テニス好きなら一度は行きたい、グランドスラム、4大大会。
年始1月、真夏の全豪オープン
春は5月の全仏オープン
6月にはイギリスでのウィンブルドン(全英オープン)
そして、真夏のアメリカで、全米オープン。
今日はその魅力と、観戦の豆知識をお教えしちゃいます!
【1月・真夏のメルボルン】全豪オープン
メルボルン・パークで行われる全豪オープン。
大会の走りは1905年に始まった「オーストラリアレージアン」というオーストラリア・ニュージーランドの共同開催の大会です。1988年までは人工芝のグラスコートを使っていました。
1番センターコート「マーガレット・コート・アリーナ」は常に超満員。
時差、気候の関係(真冬の自国で練習していた選手はいきなり夏のオーストラリアで大会である)、なども考慮すると、最も番狂わせが起こりやすい大会だと言われています。
現在最多優勝(タイ記録)は、セルビアのノバク・ジョコビッチ。今年も錦織選手を準々決勝で破り、そのまま優勝しました。
でもオーストラリアに行ったら、必ずこの選手の名前を聞いてみてくださいね。
そう、オーストラリアが生んだ名テニスプレーヤー、「レイトン・ヒューイット」ですね。
皮肉なことに、全豪オープンでの優勝経験はありません(最高成績は準優勝)が、2001年、2002年に世界ランキング一位。
私も中学生の時のYONEX(ヒューイットのメインスポンサー)のカタログは全てヒューイットだったのを鮮明に覚えています。
【5月・春のローラン・ギャロス】全仏オープン
魔のクレーコート、ローラン・ギャロスを舞台に行われるのは全仏オープン。
コートサーフェスも4大大会で一番シビアで、「赤土」を使うことが特徴です。
得意不得意がはっきり分かれるコートで、往年の名プレーヤー、「ピート・サンプラス」「ロジャー・フェデラー」もこのサーフェスでの優勝は一回きり。驚きです。
その中でも特に土のコートで強さを見せつけるのが彼。
そう、スペインが生んだ名サウスポー「ラファエル・ナダル」
過去10年間の全仏のうち、なんと8回を制覇しているナダル。
土のコートの特長は、球が滑らず回転がそのままバウンドに反映されやすく、高い予測能力とフットワークが求められます。
また最もトーナメント前半で番狂わせが起こっているコートでもあります。
加えて4大大会で唯一アナウンスや審判のコールが「フランス語」
フランスの選手と戦う際の、「超アウェイ感」はフランス特有。
強いハートと忍耐力も必要ですね!
【6月・テニス発祥の地】全英オープン
テニス発祥の地、英国はウィンブルドンで行われる「全英オープン」(ウィンブルドン選手権)
歴史も最も古く、第一回大会は1877年。もう140年も前のことです。
古くからの慣習で、この大会では必ず上下「白」のウェアを着ることも有名。
なんでウィンブルドンではみんな「白のユニフォーム?」と思ったことがある人は少なくないはず。
全仏との間隔が3週間とタイトな中、赤土とは全く別の「人工芝のコート」(グラスコート)で行われることも特徴です。
この全英でいうとやはりあの人。「芝の貴公子」
ロジャー・フェデラーですね。
・グランドスラム男子シングルス最多優勝(通算17勝)
・歴代最長世界ランキング1位
・通算獲得歴代最多賞金
数々の記録を塗り替えていて、世界最高のテニスプレーヤーと呼ばれています。
ナダル・ロディック・マレー・ジョコビッチなどとも数々の名勝負を繰り広げてきました。
なんと言っても彼の代名詞は「片手バックハンド」
また全英オープンは「イギリス出身の選手が優勝できない」というジンクスもありました。
マレーが2013年に77年ぶりに優勝しましたが、長くは続かず・・・ウィンブルドン現象と呼ばれています。
【8月・真夏のアメリカ/ニューヨーク!】全米オープン
さあ、一年の締めくくりは全米オープンテニス!
2014年大会では、錦織選手がアジア人初の決勝進出で沸いたあの大会です。
観客動員数と賞金総額はテニスの大会で世界一。
賞金はなんと330万ドル…1アメリカドル120円の概算で約4億円…びっくりです。
錦織のアジア人初の決勝進出や、ナダルのキャリア・グランドスラム(年をまたいで、すべての4大大会を制すること)、フェデラーの5連覇など、様々なドラマが起こるテニスコートとしても有名で、人気は衰えることはありません。
アメリカは数々のプロテニスプレーヤーを輩出していることでも有名ですね。
悪童と呼ばれた「ジョン・マッケンロー」や、前出の「ピート・サンプラス」、「アンディ・ロディック」「アンドレ・アガシ」など、みなさんが聞いたことのある名前ばかりかと思います。
真夏のニューヨークは気温も高く、一年で一番外気温の影響を受けやすい大会でもあり、棄権者の数も他の大会よりも多くなることでも有名です。
【4大大会はどれもおすすめ】
例えばヨーロッパにいる方は、全英か全仏。
カナダ・アメリカにいる方は、全米。
オーストラリア・ニュージーランドにいる方は全豪。
留学・ワーホリ滞在中に観戦できる可能性はかなり高いと思います。
つい先日もオーストラリアに留学中のTatsukiさんも全豪オープンを見に行かれてました!
今年はオリンピックイヤーでもあるため、スポーツは各方面で盛り上がることと思います。
ぜひ海外で本場のスポーツの大会を経験されてみてくださいね〜!!
福岡 しょうへい