
ワーキングホリデーは、日本国籍の人なら、ほとんどの国で申請時に18歳以上30歳以下が条件です。年齢は出発日や入国日ではなく申請した日で判定されるので、31歳の誕生日の前日までに申請すれば、渡航中に31歳になっても問題ありません。
例外は4つです。原則25歳までの韓国(やむを得ない事情があれば30歳まで)、25歳までのシンガポール(Work Holiday Programme)、年齢を入国後の滞在許可の申請時に判定するハンガリー、招待状をもらった日で判定するカナダです。
この記事では、34の国・地域の年齢の上限と、年齢が判定されるタイミングを、各国の政府・大使館の公式情報(2026年9月〜10月に確認)にそって整理します。
結論:何歳まで行ける?
| 年齢の上限 | 当てはまる国・地域 |
|---|---|
| 30歳まで(申請時に判定) | オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランド・台湾・ドイツ・フランス・スペイン・イタリア・オランダ・デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・アイスランド・マルタ・ポーランド・ポルトガル・チェコ・オーストリア・スロバキア・リトアニア・ラトビア・エストニア・ルクセンブルク・アルゼンチン・チリ・ウルグアイ・香港・イスラエル |
| 30歳まで(判定のタイミングが違う) | カナダ(招待状をもらった日)・ハンガリー(入国後の一時滞在許可証の申請時) |
| 原則25歳まで | 韓国(やむを得ない事情があれば30歳まで・理由書が必要)・シンガポール(Work Holiday Programme) |
下限は、多くの国で18歳以上です。
年齢はいつの時点で判定される?
多くの国で、年齢はビザ(査証)を申請した日で判定され、入国日では判定されません。そのため、申請の時点で30歳以下であれば、ビザが下りてから渡航するまでの間や、ワーホリの期間中に31歳になっても、資格は失われません。
国ごとの言い方は少しずつ違います。フランスは「申請時に満18歳以上31歳未満」で、31歳の誕生日の前日まで申請できます。ドイツは「申請時に31歳に達していないこと」、デンマークとノルウェーは「申請時に31歳になっていないこと」と書かれています。チェコの在日大使館も「31歳の誕生日の前日まで申請可」と明記しています。オーストラリアも、31歳の誕生日の前日までに申請します。誕生日を1日でも過ぎて申請すると、却下されることがあります。
ただし、判定のタイミングが違う国があります。
- カナダ:年齢の判定は、招待状(Invitation to Apply)を受け取った日です。誕生日より前に招待されれば、年齢の審査は通ったとみなされ、その後の審査中に誕生日を迎えても資格は変わりません。
- ハンガリー:査証の申請の段階では判定されません。日本で査証を取ったあと、ハンガリーに入国してから一時滞在許可証を申請する(または査証から書き換える)段階で、18歳以上30歳以下である必要があります。
- イギリス:上限の30歳は申請時で判定されます(ビザが始まる時に31歳を超えていても問題ありません)。下限の18歳は、ビザが始まる時で判定されます。
国・地域別の年齢制限一覧
| 国・地域 | 年齢 | 判定のタイミング | 補足 |
|---|---|---|---|
| オーストラリア | 18〜30歳 | 申請時 | 日本国籍の上限は30歳です(上限が35歳に引き上げられているのは、英国など一部の国の国籍の人) |
| カナダ | 18〜30歳 | 招待状(ITA)を受け取った日 | 誕生日の前に招待されれば、審査中に誕生日を迎えても資格は維持 |
| ニュージーランド | 18〜30歳 | 申請時 | |
| イギリス | 18〜30歳 | 申請時(下限はビザ開始時) | 日本国籍は抽選が不要(2024年1月31日から) |
| アイルランド | 18〜30歳 | 申請時 | |
| 韓国 | 原則18〜25歳 | 査証の申請時 | やむを得ない事情が認められれば30歳まで(理由書が必要・領事館の判断) |
| 台湾 | 18〜30歳 | 申請時 | |
| ドイツ | 18〜30歳 | 申請時 | 公式の表現は「申請時に31歳に達していないこと」 |
| フランス | 18〜30歳 | 申請時 | 「31歳未満」と案内され、31歳の誕生日の前日まで申請できる |
| スペイン | 18〜30歳 | 査証申請時 | |
| イタリア | 18〜30歳 | 申請時 | |
| オランダ | 18〜30歳 | 申請時 | 公式(IND)に入国時の年齢条件の記載は見当たらない |
