トロントは12月にも関わらず、雪が全く積もっていません。いや、今現在まだ雪が降るにはまだ暖かすぎる気温です。なんと、14日までの予報では毎日10°近く、もしくは10°を超える見込みがあります。まだ、秋にいる気分です。。。
さて、もうすぐクリスマスですね!あと、2週間少しです!トロントにあるショッピングモール等ではもうクリスマス一色です。先日はクリスマスのパレードがありました。クリスマスについてのブログはもう少々お待ちくださいませ。
皆さんはクリスマスについてはもともと、キリスト教の祝日で、カナダもれっきとしたキリスト教文化の国で、盛大に祝う事をご存知かと思いますが、もう一つ、欧米社会で重要な宗教的なイベントがあります。
それが、ユダヤ教のハヌカです。ユダヤ人はじゃあクリスマスを祝わないの?という事ですが、その通りです。よって、日本と違い、こちらではMerry Christmasとは言わずに、Happy Holidaysというのも理由の一つです。
さて、肝心のハヌカとは何か?ハヌカというのは調べてみたところ、昔のイスラエルがギリシャ軍に占領されていたとき、ユダヤ教が弾圧されていたという事でした。やがて、ユダヤ人が神殿を取り戻した時、汚されていない油壷を一つだけ見つけたという事です。
その油壷に入っていた油は、一日ももたない量しかなかったのにも関わらず、点してみると8日間も燃え続けたとのこと。この奇跡を記念して、祭日としてハヌカがお祝いされるようになりました。そのため、ハヌカは別名「光の祭り」とも呼ばれているという事です。ユダヤ歴のハヌカを祝う間の8日間は毎日メノーラと呼ばれる燭台に乗せたろうそくに経過した数の日のろうそくに火を点けます。
日本人には馴染みの無い宗教行事ですが、こちらでは重要行事の一つという事です。
ハヌカになると、トロント市役所の広場にもこのメノラを建てます。トロントの郊外にはユダヤ人が多く住む、ソーンヒルという名前のコミュニティがあり、こちらでは、イベントが週末にハヌカを祝うイベントがあるという事です。
みなさんも今後、カナダやアメリカにハヌカの時期にいらっしゃるという事であれば、ぜひイベント等のご体験ができたらと思います。
今回、記事が長くなりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
以上、Kazukiでした。