Tributes paid to three graffiti artists killed by train in south London [The Guardian]
月曜日の朝、南ロンドンのLoughbrough Junction stationの近くの線路上で、三人の青少年が貨物列車に轢かれ、亡くなりました。
亡くなったのは23歳のJack, Harrisonと19歳のAlberto。
三人はグラフィティアーティストであり、現場の側には、”kbag”, “lover”, “tyer”というそれぞれの最後のアートが描かれています。
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ネット上では、三人に向けて数々のtribute(追悼)の言葉が交わされ、ukfrontlineというイギリスのグラフィティアーティストのオンラインフォーラムでは、彼らの追悼のページが開かれています。
それぞれの両親や友人が、彼らに向けて”beautiful artist”や、”left a deep hole” / 「(彼の死が)深い穴を残した」という感傷的な言葉を残しています。
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そんな中、Brian Cookeというイギリス保守党の一人が「彼らはアーティストなんかではなく、common scumであり犯罪者だ」という発言をしました。
Common scumは、日本語で言うと「クズ」という言葉になるのでしょうか。
「事故直後にあまりにも不適切だ」と物議を醸しています。
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恐らく、現在世界一有名なグラフィティアーティストはBanksyだと思います。
彼はイギリス出身とされていて、ロンドンにも、彼の作品がいくつかあります。
僕が今まで見た彼の作品は、どれもきちんとガードがされていて、厳重に保管されていました。
グラフィティアートが”アート”と市民権を得ると同時に、それを反対する人が出るのも当然であり、また、危険と隣り合わせであることを再認識する事件になりました。
先述したネットの追悼の言葉にはRIP(Rest in peace)をもじり、”Rest in paint”という言葉が並んでいます。
( 文 : 杉 浩毅 )
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BGM : Akinori Kitazume / Whatever springs from weakness
初め、今回はWorld cupのことを書こうと思ったのですが、サッカーのことが全く分からない僕にはハードルが高く、諦めました。
街中では所々に関連のものを見つけ、盛り上がりを実感します。
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