こんにちは。
イギリスから、Brexitの記事を定期的に書いています。
前回はトランプ大統領のスキャンダルについて書き、今回はBrexitについて書こう – と思ったのですが、とても大きなニュースが出たので今回もBrexitからは離れた記事について書いていきます。
それはインドでの同性愛の合法化です。
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Campaigners celebrate as India decriminalises homosexuality [The Guardian]
インドでは法律によって、同性愛は禁止、犯罪として見られていました。
これは160年前にできた法律によって定められたもので、インド国内では実に24年前から複数のLGBTの団体によってこの法律の改正が求められていました。
そして今週の木曜日、インドでの同性愛の合法化が正式に認められます。
ビデオの中では、この法案改定を提示した人のコメントが入っています。
“There was very little hope”
「(この改定を申し出た時)望みはほとんどなかった」
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同性愛の合法化の改定を受け、インドでは国中でこの決定を祝うセレブレーションが行われました。
デリにある高級ホテルでは、ロビーでスタッフによるダンスが行われます。
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記事の中では、世界中の現時点での同性愛の法律による認められ方が、国ごとに色別で分けられています。
“There’s so much work to be done, but it’s a great first step. We’re not criminal in our own country”
「これからもすべきことが、たくさんある。でも、これはとても偉大な一歩。私たちは、自国の中で犯罪者ではなくなった。」
インドでは人口の約8%: 実に一億人以上の人たちがLGBTに該当すると考えられており、これは世界の中でも有数の数字です。
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“The is the end of the beginning.”
「これは始まりの終わり」
法律で罰せられることが無くなった次のステップは社会的イメージを変えること。
マイノリティと考えられていることを改め、自分たちが他の何も違わない同じ人間であることを認められるために、これからもたくさんやることがあると記事の中では書かれています。
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ロンドンに住んでいるおかげで、同性愛の人たちを見る機会がとても多いです。
街に出ると同性愛のカップルを見ない日はほとんどありません。
日本に住んでいるときはあまり感じられませんでしたが、「世界ではここまで認められているんだな」とこの一年で大きく感じさせられました。
同性愛の人たちがストレートの人たちと同じように、関係を持つことが自然で、後ろめたさを感じる機会がどんどん少なくなっていく –
これからもこの広がりは大きくなっていくんだろうと考えさせられます。
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ポッドキャストを更新しました。
日本では劇団四季でパーカッションを叩いていたパーカッショニストに、ロンドンでのアーティスト活動について聞いています。
特に、海外で音楽活動を考えている人に聞いてほしいです。
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