ワーキングホリデ―協会が独自に行ったアンケート調査によると、ワーキングホリデーをしたいと考えている人達の中で、渡航の目的が「語学上達のため」と答えた人は全体の約73%にもなりました。
その国の言葉に囲まれた環境で生活することで、語学力を身につける。たしかに理にかなっていますが、「語学力を伸ばすだけ」って、なんだかもったいなくないですか?
せっかくだから、ワーキングホリデーで身につけた語学力を使って、「何をしたいか」まで考えてみましょう!
■ 「英語ができる」だけで就職できる時代は終わった!?
一昔前であれば、「英語含む他言語が話せる」だけでそれなりに評価されていたのですが、最近は一般企業でも「英語くらい出来て当たりまえ」「評価されるのはトライリンガルから」という風潮が広がっています。
言語とはあくまでコミュニケーションツールの1つ。大切なのは「それを使って何ができるか」です。もし「他国の言葉が話せれば、就職で有利になるから」という考えでワーキングホリデーしようと考えているなら、少し考えを改める必要があるでしょう。
■ 日本にいても語学力は身につく
それでも「日本にいたら他の国の言葉なんか使わない!使わないから身に付かない!」と言って聞かない人もいます。ほんとうにそうでしょうか?
今の日本には数多くの語学教室があります。来日外国人の数も年々増加しており、彼 / 彼女らと友達になれる場所も多くあります。他言語の教材も多種・多様。YouTubeなどを活用すれば、質の高い言語学習を無料で見ることもできます。日本にいても、その気さえあれば語学力は伸びるのです。
だからこそ、語学習得「だけ」を目標としてしまうと、「日本にいてもできるのに」なんて言われ方をされてしまうかもしれません。
■ 大切なのは「語学習得」ではなく、その先
ワーキングホリデーはあなたの人生において、大きなターニングポイントになるでしょう。だからこそ、出発前にもう一度「ワーキングホリデーの先」について考えてみましょう!
語学を身につけた後に…「どんなことがしたいのか」「どの国で生活したいのか」「どんな仕事に就きたいか」「どんな活躍をしたいのか」。内容は人それぞれですし、具体的なイメージはまだないかもしれません。しかし、「ワーキングホリデーの先」を意識できていれば、ワーキングホリデー中のモチベーション持続だけでなく、語学力が身に付くスピードにも影響します。
ワーキングホリデーに行くこと、語学を習得することはゴールではありません。その事を忘れないでくださいね!