
「どの国が自分に合っているのか」「発給枠が厳しいのはどこか」「長期で滞在できる国はどれか」――そんな国選びの悩みに、データだけで応えます。本記事では 外務省 令和 8 年 4 月 1 日現在の最新公式情報(32 か国・地域) をもとに、年齢制限・滞在期間・発給枠・申請方式・複数回参加可否までを一枚の比較表に整理しました。
結論:日本のワーキングホリデー協定国は 2026 年 6 月現在 32 か国・地域
外務省が令和 8 年 4 月 1 日現在で公表している協定国・地域は 32。2026 年に新たにマルタが加わり、32 番目となりました。
注意:アメリカ合衆国は協定国ではありません。 「ワーホリでアメリカへ」というルートは現時点で存在しません(後述の FAQ で再掲)。
全 32 か国・地域 完全比較表
| 国名 / 地域 | 年齢 | 滞在期間 | 年間発給枠 | 申請方式 | 複数回参加 |
|---|---|---|---|---|---|
| オーストラリア | 18-30 | 最長 3 年(セカンド/サード可) | 制限なし | 通年・オンライン | 不可 |
| ニュージーランド | 18-30 | 1 年(条件で 1 年 3 か月) | 制限なし | 通年・オンライン | 不可 |
| カナダ | 18-30 | 1 年×最大 2 回 | 6,500 人 | 抽選 | 可(生涯 2 回) |
| 韓国 | 18-30 | 1 年 | 10,000 人 | 先着 | 可(2025/10〜) |
| 台湾 | 18-30 | 360 日 | 10,000 人 | 先着 | 可(2026/2〜) |
| 香港 | 18-30 | 1 年 | 1,500 人 | 先着 | 不可 |
| フランス | 18-29 | 1 年 | 1,500 人 | 先着 | 不可 |
| ドイツ | 18-30 | 1 年 | 制限なし | 先着・通年 | 不可 |
| イギリス(YMS) | 18-30 | 2 年 | 6,000 人 | 抽選 | 不可 |
| アイルランド | 18-30 | 1 年 | 800 人(年 2 回) | 抽選 | 不可 |
| デンマーク | 18-30 | 1 年 | 制限なし | 先着・通年 | 不可 |
| ノルウェー | 18-30 | 1 年 | 制限なし | 先着 | 不可 |
| スウェーデン | 18-30 | 1 年 | 制限なし | オンライン・通年 | 不可 |
| フィンランド | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
| アイスランド | 18-26 | 1 年 | 30 人 | 先着 | 不可 |
| オランダ | 18-30 | 1 年 | 200 人 | 先着 | 不可 |
| オーストリア | 18-30 | 1 年 | 200 人 | 先着 | 不可 |
| ルクセンブルク | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
| ポーランド | 18-30 | 1 年 | 500 人 | 先着 | 不可 |
| チェコ | 18-30 | 1 年 | 400 人 | 先着 | 不可 |
| スロバキア | 18-30 | 1 年 | 400 人 | 先着 | 可(2025/1〜) |
| ハンガリー | 18-30 | 1 年 | 200 人 | 先着 | 不可 |
| リトアニア | 18-30 | 1 年 | 100 人 | 先着 | 不可 |
| ラトビア | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
| エストニア | 18-30 | 1 年 | 制限なし | 先着 | 不可 |
| スペイン | 18-30 | 1 年 | 500 人 | 先着 | 不可 |
| ポルトガル | 18-30 | 1 年 | 制限なし | 先着 | 不可 |
| イタリア | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
| マルタ | 18-30 | 1 年 | 100 人 | 先着 | 不可 |
| アルゼンチン | 18-30 | 1 年 | 200 人 | 先着 | 不可 |
| チリ | 18-30 | 1 年(最大 2 年) | 200 人 | 先着 | 不可 |
| ウルグアイ | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
