こんにちは。
日本ワーキング・ホリデー協会のNoriです。
2017年6月27日に、日本がチェコ共和国とワーキングホリデー査証に関する日本国政府とチェコ共和国政府との間の協定の署名式を行いました。
情報元:日・チェコ首脳会談
チェコと言われてまず思いつく都市は、首都プラハです。プラハは第一次・第二次世界大戦の戦火をまぬがれ、歴史的建造物が多く、歴史地区と呼ばれる地域は世界遺産にも登録されています。
プラハがとても有名なのでどうしても最初に名前が上がってしまいますが、実はプラハ以外にも魅力的な都市がチェコには多い事をご存知ですか。
今回は、プラハ以外のおすすめ都市についてご紹介します。
最初にご紹介するのは、チェスキー・クルムロフです。
プラハから南に向かって車で3時間ほどにある都市です。世界で最も美しい都市やおとぎの国などと言われており、都市自体は小さいですが、歴史的文化財がある場所として有名です。街全体にルネッサンス様式の建物が多く残っており、中でもクルムロフ城は、この都市で一番大きな建造物であり、お城の中にはバロック様式の劇場があります。また、20世紀を代表する有名な画家エゴン・シーレになじみのある都市としても有名であり、エゴン・シーレ・アートセンターもあります。
毎年6月に、当時この都市を統治していたロジェンベルク家の家紋にちなんだ、「五弁のバラの祭典」と呼ばれるフェスティバルが行われています。通りや広場には騎士の馬上槍試合の戦いの音が鳴り、伝統工芸市の喧騒、料理でもてなす声などが飛び交い、中世音楽が響きます。フェスティバルの見せ場は、伝統衣装に身を包んだ人々が盛大に行進する所です。是非参加してみたいですね。
ちなみにクルムロフは「川の湾曲部の湿地帯」って意味です。
次にご紹介するのはクトナー・ホラです。
プラハから東に車で1時間半ほどの場所にあります。昔は銀の採掘事業が行われ、発展した都市です。400年もの間銀鉱山が操業しており、銀山が廃坑になった後は、鉛や亜鉛などを採掘していました。一時期は貨幣鋳造所などもありましたが、現在はありません。今では、冶金・繊維・食品工業、たばこ工場などが営まれています。
街は坑道を多く作られていたため、他の都市とは違い、街全体が不規則な町並みで広がっています。プラハと同じく、歴史地区があり、都市の中心には、キリスト教徒の聖人であり鉱夫の守護聖人でもあった、聖バルバラにちなんだ聖バルバラ教会があります。また、クトナー・ホラにはセドレツ納骨堂があり、約4万人が納骨されています。その中の約1万人が礼拝堂の装飾として使用されているヨーロッパでも珍しい場所です。怖いもの見たさではありますが、本物の人骨で作られた装飾を一度みてみたいですね。
最後にご紹介するのは、ブルノです。
プラハから南東に車で約3時間ほどの場所にあるチェコで2番目に栄えている都市です。チェコ共和国の憲法裁判所、最高裁判所、最高検察庁など政府の重要な司法機関も設置されています。元々はドイツ系住民が多く、ドイツ語が話されていましたが、第二次世界大戦後にドイツ系住民が国外追放をされ、現在はチェコ人しかいません。また、チェコとスロバキアが分離独立の調印式を行った都市としても有名です。
ブルノはプラハのように観光客が大挙して押し寄せることもなく、チェコの日常をたっぷり満喫できる都市です。アール ヌーヴォー様式・アンピール様式・ネオクラシカル様式などの建造物が立ち並んでいます。ちなみに街のシンボルはドラゴンと車輪のオブジェであり、旧市庁舎に展示されていますが、実際はドラゴンではなくワニが飾られています。当時の人がワニを知らなかったため、ドラゴンと言った事が始まりらしいです。本当かどうか確かめに行かなくてはいけませんね。
ブルノから北に1時間ほど車に乗れば、世界的に有名なモラヴィア・カルスト洞窟群に行くこともできます。5つの鍾乳洞からできているモラヴィア・カルスト洞窟群は河も流れており、ボートツアーもあるので、普段とは違った神秘的な時間を過ごせるのではないでしょうか。一度ボートに乗ってみたいですね。
いかがだったでしょうか。チェコのプラハ以外の都市にも興味を持っていただければ幸いです。
それでは!
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