私が個人的に感じたり発見したりした幼稚園での日本とオーストラリアの違いについて少しずつ書いていきたいと思います。
第一弾は、「良い子」の基準について!ここでは話の聞き方についてお伝えしたいと思います。
日本では「きちんと体操座りをしておしゃべりせず静かに先生の話を聞ける」と周りの大人に褒められますよね。
でも、オーストラリアで日本のように静かに黙って話を聞いているだけでは誰も褒めてくれません。
高校や大学と同じように、幼稚園でも先生は子どもたちにどんどん質問をしたり問いかけたりして話を進めていきます。
そんな時に自分の意見を次々に言える子のほうが、「しっかりと話を聞いている子」になるのです。
ちなみに、オーストラリアでの正しい座り方は「Cross Leg」。
つまり日本のあぐらです(笑)
私も最初は朝の会や帰りの集まりの時にこの光景を見て驚きましたが、これも文化の違い。日本の「良い・悪い」の常識は世界では全く意味のないものになることを改めて感じました。
私が働いていたインターナショナル幼稚園は8割の子が両親の国籍が異なる子たちでした。(つまりハーフの子です)長期休暇になると、日本や中国・韓国など、親の実家に帰国して、そこの幼稚園で短期入園する子などもいました。
そんな時、「あぐらをかいて怒られていないかな・・・。おしゃべりが多いって注意されていないかな・・・」と心配になっていたのを覚えています。
日本は文化の面で世界的に見るとまだまだ孤立した社会。
今後のグローバル社会に向けて、様々な文化的背景を持った子どもたちの気持ちに共感し、寄り添い、適切に対応できる保育者が絶対的に必要になってくると思います。
これから、英語を使って子どもに関する仕事に就きたいと考えている方は、そのような人材となって、日本のグローバル化にぜひぜひ貢献してください~‼‼
福岡オフィス SAKI