
ドイツのワーキングホリデー・ビザは、日独両国の合意にもとづく制度で、日本国籍の人が使えます。18歳以上で、申請の時点で31歳に達していない人(つまり30歳まで)が対象で、滞在は3か月以上1年以内(最長365日)です。申請は、東京の大使館か大阪・神戸の総領事館で、本人が出向いて行います。生活費の証明は、1年滞在する場合は最低 €2,000、片道の航空券で渡航する場合は €4,000 です。ビザの手数料は、ナショナルビザ(長期滞在)の €75(大人)です。
この記事は、条件・費用・申請の流れ・働くときのルールを、ドイツ外務省(在日ドイツ大使館)の公式ページと、ドイツ連邦労働社会省(BMAS)の公表にそって整理します。2026年10月時点の情報で、改定される場合があります。金額は、ユーロ(€)が基準です。
ドイツのワーホリ(ワーキングホリデー・ビザ)とは?
日本とドイツのワーキングホリデーは、両国の合意(政府間の取決め)にもとづく制度で、日本の若者がドイツの文化や日々の暮らしに触れる機会を提供するためのものです(1999年の協定)。ドイツのワーキングホリデーの対象国には、日本のほか、アルゼンチン・オーストラリア・チリ・イスラエル・ニュージーランド・ウルグアイが明記されています(ドイツ外務省)。
ドイツのワーホリビザの条件【早見表】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の国籍 | 日本国籍(日独の合意にもとづく制度) |
| 年齢 | 18歳以上で、申請時に31歳に達していないこと(満30歳まで) |
| 滞在期間 | 3か月以上1年以内、最長365日 |
| 申請の時期 | 出発の2週間前までに申請。出発の3か月以上前には受け付けられません |
| 申請の場所 | 在日ドイツ大使館(東京)、在大阪・神戸ドイツ総領事館。本人が出向き、1回限りです |
| 生活費の証明 | 1年滞在する場合は最低 €2,000。片道の航空券で渡航する場合は €4,000 |
| 手数料 | ナショナルビザ(長期滞在)の大人 €75、18歳以下 €37.5 |
| 保険 | 全滞在期間に有効な旅行者用の医療保険と、旅行賠償責任保険が必要 |
| 就労 | Au Pair(住み込みで家事・育児を手伝う仕事)以外の職場で働ける。入国・滞在の第一の目的は、ドイツで休暇を過ごすこと |
| 同行 | 親族(子どもなど)は同行できません |
何歳まで申請できる?
条件は、18歳以上で、申請の時点で31歳に達していないことです。実質的には満30歳までです。年齢は、入国した日ではなく、申請の時点で見られます。申請したあとに31歳になる場合の扱いは、公式ページには書かれていません。迷ったら、申請の前に大使館へ確認してください。
費用(ユーロ)
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| ビザ手数料(ナショナルビザ・大人) | €75 | 18歳以下は €37.5。ワーホリビザだけが無料・免除になるという記載は、大使館の公式ページにはありません |
| 返送料(レターパックプラス) | ¥600 | 大使館の公式ページに載っている額です |
| 生活費の証明 | €2,000(片道の航空券なら €4,000) | 費用ではなく、支払い能力を示す残高の証明です |
参考として、1ユーロ=約180円(2026年9月25日ごろの市場のレート水準)で換算すると、€2,000は約36万円、€4,000は約72万円、€75は約1.35万円です。為替は変わるため、当日のレートで確認してください。
なお、生活費の証明の額は、申請する場所で基準が異なります。この記事に書いている €2,000(片道の航空券なら €4,000)は、日本から申請する場合の額です。
保険料は、保険会社や補償の内容で変わり、公的な固定額はありません。
申請の流れ
- 申請できる時期を確認します。 出発の2週間前までに申請します。出発の3か月以上前には、受け付けられません。
- 必要書類をそろえます(下の表・11点)。
- 大使館(東京)または総領事館(大阪・神戸)に、本人が出向いて申請します。 本人の出頭が必要で、1回限りです。
手数料(ナショナルビザの €75)と、返送料(レターパックプラスの ¥600)は、上の費用の表のとおりです。
必要書類(11点)
| 書類 | 補足 |
|---|---|
| VIDEX 長期ビザ申請書 | オンラインで作成します |
| 誓約書 | |
| 確認書 | |
| パスポート | 原本とコピー |
| 往復航空券の予約証明書 | |
| 写真 | 35×45mm |
| 履歴書 | |
| 志望動機書 | |
| 医療保険の証明 | 歯科治療にも適用され、女性は妊娠時にも適用される保険であることの証明 |
| 賠償責任保険の証明 | 旅行賠償責任保険 |
| 生活費の支払い能力の証明 | 残高証明など(1年滞在で最低 €2,000) |
申請から発給までの標準の処理日数は、公式ページには書かれていません。

保険
ビザの申請には、ドイツでの全滞在期間に有効な旅行者用の医療保険が必要です。歯科治療にも適用され、女性は妊娠時にも適用される保険であることの証明が求められます。これに加えて、旅行賠償責任保険の証明も必要です。
ドイツで働ける?
