こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
国際免許があれば、海外で車を運転して旅行をする事が出来ます。しかし、国際免許を持っているから運転出来ると思った方、現地の交通ルールについてくわしく知っていますか?国によっては、日本の道路とは進行方向が逆だったり、信号機の見方などが違います。
ここでは、海外の交通ルールについてご紹介します!
■イギリスの信号機は順番が違う?!
イギリスの交通事情は、日本と同じ左側通行ですが、信号機が点灯する順番が違います。イギリスの信号機は縦型しかありません。そして、日本の信号は、青色→黄色→赤色の順番に変わりますが、イギリスの信号は、赤色→黄色→青色→黄色→赤色の順番です。黄色のみの点灯は青色になる前なので、ブレーキから足を離して、発信の準備をして下さいという意味です。また、信号機の赤色と黄色が同時に点灯する際に車を発進させると交通違反になってしまうので、必ずブレーキから足をはなさないように気をつけましょう!
他に注意する点は、信号機が変わるタイミングは日本と違い、決められたタイミングで変わりません。信号機の上部にセンサーがついており、どちらかの道路で車が止まると、止まっている車を優先して信号が変わる為です。信号無視を監視するカメラも設置されているので、注意して下さいね。
ちなみにイギリスの運転免許証の有効期間は10年間です。日本と違って長いですね。
■オーストラリアは右から来る車に要注意!
オーストラリアの交通事情は、日本と同じ左側通行です。気をつける点は、ラウンド・アバウトと呼ばれる信号機のないロータリー式交差点です。ラウンド・アバウトのルールとして、自分から見て右側から来る車を必ず優先しなくてはいけない事です。まず、ラウンド・アバウトに入る場合、徐行もしくは一時停止をします。右側から車が来なければそのまま侵入しても進行しても大丈夫ですが、車が来た際は、道を優先しなくてはなりません。間違えて侵入してしまうと事故につながるので、必ず徐行・一時停止をしましょう。ちなみにイギリスも同じ様にラウンド・アバウトがあります。
そして、夜間はカンガルーに注意しなくてはなりません。カンガルーは夜行性動物なので夜に移動を行います。オーストラリアは野生のカンガルーが多く生息しているので、道路を横断したり、車のライトなどをめがけて近づいてきます。夜間の運転を避けるのも一つの手かもしれませんね。
ちなみに運転免許証の有効期間や取得方法は州ごとに違います。ワーキングホリデー当時、私はシドニーで仕事の関係上、NSW州の運転免許証を取得しました。期限は1・3・5年の中から選ぶ事ができ、1年間を選択しました。取得する為に最低条件として6カ月以上NSW州に滞在しなくてはならなかったので6カ月と1日たった日に免許センターへ申請しに行った事を覚えています。
■ドイツの高速道路は速度無制限?!
ドイツの交通事情は、日本とは違い、右側通行です。そして、車は左ハンドル、すべての座席でシートベルトの着用が義務付けられています。特徴としてアウト・バーンという高速道路があります。日本とは違い、料金がかからないので、どこまでも無料で行く事ができます。また、制限速度は130キロが推奨となっていますが、特に速度の制限は設けられていません。早い車ですと200キロ近くで走行する車もいます。追い越しを行う際は、日本とは違い、右からではなく、左から追い越します。もし右から追い越してしまうと交通違反になってしまうので気をつけてください。ちなみに一般道路は制限速度50キロとなっています。また、1分以上のアイドリングは禁止されているので、踏切で電車などを待つ際も必ずエンジンを止めています。イギリスやオーストラリアと同じく、右側から来る車を優先しなくてはなりませんが、黄色いひし形の標識がある所では、自分がいる車線が優先となるので、注意しましょう。
ちなみに運転免許証の有効期間は無期限でしたが、現在は15年と定められています。
いかがだったでしょうか。少しでも海外の交通事情について知ってもらえれば幸いです。
運転免許証の取得方法に関しては、取得方法が変わっている事もあるので、必ず現地で取得方法を確認しましょう!
現地の免許証を持つメリットは、身分証明証の代わりになるので、パブやクラブに行く際にパスポートを携帯しなくてもいい事です。パスポートは無くしたくないですからね。また、原則として日本の免許から海外の免許に切り替えた際に日本の免許証は使えなくなります。もし現地の運転免許証に切り替えた際は、日本に帰ってきたら、確認のために免許センターに行って運転免許証の書き換えを行いましょう!
もし現地の運転免許証を取得しない場合は、近くの教習所に行き、必ず国際免許証を取得しましょう。
それでは!
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