こんにちは。
ILSC-AUSTRALIA 田村杏奴です。
わたしは、日本で大学を卒業してからずっとこの業界で働いているのですが、
この十数年を通して最も嬉しいと感じる事のひとつはやっぱり「卒業生の活躍」です。
日本出張の際に、そんな卒業生たちに会うのが私のシュミなのですが、
実は先月の日本出張では、卒業生のひとりが勤務するホテルに滞在していました。
彼とは4~5年くらいになるお付き合いですが、
はじめて会った頃は頭をキンパツに染めた、いわゆる”チャラい”感じの大学生でしたが
今では立派なバイリンガルのコンシェルジュとして活躍していて、
頼もしい立派な姿をみることが出来ました。
ちなみに。
こちらが留学中。シドニーのコンビニでアルバイトをしていました。
そしてこれが、最近の彼。
顔つきも違いますね!
わたしはとっても嬉しくて、この憧れの職業について、
今回も根掘り葉掘り教えてもらいました。
コンシェルジュとして必要なスキルは、コミュニケーション力。
お客さんの要望を理解する力と、それに応える力。まずこれがとっても大事なんだそうです。
確かに、日本ではサービスを受ける立場で何かリクエストがあっても、
何が、どう不満で、どうしてほしいのか、第一リクエストが通らないなら、このようなアレンジは出来ないか。
ということを自分の腹が立つ前に説明し交渉する人は非常に少ないですね。
そうなると、たしかに小さなサインを察知したり、
要望を汲み取るのはサービス業として大事な仕事ですね。
そして、情報量も凄く大事なのだそうです。
周辺知識や、電車、文化、その他幅広い知識が必要とされるので、
常にアンテナを高くしていることが大事なのだそう。
それから、笑顔。
どんなことがあっても笑顔を絶やさずにいることは思ったより容易なことではないですが、
常に見られている存在なので確かにこれも大切そうですね。
そして、オーストラリアで暮らした1年で今の仕事の生かせているスキルは何かと聞いたところ
英語力
度胸
自信
即答でした。(かっこいいですね!)
ホテルマンという仕事上、かなり高い英語力、それもビジネスレベルで、
かつ、温かみのある言い回しが出来ることが必須なのは想像がつきますが、
「度胸」や「自信」は、落ち着いて的確な対応をするのには確かに、不可欠なスキルですね。
さいごに。。。
仕事に対する想いを聞いてみました。
「コンシェルジュはホテルの顔なので、ゆっくり休んでもらえるように
旅行や出張などでお越しのお客様全員に思い出作りの手伝いをしたいと思っているそうです。
フロントの印象はとても大事だと思うから。」
ですって。
文字にしてしまうと、まるで「正解の答え」を書いたように見えますが、
確かに彼の働く姿をみていると、ピュアさと言うか、本当にそう思って働いているんだなと。
そう感じることが出来ました。
それでは、今日はこの辺で。
ごきげんよう。