- Au Pair(住み込みで家事・育児を手伝う仕事)以外の、さまざまな職場で働けます。 入国と滞在の第一の目的は、ドイツで休暇を過ごすことです。
- 日本ワーキングホリデー協会の案内では、全期間にわたって同じ雇用主のもとで働くことができます。
- 法定の最低賃金は、2026年1月1日から時給 €13.90 です(ドイツ連邦労働社会省・BMAS)。

「同じ職場は6か月まで」という決まりはある?
一部の留学エージェント系の記事に、「2025年1月から、1つの職場で働けるのは6か月まで」という記述があります。ただし、ドイツ外務省(在日ドイツ大使館)の公式ページには、この記載がありません。日本ワーキングホリデー協会の案内は、全期間にわたって同じ雇用主のもとで働けると明記しています。実際の運用は変わる可能性があるため、働き方に関わる最新の情報は、大使館に直接確認してください。
条件を確認しておきたい人
- 30歳を過ぎている人:申請の時点で31歳に達していると、申請できません。
- 家族と一緒に行きたい人:親族(子どもなど)は同行できません。
- 片道の航空券で渡航したい人:生活費の証明が、往復の場合の2倍の €4,000 になります。
よくある質問(FAQ)
Q. ドイツのワーホリは何歳まで?
A. 18歳以上で、申請の時点で31歳に達していないことが条件です(満30歳まで)。年齢は、申請の時点で見られます。
Q. ドイツのワーホリのビザ代はいくら?
A. ナショナルビザ(長期滞在)の手数料で、大人 €75(18歳以下は €37.5)です。ほかに、返送料としてレターパックプラス ¥600 がかかります。
Q. ドイツのワーホリに必要な貯金は?
A. 1年滞在する場合は最低 €2,000、片道の航空券で渡航する場合は €4,000 の生活費の証明が必要です(日本から申請する場合の基準)。
Q. ドイツのワーホリで、保険は必要?
A. 必要です。全滞在期間に有効な旅行者用の医療保険(歯科治療・妊娠時にも適用)と、旅行賠償責任保険の証明が求められます。
Q. ドイツのワーホリは、いつ申請する?
A. 出発の2週間前までに申請します。ただし、出発の3か月以上前には受け付けられません。
Q. ドイツのワーホリでは、どんな仕事ができる?
A. Au Pair 以外のさまざまな職場で働けます。最低賃金は、2026年1月1日から時給 €13.90 です。
Q. ドイツのワーホリは、延長できる?
A. ワーホリビザの滞在は、最長365日です。延長や2回目の取得については、大使館の公式ページに書かれていないため、申請の前に大使館へ確認してください。
最新の情報は、在日ドイツ大使館の公式ページ(https://japan.diplo.de/ja-ja/service/wh-957786)と、手数料のページ(https://japan.diplo.de/ja-ja/service/gebuehren-2734456)で確認できます。
料金・為替・最低賃金は改定されることがあるため、申請前に必ず公式で確認してください。


