
ワーキングホリデーや留学生活、ついに帰国の日が近づいてきました。楽しみな反面、荷物のことで頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。この記事では、荷物を日本へ送る方法から、出発前の準備、帰国後の就職活動まで、留学生が後悔しないための情報をまとめました。
荷物を送る方法:EMS、国際小包、超過手荷物料金の比較
留学生活で増えた荷物を日本へ送る方法は大きく分けて、国際郵便(EMS、国際小包)、航空会社の超過手荷物、船便の3つがあります。それぞれの特徴と料金を比較し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。単に料金だけでなく、荷物の種類、緊急度、そしてご自身の体力なども考慮することが重要です。
1. EMS(国際スピード郵便)
- 特徴: 最も早く荷物を送れる手段です。通関手続きも比較的スムーズに進み、追跡サービスも充実しているため、安心して荷物を送ることができます。
- 料金: 第3地帯(オーストラリア等オセアニア)の料金は、5kgで13,000円、10kgで23,500円、20kgで44,500円です(2026年8月1日時点)。最大重量は30kgまでです。EMSの料金は重量だけでなく、サイズによっても変動します。長さの最大辺は1.5m以内、長さ+横周(長さ以外の外周)合計3m以内という制限がありますので、梱包前に必ず確認しましょう。
- メリット: 発送から到着までが早く、追跡サービスも充実しています。急ぎの荷物や、貴重品を送る場合に適しています。
- デメリット: 料金が比較的高めです。また、EMSは航空便を利用するため、航空状況によっては遅延が発生する可能性もあります。
2. 国際小包(船便・航空便)
- 特徴: 船便と航空便があり、料金と日数で異なります。船便は時間がかかりますが、料金は安く抑えられます。航空便はEMSと料金が変わらない場合がありますが、EMSよりも時間がかかることがあります。
- 料金: 第3地帯の船便は、5kgで4,900円、10kgで7,900円、20kgで11,900円です。航空便は5kgで12,450円、10kgで23,200円、20kgで39,200円です(2026年8月1日時点)。国際小包の最大重量は原則30kgですが、宛先国によって制限が異なる場合があります。
- メリット: EMSよりも安価に荷物を送れます。特に船便は、大量の荷物を送る場合に有効です。
- デメリット: 船便は時間がかかります。航空便はEMSと料金が変わらない場合があります。また、国際小包はEMSに比べて通関手続きに時間がかかることがあります。
3. 航空会社の超過手荷物
- 特徴: 航空機で荷物を送る方法です。航空券を購入した航空会社で手続きを行います。
- 料金: JALのエコノミークラスの場合、無料手荷物許容量は1個あたり23kgまでです。路線によって個数が異なる場合があるので、事前に確認が必要です。超過1個あたり20,000円(路線により約200米ドル)です。重量超過は23〜32kgで10,000円、32〜45kgで60,000円です(2026年8月1日時点)。
- メリット: 荷物を預け入れ、直接日本へ送られるため、手間が省けます。
- デメリット: 航空券代金に加えて超過料金が発生するため、高額になる場合があります。また、航空会社によって超過料金の設定が異なるため、事前に確認が必要です。
| 発送方法 | 5kg | 10kg | 20kg | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| EMS | 13,000円 | 23,500円 | 44,500円 | 最速、追跡あり、サイズ制限あり |
| 国際小包(船便) | 4,900円 | 7,900円 | 11,900円 | 最安、時間がかかる、宛先国による重量制限あり |
| 国際小包(航空便) | 12,450円 | 23,200円 | 39,200円 | EMSより安い場合あり、通関手続きに時間がかかる可能性あり |
| 超過手荷物 | – | – | – | 航空券代金+超過料金。重量・個数制限あり、航空会社によって料金設定が異なる |
帰国前の荷物整理:送るか、売るか、捨てるか
荷物の量が多く、送る方法に迷う場合は、以下の点を考慮して整理しましょう。
- 重いもの、かさばるもの: 家電製品、家具、自転車などは国際送料が高額になるため、現地のフリマアプリ(Facebook Marketplace等)で売却するか、他の留学生に譲る、または寄付を検討しましょう。これらの物品は、現地で処分する方が経済的な場合が多いです。
- 安価なもの: 教材、服などは、処分することも視野に入れましょう。これらの物品は、送料と手間を考えると、処分した方が合理的かもしれません。
- 思い出の品: 思い出の品は、厳重に梱包してEMSで送るのがおすすめです。壊れやすいものは、緩衝材を多めに使用し、しっかりと保護しましょう。
