今日は少し社会的な部分にフォーカスして記事を書いていこうと思います。
【ヨーロッパが、今すごい。】
これが、何の写真か分かりますか?
そうです、失業率の%を色分けした地図です。
一番赤いのがギリシャ、その次がなんとスペイン!その次にイタリアと続きます。
イメージが変わりましたか?ヨーロッパは今、史上類を見ないほどの不況です。
賃金が安い東ヨーロッパへ生産の拠点を移したりした結果、ヨーロッパは「産業の空洞化」と呼ばれる現象が起こり失業率が急激に高まっていきました。
【どんな状況なのか】
まずは、日本と海外の就職についてざっくりと考え方を見てみましょう。
日本
・新卒一括採用!
・初心者大歓迎!
・教えるので一緒にキャリアを作ろう!
に対して、海外(特にヨーロッパは)
・中途採用(経験者採用)
・初心者お断り(経験がないとできない)
・特に教えたりしないのでとりあえずやってみせてほしい
このあおりもあり、若者を中心に仕事がない状況といわれています。
スペインでは60%程度、フランス・イギリスでさえも20%越え…
ドイツ以外の国は正直どこも同じような状況です。
【では、何をしているのか?】
今、みなさんは思ったはずなんです。
「あれ、じゃあ、ヨーロッパの若者たちって何してるの?」
確かにそうです、何をしているんでしょう…?
答えはこの国にあります。
オーストラリアには、年間約20万人、セカンドワーキングホリデーを含めると30万人がワーキングホリデービザで滞在しているといわれています。
あくまでもざっくりの統計ですが、オーストラリアにワーホリに来ている人たちは
1位:イギリス人(約5万人)
2位:台湾人(約3万人)
3位:韓国(約2.6万人)
4位:ドイツ人(約2万人)
5位:フランス人(約1.6万人)
となっています。アイルランド人も約1万人ほど来ているといわれています…
日本人は約9,000人です!
これはあくまでもオーストラリアだけの数字で、日本やカナダ、ニュージーランドなど、ワーキングホリデービザで行ける国は多数ありますので、いろいろな国に若者が出て言っているという傾向です。
要約すると
「母国に仕事がないので、海外で働こう!」
となっているのが現状です(あくまでもざっくりな数字です、悪しからず)
【さあ、何が大切になるのか】
さあ、それでは、ヨーロッパに行くには何が大切なのか。
ヨーロッパに行く皆さんは、この失業率とも、文化の違いとも、戦っていかないといけないのです。
まず、心構えとして、下記が大切になります。
- 語学力 (これはどこの国でも当たり前ですが…)
- 予算 (ユーロになりますので非常に物価が高いです…)
- キャリア (日本での実績・仕事経験は必ず活きます)
- 移民難民問題をとらえていく
移民難民問題はまた別ですが、これもヨーロッパ圏の失業率を押し上げている要因だといわれています。
【日本でのキャリアを大切にしよう!】
ヨーロッパで働こうと思ったら、まずは
- 失業率が高いこと
- 新人教育などしないこと
を念頭に、日本で出来る対策を行っていきましょう。
- 海外でやりたいことをしっかり決める
→その目標に向かって、日本でキャリアを積む。なんでもいいです。
- 予算をしっかりためる
→生活費が本当に高いです。しっかり準備しましょう。
- 語学をしっかり勉強する(その国の母国語)
→ヨーロッパは「郷に入っては郷に従え」の感覚が非常に強いです、その国の母国語をしっかり勉強しましょう。
「日本でこれをやってたから、ここでこれができる」
「日本でこれを専門にしていたから、ここでこんな貢献ができる」
語学力さえカバーできれば、あとは日本で積んだキャリアを発揮してお仕事を探していきましょう。
もしヨーロッパに行ってこんなことがしたいなあ~というものがあれば、今のうちにアルバイトでなんでもいいので経験を積んだり、勉強したりしておいてくださいね!(^^)!
しょうへい