| イスラエル | 18-30 | 1 年 | 明記なし | 先着 | 不可 |
出典:外務省 ワーキング・ホリデー制度、日本ワーキングホリデー協会
比較表の読み方と注記
- 年齢:基本は 18-30 歳。アイスランドは 18-26 歳、フランスは 18-29 歳が上限です。
- 滞在期間:オーストラリアはセカンド/サードビザで最長 3 年、イギリスは YMS で 2 年、カナダは 1 年×2 回(2024/12 改訂で生涯 2 回参加可)が特例的に長い。
- 発給枠:ドイツ・ノルウェー・ポルトガル・スウェーデン・エストニア・デンマークが制限なし。アイスランド(30 人)、マルタ(100 人)など小規模国は要注意。
- 申請方式:抽選制(カナダ、イギリス、アイルランド)、先着制(多数)、通年制(豪・NZ・スウェーデン等)に大別されます。
- 複数回参加:現状で生涯 2 回参加可能なのは カナダ・スロバキア・韓国・台湾の 4 か国・地域。
地域別に見る:英語圏・欧州・アジア・南米・中東
英語圏(豪・NZ・加・英・愛)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| オーストラリア | セカンド/サードビザで最長 3 年、無制限・通年 |
| ニュージーランド | 条件付きで 1 年 3 か月まで延長可(2024/12 改訂) |
| カナダ | 抽選 6,500 人・生涯 2 回参加可(2024/12 改訂) |
| イギリス | YMS で 2 年滞在可、抽選 6,000 人枠(2024 年拡大) |
| アイルランド | 年 2 回抽選・各回 400 人前後で計 800 人枠 |
西欧・南欧(仏・独・西・伊・葡・蘭・オーストリア・ルクセンブルク・マルタ)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| フランス | 年齢上限 29 歳、年間 1,500 人 |
| ドイツ | 発給枠制限なし、ベルリンは英語のみで仕事可の例も |
| スペイン | 年間 500 人 |
| ポルトガル | 発給枠制限なし |
| イタリア | 2025 年に協定締結、先着制 |
| オランダ | 年間 200 人、同一雇用主での通年勤務に制限あり |
| マルタ | 2026 年加入の最新協定国・地域、年間 100 人 |
北欧(丁・諾・瑞・芬・氷)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| デンマーク | 通年・先着、発給枠制限なし |
| ノルウェー | 先着、発給枠制限なし |
| スウェーデン | オンライン・通年、発給枠制限なし |
| アイスランド | 年齢上限 26 歳・年間 30 人で最難関クラス |
中東欧(波・捷・斯・匈・愛沙・拉脱・立陶宛)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| ポーランド | 年間 500 人 |
| チェコ | 年間 400 人 |
| スロバキア | 年間 400 人、生涯 2 回参加可(2025/1〜) |
| ハンガリー | 年間 200 人 |
| エストニア | 発給枠制限なし |
アジア(韓・台・香港)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| 韓国 | 年間 10,000 人、生涯 2 回参加可(2025/10〜) |
| 台湾 | 年間 10,000 人、生涯 2 回参加可(2026/2〜) |
| 香港 | 年間 1,500 人 |
南米(亜・智・烏)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| アルゼンチン | 年間 200 人 |
| チリ | 基本 1 年+延長 1 年で最大 2 年 |
| ウルグアイ | 発給枠明記なし |
中東(イスラエル)
| 国名 | 特徴 |
|---|---|
| イスラエル | 2025 年協定締結、先着・発給枠明記なし |
申請方式マトリクス:抽選 / 先着 / 通年 の見分け方
| 申請方式 | 代表国 | 戦い方 |
|---|---|---|
| 抽選 | カナダ、イギリス、アイルランド | 年スケジュール固定、落選リスクあり。エントリー期間を逃さない |
| 先着 | フランス、香港、ハンガリー、スペイン、ポーランド、オランダ、台湾、韓国 ほか | 枠到達で締切。受付開始日に書類を完備して即申請 |
