時間は限られているため、時間に余裕を持って手続きを進めてください。
11. 申請はいつすればいい?
フランスへの入国予定日の3ヶ月前からワーキングホリデービザの申請が可能となります。ただし、在日フランス大使館では、出国予定日の1ヶ月前までの申請を強く推奨しています。申請期間は広く設けられていますが、余裕をもって準備を進めることが重要です。
早めに申請することで、万が一の不備があっても修正する時間的余裕が生まれます。
大使館の推奨はあくまで目安であり、3ヶ月前から1ヶ月前までの間に申請すれば問題ありません。自身の状況に合わせて、最適なタイミングで申請を行いましょう。
12. 仲介業者を利用する際の注意点は?
在日フランス大使館は、ワーキングホリデービザの申請に関して、有料の仲介業者を利用することに対して注意を呼びかけています。大使館は、これらの業者が「有料のサービスを勧めて…ビザ取得の手助けをしようとする」ケースがあることを指摘し、利用にあたっては慎重な判断が必要であるとしています。
ワーキングホリデー制度は、申請者自身が主体的に手続きを進めることを前提としています。そのため、仲介業者がビザ取得を保証するような言動や、高額な費用を請求する場合には、特に注意が必要です。
大使館からの公式な警告を踏まえ、申請者は自身で情報を収集し、必要に応じて大使館の公式サイトや関連機関の情報を参照しながら、手続きを進めることを推奨します。

13. 航空券は必要?
フランスへの渡航にあたり、往復航空券の提示が求められます。往復航空券を持たない場合は、帰国費用に相当する金額を銀行残高証明書に含めて証明する必要があります。具体的には、帰路の航空券を購入できるだけの残高があることを証明する形となります。
残高証明書には、申請日現在の残高が明確に記載されている必要があります。
航空券の有無にかかわらず、フランス入国時に帰国費用を証明できる準備をしておくことが重要です。
14. 滞在期間は延長できますか?
フランスのワーキングホリデービザは、滞在期間の延長ができません。在日フランス大使館の公式情報によれば、滞在期間の延長や滞在資格の変更は認められていません。ワーキングホリデービザは、原則として1年間のみの滞在を許可しているため、計画的に滞在期間を過ごすことが重要です。そのため、帰国日や、他のビザへの切り替えの準備は、余裕をもって行うようにしましょう。
15. 滞在資格の変更は可能ですか?
フランス滞在中は、他の在留資格への変更はできません。この点は、フランスでの滞在計画を立てる上で重要な考慮事項となります。
16. フランス本土以外の地域は対象外ですか?
フランスワーキングホリデープログラムは、フランス本土(欧州領土)のみを対象としています。グアドループ、マルティニーク、レユニオン、フランス領ギアナ、マイヨットといった海外県や海外領土は、このプログラムの適用範囲外となります。
17. よくある質問(FAQ)
Q. フランスワーキングホリデーの年齢制限は?
A. 申請時点で満18歳以上31歳未満である必要があります(31歳の誕生日の前日まで申請可能)。
Q. 最低所持金はいくら必要ですか?
A. 本人名義口座の残高証明で3,100ユーロ相当以上が必要です。
Q. フランスワーキングホリデーで就労は可能ですか?
A. 2021年4月以降、就労時間の上限はなく、雇用主や職種の制限もありません。
Q. ワーキングホリデービザの申請費用はいくらですか?
A. ビザ申請費用は無料です。
条件や金額は改定されることがあるため、申請前に必ず在日フランス大使館の公式情報で最新の内容を確認してください。