- 食品: オーストラリア宛の郵便物については、2026年1月29日より加工食品・飲料を含む食品の受託が停止されていますので、荷物に食品を入れないように注意してください。
出発前チェックリスト:スムーズな帰国に向けて
帰国前に確認すべき事項をリストアップしました。
- 退去手続き: 退去の1か月以上前に家主・不動産業者に連絡し、入居時と同じ状態に戻しましょう。壁の傷や家具の破損など、自分で直せるものは事前に修理しておくと、ボンド(敷金)の返還がスムーズに進みます。
- 荷物の発送: 荷物の発送手続きを済ませましょう。船便の場合は、早めに発送することをおすすめします。
- お土産の準備: お土産の最終チェックとパッキングを確認しましょう。スーツケースに入りきらない場合は、現地で段ボールや追加バッグを購入しましょう。
- 航空券の確認: 航空券の日時、空港、ターミナルを確認しましょう。オンラインチェックインが可能かどうか確認し、事前に手続きしておくと、空港での手続きがスムーズになります。
- パスポート、ビザ: パスポート、ビザの有効期限を確認しましょう。
- 海外保険: 海外保険の有効期限を確認し、帰国日までに保険が適用されるようにしましょう。
- 銀行口座: 海外の銀行口座の解約手続きを行いましょう。
- 携帯電話: 携帯電話の解約手続きまたは海外ローミングの設定を行いましょう。
帰国後の就職活動:留学経験を最大限に活かす
留学経験は、就職活動において大きなアピールポイントになります。しかし、単に「英語が話せます」と言うだけでは、採用担当者の心に響きません。
- 語学力は手段: 語学力は、留学で得た経験を語るための手段です。現地での具体的なエピソードを交え、どのように課題を解決し、成長したのかをアピールしましょう。例えば、「現地のボランティア活動で、文化の違いを乗り越えてチームをまとめ、イベントを成功に導いた」といった具体的なエピソードは、採用担当者に好印象を与えます。
- TOEICの活用: TOEICなどの英語資格は、客観的な英語力の証明になります。履歴書にTOEICのスコアを記載し、面接で具体的なエピソードと合わせてアピールしましょう。多くの企業でTOEIC600点以上が望ましいとされています。700点以上で多くの企業の就活で有利になり、外資系・グローバル企業では800点以上が望ましいとされています。
- 成長と行動: 留学経験を通じて得た成長、自ら課題設定し行動した具体的なエピソードを、仕事でどう活かせるかをセットで語りましょう。例えば、「留学中に経験した異文化コミュニケーションの難しさを乗り越え、多様な価値観を持つ人々と協力する能力を身につけた。この経験を活かして、グローバルチームで活躍したい」といったアピールは、採用担当者に響くでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. オーストラリアへの郵便は現在どうなっていますか?
A. SAL便のオーストラリア宛の引き受けは2026年3月時点で全面停止しています。また、加工食品・飲料を含む食品も2026年1月29日より受託停止となっています。荷物に食品を入れないように注意してください。
Q. EMSと国際小包の航空便、どちらが安いですか?
A. 料金は荷物の重量や宛先によって異なりますが、一般的に国際小包の航空便の方が安くなる場合があります。ただし、EMSの方が早く到着します。
Q. 帰国後の就職活動で、留学経験をどのようにアピールすれば良いですか?
A. 留学経験は、語学力だけでなく、異文化理解力、問題解決能力、コミュニケーション能力など、様々なスキルを身につける良い機会です。これらのスキルを具体的なエピソードと合わせてアピールしましょう。留学中に直面した課題、それをどのように解決したのか、そしてそこから何を学んだのかを具体的に説明することが重要です。
Q. JALの超過手荷物料金は、路線によって異なりますか?
A. はい、JALの超過手荷物料金は路線によって異なります。エコノミークラスの場合、追加1個あたり約200米ドルです(2026年8月1日時点)。
Q. 荷物を送る際に、どのような梱包をすれば良いですか?
A. 荷物を送る際は、破損を防ぐために、適切な梱包材を使用しましょう。割れやすいものは、緩衝材でしっかりと保護し、箱の中に隙間がないように詰めることが重要です。また、箱の表面には、宛先、差出人の住所、氏名、電話番号を明確に記載しましょう。
Q. 船便を利用する場合、どれくらいの時間がかかりますか?
A. 船便は、一般的に1~3ヶ月程度かかります。ただし、宛先国や時期によって、変動する場合があります。余裕を持って発送することをおすすめします。
留学生活の思い出を大切に、スムーズな帰国と充実した就職活動を実現できるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。


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