
日曜の夜、気づいたらテレビの前に座っています。
TBS日曜劇場『VIVANT』の第2シーズンが、2026年7月26日から放送されています。しかし、9月13日で前半が終了。これから2週間の長い長い「VIVANTロス」が始まりました。
(引用:TBS公式 YouTubooチャンネルより)
シーズン1のときもそうだったのですが、観終わったあとに必ずやってしまうことがあります。スマホで「バルカ共和国」と検索してしまうんです。
砂漠、市場のざわめき、石造りの街並み。あまりに生活の匂いがするので、「こんな国、本当にあったっけ?」と毎回わからなくなります。
というわけで、バルカ共和国とゴルバド共和国は実在するのか、あの景色はどこで撮られたのか、そして私たちが実際に行けるのかを調べてみました。後半戦を楽しみに待ちながら「ここ行ってみたいな」と思った方の役に立てば嬉しいです。
《目次》
①バルカ共和国は実在するのか? 答え:実在しません
②新しく出てきた「ゴルバド共和国」はどこなのか?
③じゃあ、私たちは実際に行けるのか?
① バルカ共和国は実在するのか?
答え:実在しません
先に結論です。バルカ共和国は実在しません。(残念!!)『VIVANT』のために作られた架空の国家です。
ただ、「架空だけど適当に作られた国」ではないところが、この作品のすごいところだと思っています。通貨も、言葉も、街の空気も作り込まれていて、実在する国を下敷きにしたからこそのリアリティがあります。
シーズン1のバルカ共和国は「モンゴル」でした。

シーズン1で描かれたバルカ共和国は、モンゴルで撮影されています。約2か月半にわたる大規模な海外ロケでした。
主なロケ地はこちらです。
アド砂漠 … モンゴル南部のホンゴル砂丘。乃木たちが砂漠をさまよう、あの場面です。
首都クーダン … ウランバートル市内。スフバートル広場や国立ドラマ劇場が使われています
街のシーンで何度も映る大通りは、ウランバートルのメインストリートチンギス大通りです。
「バルカ共和国のモデルはどこか」は公式には明言されていませんが、モンゴルを中心とした中央アジアの空気が下敷きになっている、と考えて間違いなさそうです。
第2シーズンでは、撮影地そのものが変わりました。ここが今回いちばん驚いたところです。
バルカ共和国のシーンも含めて、海外ロケの舞台がモンゴルから「アゼルバイジャン」に移っています。
つまり「同じバルカ共和国なのに、撮っている場所が違う」という状態です。シーズン1から観ている方が「なんだか景色の質感が変わった気がする」と感じていたとしたら、それは気のせいではありません。
② 新しく出てきた「ゴルバド共和国」はどこなのか?
第2シーズンから登場した、もうひとつの架空国家がゴルバド共和国です。こちらももちろん実在しません。
作中(第14話)では、ゴルバド共和国についてこう説明されていました。

「アゼルバイジャンの隣国であり、かつてはシルクロードの通過国。いまは中国の一帯一路構想に協力している国」
架空の国なのに、実在する国名と実在する構想の間に置いている。この「ぎりぎり実在しそうな場所に架空の国を差し込む」やり方が、VIVANTらしいなと思います。
ロケ地はアゼルバイジャン。国内8か所で撮影されました。ゴルバド共和国として映し出される石造りの街並みや山岳地帯にも、アゼルバイジャンの風景が使われています。
撮影は2025年8月から約2か月、アゼルバイジャン国内8か所で行われました。堺雅人さんをはじめとするキャストの方々も、その間ずっと現地に滞在されていたそうです。
確認できているロケ地を挙げます。
イチェリ・シェヘル(首都バクーの旧市街/世界遺産)… 石畳と城壁の、あの重厚な街並み。
シルヴァン・シャー宮殿(15世紀)… バクー旧市街の中にあります。
シェキのキャラバンサライ(隊商宿)… シルクロードの面影が残る古都です。
フレイムタワー(バクー)… 炎の形をした3棟のビル。夜景のシーンで映ります。
バクー大通り … カスピ海沿いの海沿いエリアです。
ちなみに国内ロケもかなりの規模で、埼玉県行田市(2026年5月にエキストラ4,000人規模の撮影)や、島根県の奥出雲・出雲・松江でも撮られています。タイのバンコクも使われていて、乃木が滞在するホテルの外観などに登場します。
「あの絶景はCGなんじゃないか」と思っていたのですが、ほとんど現地に行って撮っていたと知って、正直びっくりしました。
③ じゃあ、私たちは実際に行けるのか?
ここからが本題かもしれません。行けます。アゼルバイジャンは、いまビザなしで行けます。(大事なこと)

2026年9月現在、日本国旅券をお持ちの方は、アゼルバイジャンへのビザが免除されています。
実施期間:2026年7月1日〜2027年7月1日
入国回数:期間中3回まで
滞在期間:1回の入国につき30日以内
30日を超えて滞在する場合や、4回目以降の入国をする場合は査証が必要になります。観光目的であれば、バクーのヘイダル・アリエフ国際空港で査証を申請・取得できます。(一次有効・有効期限30日・顔写真不要・無料)。
なお15日以上滞在する場合は、ビザの要否にかかわらず入国後に滞在登録の申請が必要です。ここだけ見落とさないようにしてください。
⚠️ ビザの条件は変わります。上記は2026年9月時点で外務省が公開している内容です。
渡航前に必ず外務省の海外安全ホームページと駐日アゼルバイジャン大使館で最新の情報をご確認ください。
ロケ地を巡る公式ツアーも出ています。
「個人で手配するのは不安だけど、あの街並みは見てみたい」という方には、そちらのほうが早いかもしれません。
ただし、ワーホリでは行けません。
ここは正直にお伝えします。
私たち日本ワーキング・ホリデー協会は、ワーキングホリデーで渡航される方をサポートしている団体です。アゼルバイジャンも、シーズン1の舞台だったモンゴルも、日本とワーキングホリデーの協定を結んでいません。悔しい!
つまり「VIVANTを観て感動したので、あの国で1年暮らしながら働きたい」は、残念ながら制度としてできません。
観光として訪れることはできますが、働くことはできない、ということになります。
「じゃあ、どこなら行けるの?」
ワーキングホリデーは、日本と協定を結んでいる国とのあいだでだけ使える制度です。
オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、フランス、ドイツ、韓国、台湾——といった国々が対象になっています。
「どの国に行けるのか」「その国はどんな国なのか」は、ワーホリで行ける国の一覧にまとめています。
VIVANTを観て「知らない国の景色っていいな」と思った方には、正直かなり相性がいい制度だと思っています。
1年間、観光ではなく生活者としてその国にいられる制度なので、ドラマで観た「街の生活の匂い」の中に、自分が入っていくことになります。
まとめ

・バルカ共和国もゴルバド共和国も実在しません。どちらも『VIVANT』の架空の国です。
・シーズン1のバルカ共和国はモンゴル(ホンゴル砂丘・ウランバートル)で撮影されました。
・第2シーズンからは舞台がアゼルバイジャンに移っています。(バクー旧市街・シェキ城など8か所)
・アゼルバイジャンは2027年7月1日までビザなしで行けます。
・ただしワーホリの協定国ではないので、働くことはできません。
次に観るときは、「あ、これイチェリ・シェヘルの城壁だ」と思いながら観てみてください。
景色の見え方がちょっと変わって、それはそれで楽しいです^^