| 通年・枠なし | オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガル、デンマーク、エストニア | 要件さえ満たせば年中申請可。準備が整い次第進めて OK |
抽選国に絞ると落選時に時間をロスするため、抽選国 1 つ+通年・枠なし国 1 つ の併願戦略が現実的です。

目的別おすすめの国 早見表
| 目的 | 推奨国 | 補足 |
|---|---|---|
| 英語を伸ばしたい | オーストラリア/ニュージーランド/カナダ/イギリス/アイルランド | 英語ネイティブ環境 |
| 発給確実性 | ドイツ/ノルウェー/ポルトガル/スウェーデン/デンマーク | 発給枠制限なし |
| 長期滞在 | オーストラリア(最長 3 年)/イギリス(2 年)/カナダ(生涯 2 回) | 延長・複数回参加が可能 |
| 時差が小さい | 韓国(UTC+9)/台湾・香港(UTC+8) | 日本と 0〜1 時間差 |
| 物価が安め | 台湾/韓国/中東欧諸国/南米諸国 | 生活費を抑えやすい |
| 文化・芸術 | フランス/イタリア/スペイン/ポルトガル | 欧州文化に没入したい層に |
2024-2026 年の制度改訂タイムライン
| 日付 | 改訂国 | 内容 |
|---|---|---|
| 2024 年 12 月 | ニュージーランド、カナダ、イギリス、デンマーク、オーストリア | 制度改訂。カナダは生涯 2 回参加可、NZ は条件付き 3 か月延長 |
| 2025 年 1 月 | ドイツ、アイルランド、スロバキア | 制度改訂。スロバキアは生涯 2 回参加可 |
| 2025 年 10 月 | 韓国 | 生涯 2 回参加可に |
| 2026 年 2 月 | 台湾 | 生涯 2 回参加可に |
| 2026 年 | マルタ | 新規加入、32 番目の協定国・地域に |

国選びで失敗しない 4 つの軸
- ビザ取得難易度:抽選制(加・英・愛)は落選リスクあり。先着制は受付タイミング勝負。通年・枠なし国は最も確実。
- できること(滞在・就学・就労期間):滞在期間の長さ、同一雇用主での就労期間、就学可能期間が国ごとに異なる。
- 費用(物価・最低賃金・航空券):英語圏・北欧は物価高め、中東欧・南米・アジアは安め。最低賃金は豪・英・愛・独などが高水準。
- 生活環境(治安・時差・言語):アジア圏は時差ほぼゼロ、英語圏は英語のみで生活可能、欧州大陸国は現地語がほぼ必須(ベルリンなど例外あり)。
よくある質問(FAQ)
Q1. アメリカはワーキングホリデー協定国ですか?
いいえ、日本とアメリカ合衆国はワーキングホリデー協定を締結していません。アメリカ滞在は別ビザ(J-1 など)の検討が必要です。
Q2. 2 回行ける国はどこですか?
カナダ、スロバキア、韓国、台湾の 4 か国・地域で、生涯 2 回まで参加可能です。それぞれ 2024 年 12 月〜2026 年 2 月の改訂で順次解禁されました。
Q3. 30 歳を過ぎても行けますか?
多くの国で 31 歳の誕生日前日まで申請可能です。申請が受理されていれば、渡航時に 31 歳になっていても問題ない国がほとんど。ただしアイスランド(26 歳)、フランス(29 歳)は上限が低いので注意。
Q4. 発給枠が最も大きい国は?
韓国・台湾の 各 10,000 人 が最大。次いでカナダ 6,500 人、イギリス 6,000 人と続きます。発給枠制限なしの国(独・諾・葡・瑞 ほか)は実質的に最も取得確実性が高いと言えます。
Q5. 最も取得難易度が高い国は?
アイスランド(年齢 18-26 歳・年間 30 人) が最も狭き門。次いでマルタ(100 人)、リトアニア(100 人)、アイルランド(抽選 800 人)などが厳しい部類です。
まとめ:協定国選びのポイントと次のステップ
- 2026 年 6 月現在、協定国・地域は 32。最新はマルタ(2026 年加入)。
- 申請方式は 抽選/先着/通年 の 3 つに分かれ、戦い方が変わる。
- 生涯 2 回参加できるのは カナダ・スロバキア・韓国・台湾 の 4 か国・地域のみ。
具体的な検討に進むなら、まずは外務省の公式ページで最新値を確認したうえで、目的に合った 2〜3 か国に絞り込みましょう。
関連記事
公式情報
- 外務省「ワーキング・ホリデー制度」 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html
- 日本ワーキング・ホリデー協会 https://www.jawhm.or.jp/country/