| デンマーク | 18〜30歳 | 申請の提出時 | 移民局の表現は「申請提出時に31歳になっていない」 |
| ノルウェー | 18〜30歳 | 申請時 | 当局の表現は「申請時に31歳になっていない」 |
| スウェーデン | 18〜30歳 | 申請時 | |
| フィンランド | 18〜30歳 | 在留許可の申請時 | |
| アイスランド | 18〜30歳 | 申請書の提出時 | |
| マルタ | 18〜30歳 | 査証申請時 | 31歳の誕生日を迎えるまでに申請を完了する |
| ポーランド | 18〜30歳 | 査証申請の提出日 | |
| ポルトガル | 18〜30歳 | 申請日 | |
| チェコ | 18〜30歳 | 申請時 | 在日大使館は「31歳の誕生日の前日まで申請可」と明記 |
| オーストリア | 18〜30歳 | 申請時 | 31歳の誕生日より前に査証を申請していれば、誕生日以降の滞在も可 |
| ハンガリー | 18〜30歳 | 入国後の一時滞在許可証の申請時 | 査証の申請時には判定されない。日本国籍の年間枠は2025年は200人 |
| スロバキア | 18〜30歳 | 査証の申請時 | |
| リトアニア | 18〜30歳 | 申請時 | |
| ラトビア | 18〜30歳 | 申請時 | |
| エストニア | 18〜30歳 | 申請時 | 発給後の入国時やワーホリの期間中に31歳を迎えても可 |
| ルクセンブルク | 18〜30歳 | 申請時 | 渡航は、申請と同じ年内で、申請から6か月以内 |
| アルゼンチン | 18〜30歳 | 査証申請時(来館手続日) | |
| チリ | 18〜30歳 | 申請時 | |
| ウルグアイ | 18〜30歳 | 査証申請時 | |
| 香港 | 18〜30歳 | 申請時 | 申請時に30歳以下なら、入国時に31歳でも可 |
| イスラエル | 18〜30歳 | 査証申請時 | |
| シンガポール | 18〜25歳 | 申請時 | 日本人が対象なのは Work Holiday Programme |

「35歳まで行ける」は本当?
「ワーホリは35歳まで行ける」と書かれた資料がありますが、それは国籍によって上限が違うためです。たとえば、オーストラリアのワーキングホリデーは、英国・キプロス・フィンランド・ドイツ・韓国の国籍の人は上限が35歳に引き上げられています(英国は2023年7月1日から、ほかは2026年7月1日から)。イギリスのYMSビザも、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・韓国の国籍の人は35歳までです。
日本国籍の人の上限は、これらの国でも30歳のままです。35歳と書かれた資料を見つけたら、それが「どこの国籍の人」の話かを確かめてください。

31歳が近い人が気をつけること
- 誕生日の前日までに「申請を終える」:多くの国で、判定されるのは申請した日です。書類を揃える時間(残高証明・保険・健康診断など)を逆算して、早めに動いてください。
- 国によって「申請日」の意味が違う:カナダは招待状をもらった日、ハンガリーは入国後の許可証の申請時が基準です。
- 韓国は25歳が原則:26歳以上で申請する場合は、理由書が必要で、認めるかどうかは領事館の判断です。何が「やむを得ない事情」に当たるかは、公式に示されていません。
よくある質問(FAQ)
Q. ワーホリは何歳まで行ける?
A. 日本国籍の人は、ほとんどの国で申請時に30歳以下(18歳以上)です。韓国とシンガポールは原則25歳までです。
Q. 31歳の誕生日の前日に申請すれば間に合う?
A. 多くの国で間に合います(例=フランス・チェコ・オーストラリア)。ただし、カナダは招待状をもらった日、ハンガリーは入国後の許可証の申請時が基準です。
Q. 渡航中に31歳になっても大丈夫?
A. 申請時に30歳以下であれば、多くの国で問題ありません(例=エストニア・香港・イタリア)。ハンガリーは、入国後の許可証の申請時に30歳以下である必要があります。
Q. 年齢の上限がいちばん低い国は?
A. 韓国(原則25歳)とシンガポール(25歳)です。
Q. 韓国は30歳まで行ける?
A. やむを得ない事情が認められた場合に限り、30歳まで申請できます。理由書が必要で、判断は領事館の裁量です。
Q. 下限の年齢は?
A. 多くの国で18歳以上です。イギリスは、ビザが始まる時に18歳以上である必要があります。
最新の情報は、各国の大使館や政府の公式ページで確認してください。
制度は改定されることがあるため、申請前に必ず公式で確認してください。


